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ナインティナインのオールナイトニッポンへの抗議

 私は持病らしい持病はありません。強いて言えば“頭が悪い”、“中二病である”、“冬になると足のくるぶしが犀の表皮のようにカサカサになる”ぐらいはありますが、一応健康体ではあります。
 ですので何らかの病なり持病を患っている方を見ると、同情よりも先に「頑張れ!」と言う気持ちが出て来てしまいます。当人は既に頑張っている事が多いため、わざわざ口には出さず可能な限り手助けをするように努めています。
(頑張っている人間に「もっと頑張れ」は、追い込み以外の何物でもないでしょうから)


 さて、今日は吉本興業に所属されている、お笑いタレントの岡村隆史氏についてです。

 岡村隆史氏はナインティナインという、高名なコンビの一員であり、名実共に日本の笑い会を代表する方です。
 尤も私は岡村隆史氏の言動へ対し、何一つ面白いと感じた事は御座いません殆どは過去の芸人の方の模倣、もしくはご自身が誰かを強引に茶化して笑いを取る、オリジナリティ皆無であり、見ている方が不快になるばかりでした。
(芸能人へ学力テストをし、不正解だった方の解答を論う行為、其れがどうして笑いだと感じるのでしょうか? )

 しかし岡村隆史氏であっても、人生は上手く運びませんでした。


Wikiより

長期休養について 
2010年に体調不良により約5ヶ月の長期休養をした。病名は正式には発表されていないが、岡村本人は「(頭が)パッカーンってなった」と表現している。その詳細はテレビ・ラジオ番組で岡村自身が語っている。
出演した映画『てぃだかんかん』の過密プロモーション、一人舞台『二人前』の準備などで多忙が続いた2010年6月ごろから体調が悪化。憔悴しきりながら仕事を休もうとしない岡村を見かねた矢部が、フジテレビでスタッフも見守る中「休みましょう」と休養を勧めた。
岡村は当初「休養だけはしない」と仕事の継続を懇願していたが、大谷マネージャーの勧めもあり検査入院し、その後休養することとなった。これにより一人舞台を始め、予定されていたスケジュールはすべてキャンセルされた。
(引用終了)


 現代病、と言いましょうか、人生のピーク時に疲労が重なり行き詰まってしまう現象です。私は岡村隆史氏へ対し、「早く良くなって欲しい」と思いました。
 其の後、岡村隆史氏は約五ヶ月後に復帰し、今でも第一線でご活躍されています。其れ自体は非常に喜ばしい事です。


 しかしつい先日、岡村隆史氏のラジオ、『ナインティナインのオールナイトニッポン』で耳を疑う発言が出ました。


ナイナイ 「安倍さんって、しっぽ巻いて逃げた人だよね」「お腹痛いって」→リスナーからの抗議で、「すいませんでした」
http://www.j-cast.com/2012/11/16154278.html?p=all
  お笑いコンビ「ナインティナイン」の岡村隆史さん(42)と矢部浩之さん(41)がラジオ番組で「お腹痛いって言って1回逃げた」と自民党の安倍晋三総裁 を揶揄する一幕があった。怒ったリスナーから苦情のメールが来て、番組内で謝罪に追い込まれた。総裁就任時にも安倍総裁の首相辞任を揶揄するコメントが問 題になったことがあり、今回それが再燃してしまった形だ。
 2012 年11月16日放送の「ナインティナインのオールナイトニッポン」(ニッポン放送)は、オープニングから政治の話で始まった。野田内閣の解散で各テレビ局 の番組編成が大幅に変わり自分たちも巻き込まれた、という話から「日本のトップは変わりすぎ、次は誰なのか」という流れになり、岡村さんが「安倍さんって1回しっぽ巻いて逃げた人ですよね」と発言。矢部さんが「お腹痛い言って」と言うと、岡村さんも「お腹痛い言って。その人がまたワーって言うてはる」と乗っかった。さらに矢部さんが「お腹治ったから」、岡村さんが「治ったからまた今度行くぞみたいなことかもわかりませんけど、もうええわ」と言い、続いて矢部さんが「またお腹痛くなるかもしれんけどね」、岡村さんが「(首相)やったらね。やりはったらいいんでしょうけども」と話した。
 そのおよそ50分後、リスナーからのこんなメールを矢部さんが読んだ。
「番 組冒頭で安倍さんってお腹痛くて辞めた人でしょ、という発言に対して、病気で辞めて完治して再度党首になった方に、またお腹痛くなって辞めるかも知れない という発言はいかがなものでしょう」これを聞いて岡村さんは「…すいませんでした。申し訳ございません。すいませんでした」と平謝り。矢部さんも「ジョー クのつもりやった」とフォローした上で、「失礼しました」と謝罪した。
(中略)
  このように、安倍総裁の病気を揶揄することは最早タブーのようになっている。今回のナインティナインの発言についてもインターネット上で「自分も病気で仕 事してなかったくせに安倍さん馬鹿にしとる」「これは潰瘍性大腸炎罹患者だけでなく難病指定の病気に罹患している人を皆揶揄してるようなもんだしね」「無 知なヤツが政治を語るな」などと批判されている。
(以下略)


