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私達は一人ではない 〜マスコミの逆風〜

 時が過ぎるのは早いもので、HPを開設して四ヶ月が経とうしています。未だにHPとブログの違いが分かっていませんが。時々カウンター数を弄りたくなる衝動に駆られます。やっても自己満足以外に意味がないため、しませんが。
 短い間ですが色々な事件が起きました。対外的には尖閣・竹島、対内的には総理の不信任案と日本広告の汚職疑惑。

 私が書く記事では幾つかの事実を元に検証を繰り返してきました。読んで下さった方、一部か多くかは存じませんが、きっとこう思って下さるでしょう。

「マスコミって信用出来ないんじゃないか?」

 仕方がないと思います。というか其の疑問を抱かれるのは必然かと。

『経済に与える影響など無視して良いから脱原発しよう』
『経済に与える影響が大きいから中国・韓国と仲良くしよう』

 此は同じ新聞やテレビの口から発せられた言葉です。狂っている、と感じるのは私だけでしょうか?一事が万事此の調子、結局彼らがなんと言おうとも、最終的には「愚民はマスコミ様の意見を聞け!」なんですよね。

 私はそんな彼らに不信感を抱き、ネットで色々調べに連れてマスコミの酷さに気づきました。私に同意されるのか、否定するのかはさておくとして、私のような“マスコミ不信(または毛嫌いしている)人種”は多いでしょうか?其れとも少ない?
 では取り敢えず此方のブログをご覧下さい。動画をリンクできなかったので。

安倍・麻生街頭演説後にマスコミが包囲され罵声を浴びる「売国奴!!」「朝鮮が来るなバーカ!」(2012/09/21)
http://fxya.blog129.fc2.com/blog-entry-5216.html#more

 自民党総裁選挙で遊説をしている安倍元総理(現総裁)と麻生元総理の動画です。下へ行くと与党側の遊説の動画もあります。
 何が凄いかって野次が飛びまくっているんですね。候補者へ対してではなく、取材中のマスコミへ対してです。

「売国奴」「朝鮮が来るな」「マスコミは帰れ」「捏造すんな」

 等々、男性女性から激しい罵声を浴びせられています。
 動画の流れを簡単に説明しますと、まず遊説の前段階、司会者らしき方が遊説をする方の紹介をし、暫くすると「マスコミ」と野次が飛び始めます。
 おや?と思ってそのまま見ていると、動画が引いて(もっと全体を映し出し)全体が分かります。演説者と一部の市民、そしてまた其れら眺める方が居るのですが、“マスコミは其の間に陣取って撮影しているため、見られない・近寄れない”状態です。
 で、演説者が集まった聴衆と握手を始まるのですが、其の様子を撮るためマスコミが出張って後ろの人間が見られない、と。

 遊説が終わり、政治家が退場すると其の場には取り残されたマスコミの方、及び一般市民の方々。其処から約10分、マスコミが帰るまで、
「嘘吐き」
「帰れ」
「捏造するな」
「くたばれマスコミ」
(実際にはもっと酷く言われています)を連呼されています。最後にはほぼ全員で「ゴミ!ゴミ!ゴミ!」と。

 是非一度ご覧下さい。野次を飛ばしていた方が全て“仕込み”であり可能性は否定しませんが、もしそうであるならば自民党は相当組織力の強く、全年齢層のサクラを数百人規模で動員出来る事になります。
(そして逆に与党側の遊説では民主党が何故かしなかった、という矛盾)


 正直に申し上げますと、私は初め恐怖を覚えました。下手をすれば暴動にすら発展しかねない雰囲気です。
(※生憎私は其の場にいませんでしたが、もしもそうなった場合、被害者側が死刑囚であっても止めに入ります。日本は法治国家であり、暴力で物事を解決してはいけません)
 しかし動画を見終わった後、『其の怒りはどうしてマスコミへ向けられているのだろうか?』とも思いました。

 つまり『仮に集まった人間が仕込みやサクラ、動員だったとして遊説者を持て囃す事はあれど、マスコミへ対して野次を飛ばす理由にはらない』んですね。
 もっとはっきり言ってしまえば“自民党はマスコミを味方につけようとはしても、攻撃する意味が存在しない”と。一応取材に来て貰っている=露出を増やす、ですから。

 以上の理由により、私は集まった人間、そして野次を飛ばす方の多くが一般の方であると推測致します。
 彼らも私と同じく、マスコミを不審に思い、自力で情報を集め、何が正しいのかを考えた結果、マスコミのいい加減な報道へ怒りを抱いた、と

 私達は一人ではありません。例えば貴方が新聞やテレビ、または其れらでよく発言されている作家やジャーナリストの方と意見が異なっていても、其れは当然です。
 兄妹や家族、恋人や親友ですら意見が違うのですから有り前でしょう。
 ですから、貴方がマスコミへ対し疑問を抱いたとしても、其れは全く不思議な事ではありません。むしろ“各社一斉に『未来志向』『大人の対応』等と、日本へ対する強硬策を受け入れる方が異常”であると私は考えます。

 繰り返します。貴方は一人ではありません。貴方と同じく、マスコミを不信に思った奇蹄類が少なくとも此所に居るのですから。
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