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人間の器 〜全てを国民が悪い責任転嫁する民主党〜

 私が社会に出て結構経つのですが、未だ自身の未熟さを痛感する事が多々あります。
 其の最たるものは“人としての器”でしょうか。

 以前の上司の話ですが彼から色々教わりました。
  人前で強く叱責してはいけない、と言う基本的な事柄から、握手をする時には相手が左手に何を持っているか確かめる(比喩です、要は相手が握手を求めてきた としても、実は左手にバールのような凶器を隠し持っており、腹に一物あるのではと疑えと)よう、「本当に必要か?」と言う内容まで様々です。
 中でも私が最も感動したのは「任せると言った事柄には、例え失敗すると分かっていても余計な事はするな。上司が取るのは責任だけで良い」でした……まぁ私が実際に“任せられる”までには相当の時間が掛かりましたが。

 ともあれ少ないながらも人を教育する立場にあり、私は上司のような言葉を習えませんでした。割と、言うかかなり小心者の私にはあまり“任せる”事が難しいようです。
 そんな時、やはり「人としての器が違うのだなぁ」とつくづく自己嫌悪に陥ったりします。


 悲しいですが、人には“器”の差が歴然と存在します
 例えばそうですね、東京大学を卒業して日本国総理になったにも関わらず、同盟国へ「トラストミー」、沖縄へ「腹案がある」と仰って挙げ句、全てを解決せぬまま、日本史上最悪の12億脱税疑惑を受けた鳩山由紀夫元総理の“器”。
 かと思えば北朝鮮の拉致容疑者犯人と、よど号事件で国際手配されている方のご子息へ6000万円献金された菅直人元総理の“器”。
 ある種日本のみならず、世界を相手にした詐欺行為だったので相当大きな器であるとも言えます。底は抜けているでしょうが。

 ともあれ今日はそんな“器”が知れる記事をご紹介致します。


安倍首相「危機突破へ結果出す」 年頭所感で決意
2013/01/01 00:00 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201212/CN2012123101001380.html
 安倍晋三首相は1日付で年頭所感を発表した。東日本大震災からの復興の遅れや長期のデフレなどを「危機的状況」と指摘。経済、教育、外交を立て直す方針を掲げ「危機突破に向け、一つ一つ『結果』を出していくことにこだわり続ける」と決意を表明した。
 経済再生では、新年早々に経済財政諮問会議を再始動し(1)大胆な金融政策(2)機動的な財政政策(3)民間投資を喚起する成長戦略―の「三本の矢」で「内閣の総力を挙げ経済政策を強力に進める」と言明した。
 外交政策では、日米同盟の強化に加え「国境離島の適切な振興・管理、警戒警備の強化」の方針を打ち出した。
(以下略)


安倍晋三総裁 年頭所感
2013年01月01日
http://www.jimin.jp/activity/discourse/img/img_impression2013.jpg
http://www.jimin.jp/activity/discourse/119573.html
自由民主党には、責任政党として日本を立て直す覚悟があります。
そして、その政策を着実に実行していく多彩な人材を擁しています。
自由民主党の歴史に根ざした経験と信念を胸に、
国民の皆様とともに新しい朝を迎えるために、全力で誇りある日本を
取り戻してまいりたいと思います。

皆様方のさらなるご発展とご健勝を心から祈念いたしまして、 年始のご挨拶とさせて頂きます。
安倍晋三


 とまぁ極めて妥当な内容だと評価したいと思います。方向性を掲げ、具体的な政策を挙げていく、当然と言えば当然ですが。
 ですが生憎そんな当然の事すら出来ない人間も居ます。


民主党 海江田万里 新春メッセージ
http://www.dpj.or.jp/newyear2013
国民の皆さんへ
民主党代表 海江田万里

 新年あけましておめでとうございます。
 逆境にもかかわらず民主党を応援して頂いている皆様をはじめ、国民の皆様に三つのことを申し上げます。

 第一に、民主党の検証。
 この度、私が本部長を務める党再生本部を立ち上げました。外部の有識者を交えて、歴史的な政権交代から今回の総選挙での敗北までの3年数ヶ月を徹底的に検証し、政権与党としての民主党に欠けていたもの、さらに伸ばしていくべきものを明らかにしたいと思います。

 第二に、民主党の結束。
 先の総選挙で惜敗し、再起を目指す前職の方々を含め、全国各地の同志が持てる力を存分に発揮し、その力を結集できるよう党内の体制を整備します。
 結束の拠り所となる民主党の綱領を刷新し、格差是正を図り、改革を断行する民主党の立ち位置を明確にします。

 第三に、民主党の再生。
 3年前の総選挙で惨敗した自民党が、先の総選挙では再び政権の座に着きました。政権与党であった民主党には厳しい民意が示されましたが、過去の政権与党である自民党に対し民意は寛容であったとも言えます。私たちは、このことを頭に置きつつ、党再生本部においてアクションプランを立て、党の再生を着実に進めます。

 「冬来たりなば春遠からじ。」今の逆境を悲観せず、決して屈することなく、再び国民の信頼を得られる政党になることをお誓いし、新年のご挨拶といたします。本年も民主党をよろしくお願いします。
(引用終了)


 流石民主党ですね。
 福島や東北の事は何一つ書かれておらず、“日本”の二文字すらありません。終始民主党の立て直しだけが書かれており、具体的な政策や政治理念の欠片も載っていません

 加えて“政権与党であった民主党には厳しい民意が示されましたが、過去の政権与党である自民党に対し民意は寛容であった”、ですか?
 つまり「日本国民は自民党へ対して寛容だが、民主党には厳しかった」と、“民主党の議席が減ったのを、日本国民が悪いのだと責任転嫁している”んですね。

 政権交代という“民意”を受けてすら、民主党は何一つ理解出来ていないようですね。そりゃまぁ連合と言う労働貴族出身の議員を多く抱え、民意等を伺う機会すらないのですから、当然かも知れませんが。


 以上、与党と最大野党(兼数週間程前は与党)の新年の挨拶を比較してみました。成程、人としての“器”はこうも差が出てしまうのか、と感慨深くもあります。
 では最後に新年の天皇陛下のお言葉を賜りたいかと存じます。私如きのHPで取り上げるのも不遜かもしれませんが、まぁ新年なのでご寛恕を。



天皇陛下のご感想(新年に当たり)
http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/gokanso/shinnen-h25.html
http://www.kunaicho.go.jp/img/ph1-h250101.jpg
 東日本大震災から2度目の冬が巡ってきました。
 放射能汚染によりかつて住んでいた地域に戻れない人々や,仮設住宅で厳しい冬を過ごさざるを得ない人々など,年頭に当たって,被災者のことが,改めて深く案じられます。

 今後,震災や津波による被害の経験を十分にいかした防災教育やまちづくりが行われ,
人々の安全な生活が確保される方向に向かうよう願っています。
 日本は,大震災の影響等により,現在厳しい状況に置かれていますが, 皆が被災者に心を寄せつつ,互いに支え合って様々な困難を克服していくよう期待しています。

 本年が,我が国の人々,また,世界の人々にとって少しでもより良い年になることを祈ります。
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