反差別という名の差別 〜フロリダ黒人射殺無罪判決と余波〜
アメリカはフロリダ州で黒人青年が射殺される事件が起きました。
当然射殺した人間は逮捕され、裁判にかけられたのですが……評決は無罪。
此に怒った黒人やら反人種差別を訴える個人・団体がデモを起こしています。
マーチン氏をジマーマン氏が射殺したの切っ掛けですね。
まぁ裁判ではジマーマン氏の正当防衛が認められたので、相当な状況だったと考えますし、また其れへ対してどうリアクションを起こすのも勝手だとは思います。
ですが、『其れを理由にして良い』訳はどこにもありません。
はっきり言いますが、関係無いですよね?むしろ逆に『非難している人間は無法者だ』と思わせる――と言うか、実際にそうなっていますよね?
そうしている間にも少しずつ事実が出て来ます。
フロリダ黒人少年射殺事件、陪審員が回顧録出版を撤回
マーチン氏がジマーマン氏を襲い、と言っていますが、其れでもまだ正当防衛ではないのでしょうか?
『殺されても銃を撃たなければ』、確かに正当防衛にはなりませんね。
別の記事には『もしも射殺された側の肌が白く、射殺した側が黒ければ有罪になっていただろう』と書かれてありました。其れはある意味の真理を現してい“た”と思います。
アメリカを筆頭にして白人からの有色人種への差別が法的に解消されたのは、精々此所半世紀だからですし、また今も根強く残っているからです。
ですが逆にこうも考えられませんか?
『無罪となったのが黒人であれば、大規模な反差別運動は起きていただろうか?』
此の事件がどう動いていくのかは、分かり次第伝えていきたいと思いますが――あぁそうそう、最後に一言。
ジマーマン氏はヒスパニック(南米系移民)なのに、どうして『白人』のカテゴリへ入るのでしょうね?歴史的な流れを汲めば確実に有色人種であり、白人ではないのですが。
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当然射殺した人間は逮捕され、裁判にかけられたのですが……評決は無罪。
此に怒った黒人やら反人種差別を訴える個人・団体がデモを起こしています。
米大統領が冷静な対応を呼び掛け 黒人少年射殺の無罪評決
2013.07.16 Tue posted at
12:42 JST
ワシントン(CNN)
アフリカ系の少年を射殺したとして元自警団の男が殺人罪などに問われた裁判で無罪評決が出たことを受け、オバマ米大統領は16日までに、国民に冷静な対応を呼び掛ける声明を出した。
大統領は声明で「わが国は法治国家であり、評決は下された」と宣言。
同事件を巡る議論が無罪評決でさらに過熱しているとの認識を示したうえで、
「少年のご両親の言葉通り、冷静に対応してほしい。私たちは社会の中で共感と理解の輪を広げるため銃による暴力の流れを食い止めるために果たして全力を尽くしていだろうかと自問してみるべきだ」
と力を込めた。
大統領は「私たち1人ひとりが個人として、あるいは社会全体として、このような悲劇の再発防止に努める」ことが、少年への追悼にもつながると述べて声明を結んだ。
事件では黒人のトレイボン・マーチン君(当時17)が、中南米系のジョージ・ジマーマン被告(29)に撃たれて死亡した。
被告は少年の暴力に対する正当防衛だったとして無罪を主張。人種差別問題が絡み、全米で激しい論議が巻き起こった。ワシントンのホワイトハウス前など各地で抗議運動が展開された。
殺人罪などで無罪となったジマーマン
被告を、人種や宗教を理由とするヘイトクライム(憎悪による犯罪)訴追すべきだとの声もある。憎悪犯罪は連邦法で禁じられているが、罪の成立には不注意な
どの要因がなく、犯罪を犯す意図を持って行動したことを証明する必要があるといわれる。
全米黒人地位向上協会(NAACP)は司法省に憎悪犯罪での訴追を求め、賛同者に署名を呼び掛けている。
ただ、ホワイトハウスのウェブサイト上に14日に掲載された請願書には、まだ4000件余りの署名しか集まっていない。同サイトにはだれでも請願書を載せられるが、ホワイトハウスに取り上げてもらうためには少なくとも10万人分の署名を集める必要がある。
(引用終了)
