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日本のマスコミの病巣

〜安倍ボクちゃん首相・「うちゅくちい国」(※原文ママ)〜

 まぁ凄まじいタイトルですが、サブタイトルは私が考えたのではなく、某日刊紙からの引用ですので悪しからず。


安倍ボクちゃん首相、新成人にLINEでメッセージ(2013-0124)
http://gendai.net/news/view/100492
(保存用)
http://fxya.blog129.fc2.com/blog-entry-6805.html
 安倍ボクちん首相は、ネットに関心があるんだぞというところをアピールして若者にコビているのは明らかだ。成人の日の14日、スマホ向け無料通話ソフト「LINE」にメッセージを投稿した。
 自らの20歳のころについて「はっきりとした夢や目的を持っていたわけではありませんでした」と振り返った。そのうえで「日本を、どんな国にしていきたいですか」と新成人に呼びかけ、コメントを募集した。
 タレントの松村邦洋がボクちゃんのまねをするように「うちゅくちい国」とでも答えておきますかね。
(引用終了)


 ええと、ですね。突っ込み所が多すぎて色々嫌になるんですがまぁ、完全に全文そのままです。記事を消して消化(ネットで叩かれるのでしらばっくれる)した場合、直ぐ下に“政経ch”様が転載されているので、其方をご覧下さい。
 ちなみに公称168万部を売り上げる“雑誌”です。新聞ではありませんが、まぁ他の新聞と似たり寄ったりの内容ですので、称するのは勝手でしょう。

 内容も見たままと申しましょうか、要は、

  • 『安倍ボクちゃん首相』
  • 『うちゅくちい国』

と公衆トイレの落書き未満の悪口を書いているだけです。よくまぁ構成(紙面にOKを出す部署)通りましたね。ある種の奇蹟を見ているかのような感動すら覚えます。
 日刊ゲンダイは過去、こういった記事を載せてきました。例えば。


ネットの“正義感”が増長する個人テロ <義憤にかられ「私が裁いてやる」>
 (日刊ゲンダイ2012年8月17日掲載)
http://news.infoseek.co.jp/article/20gendainet000174113
 さいたま市の大学生の男(19)が、滋賀・大津市の沢村憲次教育長(65)を襲撃した事件。男はハンマーで殴っただけでなく、針金で首を絞めようとしていたという。明確な殺意を感じさせる恐ろしい事件である。
 男は、世間を騒がせたいじめ自殺問題での教育長の対応を「許せなかった」と供述しているが、不思議なのは、なぜ滋賀から遠く離れた埼玉の大学生だったのかということだ。これには最近のインターネット特有の、妙な“正義感”が背景にありそうだ。ITジャーナリストの井上トシユキ氏がこう言う。
 「大津のイジメ問題は、最初、子どものいる既婚女性を中心にネット上で高い関心が示されていました。当初は、『学校の対応はヒドイ』『教育長の会見での態度が悪い』という単純な話だったと思います。が、それにいわゆるネトウヨ(ネット右翼)が乗っかり、『だから日教組はダメだ』などと話が大げさになり、面白がるような形で攻撃が拡大し、先鋭化していきました」
 お笑い芸人、河本準一の母親が生活保護を受けていた問題でも、ネット上での批判や攻撃は今回と同様の形で拡大した。実名をリークした政治家が正義のヒーローとして扱われ、「河本けしからん」の集中砲火となったのだ。
 「ネット上で情報収集し、義憤にかられて、『私が裁いてやる』という状態になりやすいのです」(井上氏)
 ちょっといやな風潮である。
(引用終了)


 割と此はマシな方なのですが、確かに共感出来る部分もあります。誰に対しても何に対しても暴力で訴える事は、絶対に容認されてはいけないと思います。
(自衛権や警察権の行使を除いては、ですが)
 けれどもゲンダイさん、御社を筆頭に何もしていない日本国の総理大臣が「ボクちゃん」だの「うちゅくちい国」だの揶揄し、笑い物にするのが貴方方日本マスコミの“正義”でしょうか?
 例えば滋賀県の教育委員会を狙った事件に関し、被告人を何一つ擁護出来ないと思います。少なくともどんな理由があろうとも、暴力に訴えた時点で信頼は失墜するからです。
 ですが彼の動機として義憤や気に入らないという根強い思いがあったのだ、とは推測出来ます。大抵あの陰惨なイジメ問題を見聞きし、似たような感想を持った方は多いでしょうから。

