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人権の守り手 〜人権擁護法案・閣議決定〜

 カウンターをつけたお陰で私の駄HPへいらっしゃる方がゼロではないと分かり、少し感動しています。まぁ精々一日に一桁、限りなくゼロに近い値では御座いますが。
 兎に角、訪問者の方がいらっしゃらなくとも、Webにタグや記録を残す事で危険な言葉を拡散できるようです。

 例えば“人権擁護法案”を検索してみて下さい。万を遙かに上回る量のデータが溢れています。此は同法案を取り上げたブログ・HP・ツイッター等々、web上に残されている証拠です。
(有名人の名前で検索すると一杯出て来るのと同じ)
 従って、多くの人間がブログなりHPで取り上げれば、其の単語の情報量も増え、注目を引いていく、と。

 今日は其の“人権擁護法案”で新しい動きがあったので、ご報告申し上げます。


人権法案、閣議決定…民主党政権、衆院選で支持基盤の「人権団体」へアピール(2012/09/19)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120919/plc12091911190018-n1.htm
 政府は19日、新たな人権侵害救済機関「人権委員会」を法務省の外局に新設する人権救済機関設置法案(人権救済法案)を閣議決定した。今秋の臨時国会への提出を目指す。ただ、同法案には「人権侵害の定義が曖昧で、拡大解釈により言論統制につながりかねない」との批判が政府・民主党内でも強く、成立の見通しは立っていない。
 藤村修官房長官は閣議後の記者会見で「政府として人権擁護の問題に積極的に取り組む姿勢を示す必要がある。次期国会提出を前提に、法案の内容を確認する閣議決定だ」と述べた。
 閣議決定に際し、慎重派の松原仁国家公安委員長は海外出張のため不在。野田佳彦首相側近も「慎重な閣僚がいないから(閣議決定しても)いいじゃないか」と言明するように、民主党のマニフェスト事項に加え、衆院解散・総選挙をにらみ、支持基盤である人権団体へのアピールを急いだ格好だ。
 新たな機関は、差別や虐待などの解決を目的にうたっており、政府から独立した権限を持つ「三条委員会」として設置。委員長や委員は国会の同意を得て首相が任命する。市町村に置く人権擁護委員には日本国籍の有無について規定がなく、地方参政権が付与されれば外国人でも就任できる
(引用終了)


 と、まぁ“新聞やテレビで全く報道されないまま、閣議決定されてしまいました”と。
 繰り返しますが、“人権擁護法案とは最悪の悪法”です。



 問題点はチラシにある通りですが、改めてまとめると、

人権の定義が曖昧(取り締まる側が任意や裁量に因る所が大きい)
第三社員会の人選が不可解(民主党案では将来的に外国人も任命可能)
強制的な捜査権の行使と周知(疑われるだけで裁判所の礼状無しに踏み込める)

といった感じです。何処の独裁国家でしょうね?
 ちなみに参議院で否決されると予測されていますが、衆議院の三分の二以上の可決があれば参議院の同意無しに可決が可能になっています。

 一応私は、私“も”と言うべきか、法案が施行された瞬間に裁判所に執行停止の訴えを起こすつもりです。
 ただしそんな事をした瞬間に「人権侵害者」として、罰せられるかも知れませんが。まぁ其の時はご報告致しますのでお楽しみに。
(確実にろくな事にはならないでしょうが……まぁ其の時は弾犀改め本名で記事を書こうと思います)


 何年か前に“国旗・国家法案”が成立しました。日の丸を日本国旗と制定し、国家が君が代であると明文化されました。当時の自民党・自由党・公明党の協力で可決、立法化されました。
 まぁ是非は色々あるでしょう。国家・国歌を歌いたくないという方も居るでしょうし、私は“国家へ忠誠を誓う公務員でもない限り”は自由意志だと思いますね。

 ともあれ当時は結構騒がれました。人権団体の方が“人権の墓”(※多分そんな感じ名前だったと思います)と称し、同法案に賛成した国会議員の名前を石碑に彫り、お披露目するというパフォーマンスをされていました。

 其れで?現在の日本は其れを上回る人権侵害が可能となる法案が閣議決定されたのですが、貴方達はどうして何もされないのでしょうか?
 また当時反対へ回った野党(民主・社民・共産等)の方は何故沈黙しているのでしょうか?
 そして「軍靴の音がする」と戦前のような人権弾圧が、あたかも行われるように連日連夜報道されていた新聞やテレビ、自称知識人や人権団体の方々、貴方達は今どうして何もしないのでしょうか?

 ……まぁ、ですね。“日頃から人権人権言っていても、彼らが護ろうとしているのは私達日本人の人権ではない”というだけの話です。そして其れは、というか彼らは報道機関とも密接な関係を保っているかのような印象を受けます。

 例えば人権活動で有名な湯浅誠氏が居ます。彼は自民党の麻生政権の際、同邸宅へデモを起こしました。理由は「26万円の高級スーツを着ている」からだそうです。
(ちなみに違法デモなので逮捕されました)
 そして同氏は年越し派遣村を二年連続で開村し、如何に当時の内閣が無能であったのかを語りました。

 しかし政権交代後、湯浅氏や其のグループは派遣村を開きませんでした。雇用情勢は悪化にしているにも関わらず、です。
 そして湯浅氏は内閣参与に任じられ、12億円の脱税をされた鳩山総理にすら何の行動も起こしませんでした。

 世に蔓延る全てが、とは言いません。しかし其の多く、好くなくとも新聞やテレビで贔屓になっている人権・平和団体は民主党の熱心な支持者だと推測されます。
 根拠は明らかな人権侵害が疑われる方が閣議決定されたのに、彼らが声を挙げる事が無かったからです。
 彼らにとって“人権”とは“政府批判(という自民党)をするための糧”でしかないようですね。違うと仰るのであれば、『国家にとって当然である国旗・国歌の制定ですらあれほど騒いだのに、人権擁護法案に沈黙している理由』を是非教えて頂きたく存じます。
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