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王冠はそれに相応しくないものに速やかな没落を与える

〜民主党政権の無能政策の代償〜

 タイトル名はシェイクスピアだそうです。某匿名掲示板に引用先無しで書かれていたのですが、割と気に入ったので拝借致しました。
 意味としては『無能な為政者が其の職へ就いても、足りうる成果を出せず、失脚する』ぐらいの意味でしょう。去年12月までの民主党政権へ送りたい言葉です。


 特に外交面を具体的に列挙してみましょう。大体時系列的に並べてみましょう。

  • 沖縄県のアメリカ軍の基地移設を「鳩山党首(当時)の個人的な見解」で反故
  • オバマ大統領に「腹案がある、トラストミー」と言って逃げ出す
  • 沖縄返還の密約を暴くと言って、同盟国の信頼を落とす
  • 尖閣沖の中国漁船衝突事件ではビデオを非公開にした
  • 李大統領の竹島上陸に際して何もせず
  • 中国の反日暴動で何もせず

 ……酷いですね。一言で現わせば「同盟国への信頼を踏みにじり、敵対する国家へ塩を送り続けた三年三ヶ月」でしょう。
 しかし私達の住む日本では現実を正確に把握出来ない、もしはしようともしない方が政治家になっているようです。


「外交敗北」批判に細野氏反論 「自民の表現いかがか」(2013-0206)
http://www.asahi.com/politics/update/0206/TKY201302060436.html
 民主党の細野豪志幹事長は6日、中国軍艦によるレーダー照射が明らかになったことを受け、記者団に「我々が政権をとっていた時に中国が様々に行動し、自民党は『外交敗北』と盛んに言ってきた。当時の自民党の表現ぶりはいかがなものか」と批判した。
 安倍晋三首相は就任前、尖閣諸島問題などで民主党政権の「外交敗北」を訴えていたが、細野氏は自民党政権でも状況は変わらないと指摘。
 「中国の行動は海でプレゼンス(存在感)を上昇させる意図の反映だ」と述べたうえで、「私どもは自民党のまねをして足を引っ張るつもりはない」とも強調した。
(引用終了)


 まるで「自民党が野党時代に足を引っ張った」かのような表現ですね。ご自分達の度を超した外交敗北について何ら反省されていない所は、細野豪志議員は民主党の重鎮を担うに相応しい傑物だと思います。
 ……真面目な話、民主党を支持している、またしたい方達は“そんな言い訳を聞きたい訳ではない”と思います。具体的に過去の失政を反省し、政策を出し、論戦に応じる――まぁ、出来れば最初からそうしているでしょうが。
(維新の会とみんなの党に票を食われるでしょうに、暢気なものですね)

 さて、三年三ヶ月の間、民主党が外国敗北を続けた結果、中国政府は増長し、今や尖閣諸島を侵攻しようと軍艦を送り込み、日本の艦船をロックオン(何時でもミサイルを発射できる)する状態へと陥りました。
 其れは全て偏に、“民主党政権の外交敗北が招いた結果”です。


 そうですね、例えば……ニュースには幾つか種類があります。
 トップニュースを飾るセンセーショナルなもの、芸能関係のゴシップ、政治経済についての分析。しかし中には“特定のマスコミ、其れもweb記事でしか見られない”ものがあります。


岡田氏、中国に配慮 「決定は駄目だ」 離島奪還訓練断念の舞台裏 首相も追認、米は強い不快感(2012-1103)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121103/plc12110309020008-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121103/plc12110309020008-n2.htm
 日米両政府は5日から日米共同統合演習を行い、沖縄県の周辺海域を島に見立てて離島奪還の模擬訓練を実施する。
 当初は無人島を使った奪還訓練が予定されていたが、岡田克也副総理がこの方針を撤回させていたことが2日、複数の政府高官の証言で判明した。
 尖閣諸島の国有化に対する批判を強める中国への配慮があったとされる。
 野田佳彦首相も岡田氏の判断を追認しただけで、方針を覆した日本政府の対応に米側は不信感を高めている。混乱の舞台裏を検証した。
(中略)
 10月中旬になり、この高官の危惧は的中する。奪還訓練の正式決定に向け両省が再び説明に出向くと、岡田氏は「決定は駄目だ」と翻したのだ。
(以下略)


 にわかには信じられない話ですが、民主党前副代表岡田克也議員がアメリカ軍との合同練習(中国軍へ対する牽制)を断っていた、と。
 しかも岡田議員は此の件以外にも動いていたようです。


尖閣侵犯、野田内閣“弱腰”で中国エスカレート 「関係悪くなる」岡田氏主導、曳光弾封印 (2013-0204)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130204/plc13020408060007-n1.htm
 沖縄県・尖閣諸島周辺での中国機による領空侵犯を受けた航空自衛隊の 緊急発進(スクランブル)時の手続きに関する議論で、野田内閣が、 当時副総理の岡田克也氏の主導により曳(えい)光(こう)弾による警告を意図的に封印していたことが3日、 明らかになった。日本側の慎重姿勢を見透かした中国側はその後、海洋監視船搭載のヘリコプターを 飛び立たせる動きを見せるなど、挑発のエスカレートを招いた。
(以下略)