 其れで?ゲンダイさんや日本のマスコミさん、貴方方のやっているキャンペーン、例えば「ボクちゃん」と総理の生まれを以てして揶揄するような行為、また「うちゅくちい国」や漫画家を動員して「トリモロシュ」だの、滑舌や発音の悪さを論うような行為は、大津市教育委員会へ襲撃した被告と、一体何が違うのでしょうか?
 被告の場合、曲がりなりにも大津のイジメ事件があったから、と言う話もあるでしょう。
 其れに比べ貴方方マスコミはどんな因縁があり、思想を持ち、何を根拠にしてそう言った差別を繰り返すのでしょうか?

 断言しますが、ゲンダイや朝日を筆頭とする日本のマスコミはテロリストと大差ありません。更に言えば自分達が被害を受けた訳でもないのに、あまりにも幼稚で低レベルな罵倒――暴言しか出て来ないというのは一体何故でしょうか?
 と言うかそんな駄文を掲載する余裕があるのであれば、私の福島県関係の記事でも転載して頂けませんか?ギャランティも記名も要りませんし、何でしたら其方の記者が書かれた事にしても構いませんから。
 紙面や電波を貴方方の自己満足に遣わないで下さい。資源の、無駄です。


 滋賀県のイジメ問題が曖昧なまま、また大阪の市立高校で教師の体罰により制度が身罷ってしまうと言う、非常に悲しい事件が起りました。
 まぁ此の件についても色々と囁かれているのですが――どうして日本のマスコミは、“顧問が不正な寮を任されており、家賃管理を自身の口座で行っている”と言う事実を報道しないのでしょうね?


【高2自殺】 学校に無断の「バスケ部寮」、生徒から徴収の家賃を顧問の口座で管理 「気持ちが不安定で説明できない」と顧問
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130114/waf13011401500001-n1.htm
 大阪市立桜宮高校(都島区)の男子バスケットボール部の複数の部員が学校側に届けないまま「寮」と称する施設で共同生活を送っていた問題で、男性顧問(47)が部員からの家賃を一時的に口座で管理していたことが13日、学校関係者への取材で分かった。
 寮は学校近くにある3階建てマンションの2、3階部分で、約10年前からバスケ部員が共同生活に利用。6、7人が利用していたとされる。家賃は部員側が毎月、顧問の口座に振り込み、支払いにあてられていたという。
 寮の存在は昨年9月上旬に発覚。佐藤芳弘校長から不適切と指導された顧問が10月下旬に部員たちに引き揚げを指示した。
 一方、佐藤校長は13日会見し、電話で顧問から部屋の実態を聞き取り調査したことを明らかにした。
ただ、顧問は「気持ちが不安定で、正確な事実は申し上げられない」と具体的な説明を拒んだという。
(引用終了)


 日本の病巣がもしあるとすれば、“事実を事実として報道せず、自身の自己満足を満たすため、あるいは社会的弱者や反撃し難い相手を選び、暴言を振るうマスコミ”だと私は考えます
 ネットウヨクなんてそのものでしょう?
 存在するかどうかも、定義もあやふやになっている存在に対し、「低所得・低学歴・低ステータス」等と一体何処でどうやって調べたかも曖昧なレッテルを貼り、自身の厭う政治家は彼らの支援を受けている、と打ち上げます。

 仮にマスコミの主張通り、低学歴・低所得何とかの存在なり一団があったとしましょう。
 ですがそう言った“低ステータスの人間は社会的弱者であり、差別してはいけない存在”でもある訳です。散々マスコミは差別を止めよう、所得や社会的ステータスや決めるな、と言いながら、同じ口でネットウヨクがどうこうと差別するのです。

 貴方は、彼らを――いや、もういい加減此の結びも飽きたのですが――信じますか?

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