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福島の冬の風物詩 〜本格的な白鳥の飛来〜


 11月半ば過ぎ、私の住んでいる所の風景です。何かもっさりとした物が点々としています。少し寄ってみましょうか。

 此、全部白鳥です。100羽ぐらいは居るでしょうか。

 信じられないかも知れませんが、民家近く、国道から50mと離れていない所に彼らは居ました。
 しかも此が“ごく普通”の景色です。


 此の下の写真、よくよく見ると画像左上に柴犬が写っています。
 近所の方の放し飼いか散歩のどちらかでしょうが、白鳥は気にもしていません。
(流石に写真を撮ろうと近づいたらジリジリ離れていきました)

 白鳥はロシア・シベリアから日本各地へ越冬のために飛来します。中には居着く個体もあります。

 私が調べた所、彼らの生活パターンは、寝床(川の上や河川敷)と餌場(主に湖岸や川、または田畑)との往復を繰り返しています。
 大体10月終わりから11月に掛けて飛来し、来年の2月頃から帰還し、3月半ばには姿を消します。長くて5ヶ月弱ぐらいでしょうか。

 あぁちなみに此の場所は東京電力福島第一原発まで、約30km程の所です。3月頃に一度避難準備区域に指定されましたが、避難指示は出されませんでした。

 おや?“白鳥には野生の本能とやらは備わっていない”のでしょうか?少なくとも“彼らは福島が危険であるという認識が無い”ようですね。
(勿論皮肉です。というか双葉郡で野生動物が繁殖している以上、少なくとも彼らの“野生”は放射線の影響を深刻には捕らえてないようですが)

 ちょっと心が和みます。

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