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震災の日に考える事 〜仲良くすべき国、してはいけない国〜

 此の記事を書いているのが3.11なので、此のタイトルとなりました。皆さんとは一週間遅れですが、お気になさらず。

 早いもので――いや、そうは感じられませんでしたが、東日本大震災から2年が経ちました。昨年の政権交代以後、漸く統合的な整備計画が始まり、復興事業が本格化しようとしています。
 亡くなられた方には哀悼を、そしてまたご尽力、ご支援頂いた方には此の場を用いまして深い感謝の念を捧げたく存じ上げます。本当に有り難う御座いました。


 福島に住むものとして気がかりなのは、やはり風評被害なのですが、其れもまた一時期に比べれば大分落ち着いてきました。
(一昨年の参議選挙直前がピークだったと思います。奇しくも反原発運動が最も盛んな次期と一致します)
 少なくとも震災後2年が経とうしていますが、放射線で亡くなられた方は一人しておらず、また明確な健康被害をもたらした例も皆無である、其れが事実の全てです。

 福島県内の子供の内、約4割の甲状腺にしこりが発見され、一時期大変な騒動になりました。
 しかし其れもまた、他県のデータと比較した結果、問題ないと言うことが証明されました。


子どもの甲状腺検査 福島県以外と同じ(2013-0308)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130308/k10013054841000.html
 原発事故を受けて、福島県が子どもを対象に行っている甲状腺の検査で、小さなしこりなどが見つかった割合が、福島県以外で行った検査の結果と同じ傾向だったことが分かり、環境省は、福島県での検査結果は原発事故の影響によるものとは考えにくいとしています。
 原発事故で放出された放射性ヨウ素は、子どもの甲状腺に蓄積してがんを引き起こすおそれがあり、福島県は当時18歳以下だったすべての子どもを対象に甲状腺の検査を行っています。
 福島県などによりますと、ことし1月下旬までに検査を受けた13万3000人余りのうち、41.2%の甲状腺に5ミリ以下の小さなしこりなどが見つかりました。
 環境省は、見つかったしこりなどはほとんどが良性のものだとしていますが、福島県の保護者などから事故の影響が大きいのではないかと不安の声が上がっていたことから、原発事故の影響が小さい青森県の弘前市、甲府市、それに長崎市の3か所でも同じ検査を行いました。
 その結果、検査した3歳から18歳までの合わせて4365人のうち、福島の検査で確認された小さなしこりなどが56.6%で見つかり、福島県とほぼ同じ傾向だったということです。
 これについて、環境省は「福島の結果が原発事故の影響によるものとは考えにくいことが分かった。この結果が不安の解消につながることを期待したい」と話しています。
(以下略・引用終了)


 個人的には新聞やテレビのトップニュースで連日報道して欲しい所ですが。と言うか一介の奇蹄類である私が、県のスポークスマンのように紹介しなくてはならない、と言うのも、如何に日本のマスコミがどうかしているとの証左でもありますが。


 3月11日には各国大使や駐在員をお招きし、亡くなられた人への祈りを捧げようとするセレモニーが政府主催にて開かれました。
 しかし其処には中国・韓国からの代表の姿はありませんでした。


東日本大震災追悼式に中国と韓国代表出席せず 理由は不明(2013-0311)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013031100832
 11日開かれた政府主催の東日本大震災2周年追悼式に、中国と韓国の代表は出席しなかった。理由は明らかになっていない。このうち中国について、日本外務省幹部は「中国側の判断だ」としている。
 一方、政府は追悼式で、国や団体の名前を読み上げる「指名献花」の対象に台湾を加えた。昨年の式では台湾を指名献花から外した野田内閣(当時)の対応が批判を浴びたため、今年は各国の国名を読み上げた後、在日米軍、パレスチナ常駐総代表部と並べて「駐日台北経済文化代表事務所からもご出席いただいている」と紹介。席も民間団体と同じだった昨年の場所から移動させ、「外交団・国際機関等」向けの席を用意した。
(引用終了)


 無礼と言いましょうか、どの国と仲よくすべきか改めて考える必要があると思います。はっきり言って上辺だけの付き合いとして来られた方が迷惑ですし。
 ちみなに去年は民主党政権下で台湾“国”代表からの方へ、非常に無礼な対応を取ってしまいました。


@SekoHiroshige
https://twitter.com/SekoHiroshige
昨日の東日本大震災一周年追悼式。台湾代表が出席していたのに、主催者である政府は、台湾代表を2階席に座らせ、外国代表の指名献花にも参加させなかったことが判明。あれだけ一生懸命支援してくれた台湾に対してあまりにも失礼で、怒りに体が震えます。
(引用終了)


 しかし台湾の方は民主党の振る舞いを許して下さいました。


台湾行政院長、指名献花問題に「日台関係は花束一つで揺るがない」
http://news.livedoor.com/article/detail/6370379/
 東日本大震災一周年追悼式典で台湾の代表が指名献花から外されたことを受け、陳冲行政院長は13日の立法院本会議で「事実であれば非常に遺憾だ」と述べた。
 楊進添外交部長は「野田佳彦首相の新聞寄稿などで日本の謝意は伝わっている。義援金は思いやりの結果で感謝を得る目的ではない。(日台)関係は花束一つで揺るがない」と答弁した。
(引用終了)


 そして中国共産党は政府として当然の行為へ対し、非難をぶつけてきました。


中国が強烈な抗議 追悼式で「指名献花」の対象に台湾を加えたことに関して
時事通信 3月11日(月)20時59分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130311-00000156-jij-cn
 中国外務省の華春瑩・副報道局長は11日、日本政府が東日本大震災2周年の追悼式で「指名献花」の対象に台湾を加えたことについて談話を発表、「中日共同声明の原則と精神に反しており、断固たる反対を表明する」と非難した。
 日本側には「強烈な不満と抗議」を申し入れたという。
 華副局長は「『二つの中国』を企てる動きにはいかなる国家であろうと中国は反対する。日本側に過ちを正すよう求める」と主張した。中国は追悼式に代表を派遣していない。 
(引用終了)


 まずは初めに2011年3月11日に起きた、東日本大震災に対して、台湾という国家が行って下さって全ての厚意やご支援へ対し、弾犀@奇蹄類は深く感謝申し上げます。
 そしてまた昨年の追悼式典に於いて、我が国の政府が貴国台湾に対して行った無礼へ対して心より謝罪申し上げます。

 私は震災に於いて大切な事を学びました。
 同じ日本人の方からの厚意とご支援、そしてまた同盟国であるアメリカの強力な援助、最後に台湾という国家からの極めて厚い友情の念です。
 繰り返しますが心からの感謝を。願わくは日本の友人たる二つの国家と共に、何時の日かならず者国家と相対する事を望みます。


文責;弾犀@奇蹄類


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