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年末のご挨拶 〜今年一年、有り難う御座いました〜

 月日が経つのは早いものです。親戚の子供が生まれたかと思えば、いつの間にか話すようになり、気がつくと小学校へ上がる、と言う話に驚いたりします。
 今年6月から始めた私のHPのようなブログのような、得体の知れない胡散臭いサイトも、もう半年以上が経とうとしています。
 其の間、私こと弾犀@奇蹄類の駄文にお付き合い下さった方は約1100人、まぁ其の内私がカウンターを確認したり、名前に騙されて間違ってお越し頂いた方を除けば、500人ぐらいでしょうかね。実際に記事や私の心情を読んでいただけたのは。
 当初の目的であった1000ヒットを超えたので、其れなりに満足では御座います。

 今日はHPをご覧になって下さる方へのご挨拶、と言う事なので、特に此と言った内容は決めていませんが……そうですね、日常の話を色々しましょう。


 今年の末、衆議院選挙が行われました。貴方の支持した政党はどうでしたか?まぁ勝つか負けるかの二択だとは思いますが、兎に角負けてしまったな、と思った方へお伝えしたい事があります。
 其れは“絶対に自暴自棄にならない”で下さい。仮に“今は世間に貴方の支持する政党が受け入れられなくとも、いつか賛同を得る可能性があるから”です。

 私のHPでは山本太郎氏や反原発派の無責任と称し、彼らの暴力的で尚かつ刹那的な(負けたからと言って、俺達は日本を捨てて出ていく、と言ったような)言動を非難しました。
 其れが最大の例だと思います。
 もしも彼ら反原発派がしっかりとした信念があり、其れを実現しようとする気持ちがあれば、たかが一度の敗北に腐る事無く訴え続ければ良いだけの話です。
(少なくとも私は応援した候補者の方が、落選した後に「日本は終わりです。出ていきます」と無責任に放り出したのを見れば、二度と彼らを信用しないでしょう)

 何といいましょうか、こう、“負ける事すらある意味社会勉強”なんですね。
 前々回の衆議院選挙、自民党は大敗しました。まぁマスコミのネガティブキャンペーンを散々張られ、景気自体も良くなかったのでスケープゴートにしやすかったのは確かです。
 ですが彼らは三年間、殆どの人間は腐る事無く、自棄になる事無く、支持者へ政策を訴え、支持者の話を聞き、備えてきました。其れが、全てだと思います。


 以前に書きましたが、私は自民党支持者です。ですが党員ではありませんし、信者というわけでもありません。従って非難もしますし、場合によっては他党へ票を投じます。最悪見限って他党を応援するようにもなるでしょう。
(ちなみに公明党関係者でもありません。支持母体の嫌な話を多く聞いているので、共感はとてもとても)

 では何故HPで賛辞しているかと言えば、最も“まとも”だからです。其れ以上でも以下でもありません。
 先の選挙で少し失笑してしまいましたが、自民党の候補の多くがインフレターゲットや原発の維持と将来の廃棄、日本防備の必要性を訴えていました。まぁ其れは普通の姿ですね。実現させたい政策があり、其れを支持者へ訴えました。
 が、他の党は悉く「自民党が悪い!」の大合唱でした。其れが三年間与党にあった所も例外ではなく、自党の実績を誇らずにジミンガーと言っていました。
(実績が無かっただけの話ですが)
 其れだけを見れば他の政党がどの程度なのか判別はつくと思います。

 問題は此から、ですね。マスコミはネガティブキャンペーンを組むでしょう。と言うか内閣が発足していない内からしています。

「自民党は民意を得たわけではない」
「一票の格差により無効だ」
「失敗は許されない」
「お友達内閣だ」

  等々、余程マスコミの作った民主党が負けたのが悔しかったんだなー、と思います。と言うか民主党もですね、引退された鳩山元総理や離党された小沢一郎元代 表もそうなんですが、“十年、人によっては数十年の議員生活をしているのに、其の間一体何をやっていた?”と言う思いが強いです。
 結局マニフェストすら絵に描いた餅に終わりましたし、豊富な議員生活の割には実現出来る出来ないの区別すら付かない、と……流石に見限りますね、えぇ。


 話が逸れました。
 えっとですね、何が言いたかったとか言えば、私は極々普通の有り触れた日本人です。悲しいですが頭も良くないですし、優れた才能があるわけでもありません。人混みで棒を投げれば当たる、何処でも居る(ような、ではなく)つまらない人間です。
 そんな私ですら、“日本のマスコミは不公平じゃないのか?”と言う結論へ至り、作ったのが此のHPとなります。
 実際にテレビや新聞では絶対に取り扱わない類の情報もありますが、別に特段鼻が効く訳でもなく、只単に愛用しているニュースサイトで取り扱っているだけです。


 私は福島県某所の被災地に住んでいます。景気は……ぼちぼち、でしょうか。市内に原発避難者の方が約2万4千人いらっしゃいますので、彼らが遣う分だけ景気は良くなっているように感じられます。
 とは言え諸手を挙げて歓迎されている訳ではなく、中には彼ら原発避難者を非難する声も聞かれます。頻度はまぁ、言わぬが花、と言う言葉に従いましょうか。
 我が県を含む東北三県にいらした方は、其の多くが驚かれます。何故かと言えば、

『どうして復興が進んでいないのか?』

の一言に尽きるようです。瓦礫は置き場に積み上がったまま(つい先月から処理が始まりました)、沿岸部は仮の土嚢袋(ビニール製)が置かれただけ、場所によっては道路も亀裂が入ったままになっています。其れもまた、現実です。

 特に酷いのが仮設住宅にお住まいの方達です。民主党政権では“冷暖房を強化した!追い炊き機能を追加した!”と大威張りでしたが、復興住宅の着工は10月に始まったばかりで、完成は再来年です。
 そして勿論原発避難者の“仮の街”計画は何一つ進んでいません。計画の素案――どんな形になるかすら出来ていない、と。

 ですが、時折見かける首都圏を中心とした観光バス、または他県ナンバーの方々が我が市を訪れてくださる姿は、非常に有り難く感じ入っております。
 あくまでも私個人の考えですが、例えば物見遊山という軽い気持ちで被災地を訪れてくださっても、私は其の行為自体を有り難く存じます。

 ……まぁ“ネットで嘘八百や福島県差別を公然とし、自分達の反原発を成し遂げようとする方々”に比べれば、興味を抱き、足を運んで下さる方がどれ有り難い存在なのか、身に染みている人間は少なくありません。


 ともあれ私の一年を振り返ってみると、実に幸せな一年で御座いました。私の駄文にお付き合い頂ける方が(ほんの僅かながら)いらっしゃるようですし、また政権交代によって、被災地の復興も前へ進む希望が見えてきました。
 来年は貴方に幸福が訪れるよう祈りつつ、2012年を締め括る言葉としたいとかと存じます。

 では良いお年を。また最後までお付き合い下さった貴方に、深い感謝を。


2012年12月31日 弾犀@奇蹄類
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