 成程、中国空軍による領空侵犯についても民主党は“配慮”してたんですね。其れでは中国に虚仮にされて当然です。
 そして民主党の配慮は留まる事を知りません。


民主党、中国に配慮し「海自艦艇は尖閣から112キロ内の海域に入ることを自制する」指示をしていた(2013-0207)
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130206/plt1302060852002-n1.htm
(前略)
 政府は昨年9月に尖閣諸島を国有化して以降、海洋監視船など中国公船の領海侵入についてはその都度発表してきた。だが実は、尖閣周辺では昨年9月以降、中国海軍艦艇と海自艦艇のにらみ合いも常態化している。
 その位置関係はこうだ。
  尖閣周辺の日本領海(22キロ)には海保巡視船が配置され、領海の外側に設定された接続水域(44キロ)から領海内に侵入してくる中国公船を警戒してい る。さらに、その北方で尖閣から約112〜128キロ離れた海域には中国海軍のジャンウェイ級やジャンカイ級のフリゲート艦など2隻が常時展開しており、 それを海自艦艇がマークしている。
 ただ民主党政権時代、海自艦艇は尖閣から112キロ内の海域に入ることを自制してきた。中国を刺激することを嫌った首相官邸の指示だったとされる。そうした「弱腰」に乗じるかのように中国艦艇は海自艦艇に近づくような挑発にも出てきたことがあるという。(以下略)


 また今回のレーダー照射にも衝撃的な事実が判明しました。


中国レーダー照射問題、民主党政権時にも複数回あったが“政治判断”で公表していなかった(2013-0206)
http://blog.livedoor.jp/newskorea/archives/1753203.html
関西TVニュースアンカー青山繁晴確認情報
・野田政権時代もレーダー照射があったが官邸が公表せず
・尖閣諸島国有化以前で国有化で関係悪化と言う中国の主張は嘘
・海自の潜水艦に中国の潜水艦が500mまで接近して魚雷発射寸前
 (魚雷発射管注水音、扉解放音)海自の潜水艦回避行動
(※引用は動画なので直接リンクを張れません)


 つまり“現在行われている中国の侵攻は全て民主党政権の無能が原因”だったんですね。
 政権交代して初めて自民党が公開し、正式に国家として抗議をしました。其れが、現実です。
 現時点で民主党は否定する声明を出しています。個人的には関係者全員の証人喚問をして確かめた方が、真偽が分かって良いとは思いますが。
(菅直人元総理の証人喚問と一緒にやって欲しいですね)

 しかし腑に落ちない点が一つ。朝日新聞は上記の記事(民主党がレーダー照射を隠していた疑惑)を一度は掲載したが、直後に記事を削除しています。


朝日新聞『尖閣国有化前(民主時代)に射撃レーダー照射あった』という記事削除、理由は不明
http://hamusoku.com/archives/7724940.html
 朝日新聞は、2月6日付夕刊1面で、東シナ海での中国軍による自衛隊への射撃用レーダー照射が昨年9月に尖閣諸島を国有化する前にもあったことがわかったなどと報じました。
 これと同じ内容の記事が「尖閣国有化前から射撃レーダー照射 政府関係者明かす」という見出しで、ニュースサイト「朝日新聞デジタル」無料版にも掲載されました。
 しかし、当機構が確認したところ、記事掲載から約2時間後の同日午後10時ころ、記事がニュースサイトから削除されていました。この記事が短時間で削除された理由はわかっていません。
(引用終了)


 当事者は否定しているとは言え、立派な“疑惑”です。朝日新聞は一体何を考えて記事を消したのでしょうね?
 何年か前に永田メールという政治疑惑事件が発生しました。自民党の議員が汚職をしている、と言う告発の証拠を民主党の永田議員が手に入れ、マスコミが報じました。
 疑惑の対象となった議員や関係者を追い回し、まるで犯罪者であるかのような報道を繰り返し、民主党側からは関係者(自民党議員の親族で一般人)の証人喚問も要求しています。
 しかし蓋を開けてみれば、其の証拠自体が民主党永田議員による捏造だったんですが――随分とまぁ根対応が違いますよね?朝日新聞を筆頭とするマスコミの方達は。

 疑惑があるのであれば取材するのが先であり、記事を消すよりも先に明らかにするのがジャーナリストの役割ではないでしょうか?
 其れとも民主党のように中国に都合の悪い事実は隠蔽し、無かった事にするのが貴方達のやり方でしょうか?


 ネットスラングでは犬HK(NHK)、アカヒ(朝日)、蛆テレビ(フジテレビ)、ゴミ売り(読売)、変態(TBSと毎日新聞)と既存のマスコミが揶揄されていますが、ぴったりだと思いますよ。
 中国という権力に媚び、韓流という虚構のブームを作り、反核を掲げながら北朝鮮を叩かず、有能な(少なくとも現状維持が出来る)日本の政治家を漢字の読み違いやカップ麺の値段、挙げ句に身体的な特徴を以て引きずり下ろす姿は、其れ以外の何者でもないでしょう。
 外国で通り魔に日本人が巻き込まれた報道もそうです。遺族や家族を執拗に追い掛け、意味のない実名報道をして困らせる、其れが正しい報道のあり方でしょうか?
 其の反面、大阪の市立高校で生徒へ体罰を振るった教師を庇い、実名どころかインタービュー一つ碌に取ろうとしない。其れが日本の姿です。

 日本のマスコミさん、インターネットを敵視するのは良いんですけど、其れは貴方方が本来の役割を果たさないからであり、全て鏡の裏表に過ぎません。報道がきちんと報道されていれば、今も未だ信頼されていたでしょうから。


文責;弾犀@奇蹄類


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