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311は終わった話 、現実に生きるという選択肢

 〜やっぱりあった、民主党の二枚舌〜

 つい先日、以下のようなタイトルで『3.11は終わったが、真剣に未来を考えよう』と言う記事を書きました。

311は終わった話 、現実に生きるという選択肢 〜原発の再稼働について〜

 その内容の中で、自民党の高市議員が

「事故を起こした東京電力福島第一原発を含めて、事故によって死亡者が出ている状況ではない。安全性を最大限確保しながら活用するしかない」

と発言したのに対し、私は『福島の放射線量が(少なくとも現在生きている人間達にとって)影響を与え、死に至らしめた事実はない』と前々から発信している上、高市議員の意見を肯定したいと思います。


 しかしマスコミは愚か……あぁいえ疎か、民主党を筆頭にした野党議員は全力で高市議員の発言を抜粋し、非難しました。


「高市氏発言は自民党のおごり」 玄葉・前外相(2013-0620)
http://www.asahi.com/politics/update/0620/TKY201306200164.html
玄葉光一郎・前外相(民主党)
 自 民党の高市早苗政調会長から「原発事故で死んだ人はいない」という話があったが、現実をまったく知っていない。岩手、宮城、福島で津波で亡くなった方々は たくさんいるが、福島は特に深刻で、原発事故で自衛隊や警察、消防がすぐに捜索に入れなかった。原発事故がなければ助かった方もいたかもしれない
 政策責任者である高市氏の発言なので、党全体の発言でもある。巨大になった自民党のおごりだ。それをチェックし、ブレーキをかけるのは民主党しかない。
(以下略・引用終了)


 玄葉議員が使っているのは『詭弁』です。詐欺師や民主党、ヤクサがよく使う手口で『物事の本質をずらして、嘘を吐く』と言うシロモノです。
 元の記事を読んで頂ければ分かりますが、高市議員の発言自体は『福島の原発事故は、放射線による死亡者や急性被曝によって亡くなった人間が居ない(程度の問題)』と言う物です。
 正直、私も納得していませんが、それと津波や地震の問題は全く別でしょう?

 自分達が与党だったのにも関わらず、それを忘れてご批判できる辺り政治家以前に人間としての資質を失っているかと存じます。


 ――と、言うのが先週のお話ですが、ここへ来て新しい情報が出て来ました。ちなみにネットで以下の事実が拡散され始めると、マスコミは一斉に報道を止めました。


海江田万里・経済産業大臣
「本日(2011年4月13日)の産経社説を読みます。『福島事故では放射線被曝による死者が皆無である』。私どもがそういうことを直接言うわけにはまいりませんので、今あえて産経新聞の社説を引用させてもらいました」
http://kokkai.ndl.go.jp/cgi-bin/KENSAKU/swk_dispdoc.cgi?SESSION=21605&SAVED_RID=1&PAGE=0&POS=0&TOTAL=0&SRV_ID=9&DOC_ID=7945&DPAGE=1&DTOTAL=5&DPOS=4&SORT_DIR=1&SORT_TYPE=0&MODE=1&DMY=21837

細野豪志・環境大臣兼原子力行政大臣
私ども政府が把握しているところでは、(福島第一原発爆発による)急性被曝によって健康被害が生じたという方はおられません。もちろん死者もおられません」(2011年10月25日)
http://kokkai.ndl.go.jp/cgi-bin/KENSAKU/swk_dispdoc.cgi?SESSION=21605&SAVED_RID=1&PAGE=0&POS=0&TOTAL=0&SRV_ID=9&DOC_ID=11060&DPAGE=1&DTOTAL=5&DPOS=1&SORT_DIR=1&SORT_TYPE=0&MODE=1&DMY=21837

大塚耕平・厚生労働副大臣
「事故による死者はゼロ」(2011年5月17日)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM1800B_Y1A510C1000000/


 当時与党であった民主党幹部、そして現在党首である海江田万里体表、また幹事長である細野豪志議員は『震災発生後に原発事故によって亡くなった人間はゼロである』と発言しているのです。

 まぁ民主党らしいと言いますか、こう言う人間達なんです。息を吐くかのように嘘を吐き、嘘がばれるとその嘘を隠すために嘘を吐く。
 彼にとって政権批判とは自身が政治家になるための方便でしか無く、過去の発言の整合性など考えてもいません。
 彼ら民主党議員が意図的に嘘を吐いているのか、それとも本当に忘れているのか、どちらにせよ政治家として不的確だと言わざるを得ません。


民主またブーメラン「原発事故で死亡者いない」 高市発言で攻勢かけるはずが…- 夕刊フジ(2013年6月24日17時12分)
http://news.infoseek.co.jp/article/24fujizak20130624005
 民主党の細野豪志幹事長が、「原発事 故で死亡者はいない」という発言をした自民党の高市早苗政調会長への攻勢を強めている。こうしたなか、民主党政権時代に、政府を代表して国際会議で演説し た副大臣が、「原発事故による直接の死者はいない」と発言していたことが分かった。これは“お家芸”のブーメランにならないか。

 「謝罪、撤回で済む問題ではない。高市氏は復興やエネルギー政策に関与するのは適切ではない」
 細野氏は20日、高市氏の「死者ゼロ」発言撤回を受けてこう語り、高市氏に辞任を求めた。
 本紙連載「風雲永田町」(21日発 行)は、細野氏は20日朝、都内で行った講演でも「発言は圧倒的に間違っている。(福島第1原発事故を受けて住民を強制退避させる際に)搬送の最中に無く なった人、お年寄りのストレス死などは原発関連死といえる。災害関連死は3月までに福島で1383人に達する」などと語っていたと指摘した。

 しかし、民主党に放置できない過去が判明した。
 厚労省国際課によると、菅 第2次改造内閣だった2011年5月17日、副大臣がスイス・ジュネーブで開かれた世界保健機関(WHO)の年次総会・特別会合に、政府代表として出席。 福島第1原発事故に伴う健康被害に関する説明会を開き、国際社会に向けて「原発事故による直接の死者はゼロ。避難している人はたくさんいる」と述べたというのだ。災害関連死については触れなかったという。
 高市氏は、発言について「放射能による死者はゼロ」と釈明している。言葉通りだとすれば、大塚氏の発言との違いはよく分からない。当時、細野氏は原発事故担当の首相補佐官だったが、忘れているのか。
 政治ジャーナリストの角谷浩一氏は 「自民党への期待が高いので、かえって高市氏の発言が失望を招く。批判されるのは当然だ。民主党がブーメランを放つのはいつものこと。国民は『おまえがい うな!』と冷ややかな視線をぶつけるだろう。民主党がダメなことは分かっているため、自民党のダメージが圧倒的に大きい」と話している。
(引用終了)


 最後の一文は蛇足だと思いますが、少なくとも東京都議選では高市議員の発言は然程重要視されなかったようですね。有権者の方もいよいよマスコミなどには頼らずに、ご自分の考えで善し悪しを決めている……と良いのですが。
 民主党は第二党にすらなれずに、第四党へと転落。個人的には共産党と第二民主党のみんなの党が議席を伸ばしているのが気になりますが、


 ……あぁ、そう言えば4年ぐらい前によく聞いた言葉のですが、最近は全く耳にしません。
 貴方は此の言葉を覚えていますか――『直近の民意』。



文責;弾犀@奇蹄類


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