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この世界は嘘と無知で溢れている 〜麻生大臣のナチス発言を擁護する〜

 まぁやるとは思っていましたが、早速選挙が終わった直後から『民意を代弁したわけでは無い!』『独裁政治が始まる!』と始まりました
 其の直後に麻生大臣の「憲法改正はナチスの手法を見習え」発言が出ました。

 あー……まず何から話したらいいものか迷いますが、この発言は恐らく冗談です。
 と、言うのも『ナチスはワイマール憲法を改正などしていない』んですから。

 第一次世界大戦後のドイツに於いては、帝政ドイツから脱却と共に作られたのがワイマール(ヴァイマル)憲法です。
 理念や信念はさておき、第二次世界大戦後まで存続し続けました。

 ですが実際の所、ドイツでオランダ人共産党員による国会放火事件が起き、それ以降は死文化していった――と考えられています。

 つまり『ナチスを見習うも何も、彼らは憲法改正などしていない』のか事実です。


 さて次に私はナチスを全否定する事はありません。少なくとも初期の活動に於いて、彼らがドイツ国民の信任を受けた合法的な政治結社であったのは間違いありません。

 それが何故かと言えば――第一次世界大戦後、ドイツは巨額の賠償金を科せられました。
 その支払いが滞ると『フランス軍はドイツのルール工業地帯への軍事侵攻』と言う暴挙へ出ます。
 彼らへ対抗する活動家達、またレジスタンス達がドイツ国民の支持を集めていき――それがナチ党の結束理由となったのです。


 翻って現在の日本へ以上の事を当て嵌めてみましょうか。

 現在の日本もまた中国・韓国・北朝鮮の軍事的脅威を抱えています。特に中国の尖閣諸島への軍事侵攻は時間の問題でしょう。
(これが民主主義であれば自浄作用が広がるのですが、彼らは建国以来一党独裁が続き、個人の暴走が即開戦へと繋がります)

 ですが、『現在の日本の憲法で対処しきれる』でしょうか?
 目の前で友軍や同盟国が攻撃されているのに、私達は共に戦う事すら出来ません。
 また爆撃機が日本へ向けて飛んでいるのを感知できたとしても、一撃を受けるまでは反撃すら許されないのです。

 其れが、現実です。


 私は麻生大臣ではないため、氏の心中を察する事は出来ません。ですから『誤解を招いて不本意であり、訂正する』のであれば、額面通りに受け取る以外の選択肢はありません。
 が、しかし私達の住む日本は脅威に晒されています。其れも日本人に何ら落ち度が無く、瑕疵の一つも見当たらない脅威が。

 このHPで何度も言っていますが、私達は『現実』に生きています。其れは絶対に。
 ですから、『目の前の脅威へ対して、非常時には無視して対処しなければいけない』――そう、私は考えます。

 勿論の民族浄化をするのは決して許されない事であり、私は美化する気も容認する気もさらさらありません。
 ですが、もし『日本のマスコミやジャーナリスト、そして野党の政治家達がナチスの民族浄化を肯定しかねない』と非難するのであれば、こう私は言うでしょう。

「ではどうして貴方方は、現在中国で行われているチベット・ウイグルへの民族浄化へ声を上げないのか?」
「韓国政府がしている日本人へのヘイトスピーチを容認するのか?」
「北朝鮮という独裁国家へ対抗しないのか?」

 其れは、何故?



文責;弾犀@奇蹄類


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