マーチン氏をジマーマン氏が射殺したの切っ掛けですね。
まぁ裁判ではジマーマン氏の正当防衛が認められたので、相当な状況だったと考えますし、また其れへ対してどうリアクションを起こすのも勝手だとは思います。
ですが、『其れを理由にして良い』訳はどこにもありません。
無罪評決への抗議集会、一部が暴徒化
米ロサンゼルス
2013年07月16日
20:51 発信地:ロサンゼルス/米国
米カリフォルニア(California)州ロサンゼルス(Los
Angeles)で16日、フロリダ(Florida)州で黒人のトレイボン・マーティン(Trayvon Martin)さん(当時17)が射殺された事件で無罪評決が出されたことに抗議する集会が開かれ、参加者の一部、およそ150人が暴徒化した。
ロサンゼルス市警は、店舗の窓ガラスを割ったり放火をしたりした13人の身柄を拘束したという。
地元紙が伝えたところによると、小売大手「ウオルマート(Wal-Mart)」を含む店舗に
被害が出ているほか、通行中の車両や住民らに嫌がらせをする暴徒の姿も見られたという。
7月13日にフロリダ州サンフォード(Sanford)の陪審団が自警団のジョージ・ジマーマン(George
Zimmerman)被告に無罪評決が出されて以降、全米各地で抗議行動が行われている。
(引用終了)
はっきり言いますが、関係無いですよね?むしろ逆に『非難している人間は無法者だ』と思わせる――と言うか、実際にそうなっていますよね?
そうしている間にも少しずつ事実が出て来ます。
フロリダ黒人少年射殺事件、陪審員が回顧録出版を撤回
2013年07月17日
16:43 発信地:マイアミ/米国
【7月17日
AFP】米フロリダ(Florida)州中部サンフォード(Sanford)の自衛居住区(ゲートコミュニティー)で昨年2月、近所に住んでいた黒人のトレイボン・マーティン(Trayvon
Martin)さん(当時17)を射殺したとして第2級殺人罪に問われながら、14日に無罪評決が下されたジョージ・ジマーマン(George
Zimmerman)被告の裁判で、陪審を務めた女性が16日、同裁判に関する回顧録を執筆する計画を撤回した。
(中略)
しかし検察側は、ジマーマン被告がマーティンさんを不審人物とみて追跡し、口論を引き起こし、それがマーティンさんの死につながったと主張した。
女性によると陪審団は最終的に、発砲
につながったそうした出来事に法的関連性があるのか、あるいはもしも自己防衛だったとすれば、重要なのは引き金を引く前の一瞬だったのかが争点になった。
「何に何を適用できるのか、とても混乱した。有罪にしたいと考えている陪審員たちもいたからだ」という。
しかし「(適用し得る)法律について何時間もかけて議論し、何度も繰り返し読み込んだ結果、(どの法律も)適用し得ないとの結論に達した」という。
最後に「陪審員B37」の女性は、事件当日の夜に起きたことは、マーティンさんがジマーマン被告を襲い、被告が「命の危険を感じた」のだと理解していると語った。
(引用終了)
マーチン氏がジマーマン氏を襲い、と言っていますが、其れでもまだ正当防衛ではないのでしょうか?
『殺されても銃を撃たなければ』、確かに正当防衛にはなりませんね。
別の記事には『もしも射殺された側の肌が白く、射殺した側が黒ければ有罪になっていただろう』と書かれてありました。其れはある意味の真理を現してい“た”と思います。
アメリカを筆頭にして白人からの有色人種への差別が法的に解消されたのは、精々此所半世紀だからですし、また今も根強く残っているからです。
ですが逆にこうも考えられませんか?
『無罪となったのが黒人であれば、大規模な反差別運動は起きていただろうか?』
此の事件がどう動いていくのかは、分かり次第伝えていきたいと思いますが――あぁそうそう、最後に一言。
ジマーマン氏はヒスパニック(南米系移民)なのに、どうして『白人』のカテゴリへ入るのでしょうね?歴史的な流れを汲めば確実に有色人種であり、白人ではないのですが。
文責;弾犀@奇蹄類
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