 ……酷いですね。岡村隆史氏、貴方は痛みを知る人間です。闘病生活で苦しんで苦しんで、其の後に復帰された後、こう言われてたらどう思いますか?

『岡村ってしっぽ巻いて逃げた人でしょ?また病気になるんでしょ』

 凄まじいまでの差別ですね。以前の記事にも書きましたが、安倍総裁は難病を患っていましたが、其れを引き合いに個人の能力を出すのは差別であると断言します。

 と、言うわけでスポンサーさんー抗議のメールを出す事にしました。


前略
 突然お手紙差し上げる無礼をお許し下さい。
 つい先日、御社がスポンサードされている「ナインティナインのオールナイトニッポン」(2012年11月16日放送)で以下のようなやりとりがありました。

――岡村隆史氏
「安倍さんって1回しっぽ巻いて逃げた人ですよね」
――矢部浩之氏(以下敬称略)
「お腹痛い言って」
――岡村
「お腹痛い言って。その人がまたワーって言うてはる」
――矢部
「お腹治ったから」
――岡村
「治ったからまた今度行くぞみたいなことかもわかりませんけど、もうええわ」
――矢部
「またお腹痛くなるかもしれんけどね」
――岡村
「(首相)やったらね。やりはったらいいんでしょうけども」
(引用終了)

 まずに安倍氏の病気は潰瘍性大腸炎罹という原因不明の疾患です(消化器系が炎症を起こす難病)。其れに対して復帰された方へ対し、「お腹痛くなる」と言うのは不謹慎ではないでしょうか?
 次に「しっぽを巻いて逃げる」という点に関しても、安倍氏は参議院選挙の敗北を受け、引責辞任されたと私は記憶しております。事実と違う事をラジオで公言されるのは、公共の電波には相応しくないかと存じます。
 さて、以上の事実を鑑み、御社に対してお聞きしたい事が御座います。

1.岡村氏と矢部氏の発言内容は、御社が指示した内容であったのか?
2.潰瘍性大腸炎罹や其の他の病疾患全般へ対し、お二人のような差別的な価値観を御社は許容しているのか?
3.両氏の発言に関し、御社として某の問題があると考えているのか?
4.3に是と答えた場合、具体的な再発防止策としてどういった処置を執るのか?
5.3に是と答えた場合、御社の名誉を毀損した両氏へ対しどのような処分を与えるのか?
6.3に是と答えた場合、問題を起こした両氏を此のまま起用し続けるのか?また其の必然性はどういったものか?

 どうか業務に差し障りのない範囲でお答え頂ければ幸いです。
 尚、私のHPで御社へ送ったメールの内容と送信した年月日、またご返答頂けるのでしたら、其の全文も掲載致したく存じますのでご了承下さい。
 では失礼致します。

2012年12月某日 匿名
草々


 私は、差別を許しません。あぁ勿論其れが民主党なり吉本興業が侵害される側になっても、其のスタンスは変わりません。
 ですが不思議ですね。此の三年間与党側へのこう言った人格攻撃が皆無であったのに、何故か今も野党側だけが攻撃されると言うのは。
 まるでマスコミが意図的にやっているような印象を受けます。

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