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現実を知らず夢想に生きる 〜アーティストが戦うのは反撃しない相手だけ〜

 アメリカでは60年代にヒッピー・スタイルが流行りました。体制を批判し、自然への回帰だかなんだかを説き、ギター持って歌う集団がいたそうです。
 翻って日本でもアメリカ製のジーンズを穿き、アメリカ風のファッションに身を包み、何故か日米安保破棄やら無政府主義を謳った集団が居ました。

 現代でも、そうですねぇ……あぁ『自身はアメリカに住んでいるのに、日本で反原発キャンペーンをしている落ちぶれたミュージシャン』の方も居ますね。
 元アイドルで反原発のためにヌードを披露したり――もう完全に売名行為以外の何者でもないと思いますが。


山崎まさよし、憲法9条を歌う(2013-1001)
http://nikkan-spa.jp/515023
――「#9 story」は痛烈に現政権を批判していますよね。ボカすために英語にしたのかなと思うぐらい。

山崎:確かにね、英語で逃げてます(笑)。まあ和訳を読んでも憲法の話だってわからん人もいるでしょうけどね。
ただ、英語の歌詞にする案はクリスマスソングを書こうと思った時点ですでにあったんですよ。
子供が歌っている設定なんで、拙い英語のほうが無邪気さが出るんじゃないかと。
“自国の軍隊を持たないで子供を守れますか?”みたいなことを言う人がいるじゃないですか。そんな事態になったら犠牲になるのは子供なのに、子供を引き合いにだすんがおかしいんですよ。
未来のある子供を、先に死んでいくおっさんやおばさんが切り捨ててどないするねんと。
(引用終了)


 いや、戦争になったら真っ先に犠牲になるのは子供達ですよ?というか、守るのは子供だけでなく、国民の命と財産ではないのでしょうか?
 もしも山崎まさよし氏が本当に平和を愛しているのであれば、日本を捨ててアフガニスタンやシリアでも行ったら如何でしょうか?ギター一本で平和になれるかどうか、試してみて頂ければ幸いです。

 ……いい大人がこの程度の考えで恥ずかしくないのでしょうか?
 警察を無くしても犯罪は起きます。刑法を無くせば――無政府状態になれば、法律上は犯罪は無くなるでしょうが。
(只の羅生門の世界になるのですが)

 妄想をするのは勝手ですけどね、従来のファンが『あれ?この人こんな簡単な理屈さえ理解出来ない人なんだ……』と幻滅されるでしょうに。


 私達市井の人間は、例外なく地に足が着いています。何故かと言えば、そうじゃないと生活が出来ないからです。
 どれだけ理想を語ってもそれだけでは食べていけませんし、どんな綺麗事を言っても誰も誉めてはくれないからです。

 しかし『アーティスト』は違うのでしょうね。
 音楽の善し悪しはさておき、取り敢えず『反戦・護憲・世界平和』を言ってさえすればいいのですから――それがどれだけ現実とかけ離れていても

 しかも彼らの質が一番悪い所に『安全な場所から攻撃しても反撃されない相手をだけ非難する』と言う悪癖があります。これか作家の大江健三郎氏が同じく作家の石平氏から指摘されているのと全く同じ構図です。

 シリアは非難してもチェチェンやチベットは何も言わない。
 アメリカ軍を非難しても人民解放軍には何も言わない。
 日本の原発を非難しても中国・韓国の原発には何も言わない。

 分かりますか?彼らはただの夢想家ではなく、『反撃しない相手をこき下ろして悦に浸る卑怯者』です。

 格好悪いですね、本当に。



文責;弾犀@奇蹄類


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