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被災地をダシにするな

 〜読売ジャイアンツの優勝パレードを祝い、東京五輪を腐す人達〜

 今日はまぁタイトルそのままのお話です。
 何度でも言いますが、2020年の東京オリンピックおめでとう御座います。福島県に住む日本人としては心から嬉しく存じます
 経済効果は勿論の事、それ以上に『日本が安全であるというメッセージを発信できる』ため、実に有意義な大会となると私は確信しています


 さて、被災地でも大会を喜ぶ声は多いというのに、何故か反対派の意見ばかりが執拗に取り上げられています。


大宅映子さん「イスタンブールの方がよかった」 五輪招致反対派に話を聞いてみた-朝日新聞(2013-0912)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130912-00000003-asahi-soci
松川敦志】2020年東京五輪を招致する過程では、幅広い賛否の声があった。「防災の街づくりを」「被災地の復興に意識を」――。開催が決まり、反対を唱えてきた人たちは提言する。
 「日本人なら立場に関係なく祝うべきだ」「喜んでないのは非国民」。東京開催決定後、ネット上にこんな書き込みが目立っている。
 「なぜ水をかけるんだっていう同調圧力がある。反論しにくくならないか心配してます」。9日、東京都内のイベントでコラムニストの小田嶋隆さん(56)は言った。
 「経済効果の期待を、復興や夢という言葉に包んだ違和感」を招致活動に抱いてきたという小田嶋さん。五輪開催に招致委員会は3兆円の経済効果を見込むが、競技施設整備に約4500億円かかる計画が示されている。「お金がどう使われるのか目を光らせたい」
 内田樹・神戸女学院大名誉教授(62)は「商業化の進んだ最近の五輪が嫌いで、招致も同じだった」という。1964年東京五輪では、閉会式で選手たちが国籍に関係なく腕を組み、手を振りあった光景が胸に残る。「世界は仲良くできるんだと感動を覚えた」
 街頭で隣国を声高にののしる姿が珍しくない今の東京。「本来、五輪は排外主義と相いれない。偏狭なナショナリズムを乗り越え、国民が成熟する機会になるなら開催の意味もある」
 評論家の大宅映子さん(72)は開催決定後、テレビ番組で「イスタンブールの方がよかった」と話した。結婚直後に経験した64年東京五輪ほどの熱気がないと感じていたからだ。ただ、元々五輪は好き。「ハード面のみの充実ではだめ。外国客のもてなしなど、センスのいい五輪になってほしい」
 「被災地を思えば東京だけ浮かれるわけにいかない」と唱えてきた漫画家のやくみつるさん(54)。「せめて五輪を機に防災に目配りした都市整備が進めば、開催もむだにはならないと思うが」と話す。
 東京電力福島第一原発事故の問題に向き合うジャーナリストの津田大介さん(39)は「廃炉への道筋がついてから東北で開催してほしい」と述べてきた。「決まった以上、盛り上がってほしい」と語りつつ、注文をつける。「原発事故の対応に政府が本腰を入れ、東京に来た人が被災地など地方を訪れるような観光動線をうまく作ってほしい」
 ドキュメンタリー映画監督の想田和弘さん(43)も、国際オリンピック委員会(IOC)総会で安倍晋三首相が福島第一原発の汚染水事故について「状況はコントロールされている」と述べた発言を踏まえ、「あの発言で原発事故と五輪がリンクした。対応を注意深く見守っていきたい」と話した。
(引用終了)


 いやまぁ反対するのも賛成するのも、またそれを自由に発表するのも勝手――というか、我が国では自由であると私は考えます。
 「お前の意見は気に入らないから言うな!」などと、レイシストしばき隊のような差別発言をするつもりは毛頭ありません。

 でも、ネット内外に溢れる『五輪反対者』の言動を簡単に単純化してみると。

『被災地では被災者が居るのに、お祭りムードや東京で豪華な施設(選手村)が作られるのは不謹慎ではないか?』

 との論理展開が多いようです。
 けれどはっきり言いますね?

『震災後、プロ野球球団の優勝パレードが行われているのは不謹慎ではないか?』

 私の記憶が正しければ少なくとも震災の翌年である去年時点では行われていたような?まぁ少なくとも今年は行われていました。
 当然、東京五輪に対して反対している方達は、優勝パレードに関しても反対したのですよね?
 派手なのは不謹慎だか、余計な無駄金を遣うなとか、言いがかりをつけて心から祝福している人間の気分を悪くさせたんでしょうね?

 五輪云々で言えば2012年にはロンドンオリンピックが開催されました。
 しかし『日本は自粛すべきだ』とか『ロンドウ五輪を報道するのを止めよう』と言う声は何一つ、どこからも出て来ませんでした。


 繰り返しますが、私達被災者をダシにしないで下さい
 誰が何を気に食わないのも結構ですが、その理由に私達を使わないで下さい。極めて不愉快です。
 アンケートでも取った訳でもないに、ごく少数の人間にインタビューを試み、反対する人間ばかりを取り上げ、報道するのは過ちです。

 そもそも今回五輪反対を唱えている方達は、其程復興に興味がある訳じゃないですよね?特に私財をなげうったとか、頻繁に被災地へ足を運ぶとか、そういう活動してないのでしょう?
 東京や大阪、大都市に住みながら来た事もない被災地に配慮しろ、と言うだけの存在ではないでしょうか。


 同様に現在進行形で京都を中心に台風被害がありました。
 被災された方に配慮すれば、当然全てのお祝い事を中止すべき、となるのが『筋』ではないでしょうか?

 ……まぁ、現実の話ですよ、これは。
 京都を例に挙げますが、復興するにはまず『労働力』で環境やインフラを整備します。
 そしてその後、経済――京都で言えば観光客の方が大勢来て、観光が潤えば潤う程復興は早くなります。

 でも今回五輪反対する方は何ですか?
 対案も出さずに被災地に配慮しろ配慮しろ、と言うだけ。それではいつまで経っても被災地は復興しません。経済は流れません。

 そもそも上記の記事中にあった『同調圧力』?ですか?
 でもそれは逆の立場でも言える事ですよね?

 『五輪反対する人間達は、自分達の意見を聞けと言うのがまさに同調圧力』であると私は感じられます。



文責;弾犀@奇蹄類


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