今日の話を始める前に、皆さん『責任野党』という言葉を覚えていますでしょうか？
　他にも、えっと……あぁ『直近の民意』って言葉も最近はご無沙汰ですよね。

　前者は『自民党が野党時代に与党民主党へ協力しなかったの罵った言葉』であり、後者は『自民党が与党時代に地方選で負けた時に罵る言葉』です。
　要はどちらも『自民党が対象の時にのみ使われる侮蔑』であり、例えば民主党政権時代、そして今野党達に使われる事はありません。

　今日もそんな嫌なお話です。


　2010年9月10日、確かその前後、尖閣沖で中国漁船（これも怪しいんですが）がね日本の海上保安庁の船に突っ込み、損傷させるという犯罪が起きました。
　日本は法律に則って漁船を逮捕、然るべき処置――が、しかし。

　何と、民主党は沖縄地裁に圧力をかけて、この中国人被告を解放してしまいました。




　恐らく戦後初、政府が司法の場にまで圧力をかけた最初の事例だと思われます。
　しかし、この事件（明らかになったのは僅か二ヶ月前ですが）テレビと新聞は取り上げません。それが、『日本のジャーナリズム』です。

　同時に彼ら民主党は海上保安庁にまで圧力をかけ、本来公開すべきである、『漁船衝突ビデオ』の公開を執拗に妨害しました。
　その結果、一部の国会議員だけに公開されたのですが……ここでSengoku38を名乗る男性が匿名でYoutubeへと投稿しました。所謂内部告発です。

　その際、当時の政権与党、つまりは今の民主党、更に言えば現在秘密保護法案に惨めったらしく反対している連中が、何を言ったのでしょうか？






　余談ですが、この時期東京では数千人単位で中国へ対する抗議デモが行われていたにも関わらず、日本のテレビ・新聞は完全に黙殺しました。




　そして最悪なのは『民主党政権が中国と密約を結んでいた』と一報があったのに、何故か黙殺。




　ちなみにSengoku38氏はYoutubeに投稿したんですが、その件に関してはこのような事を朝日が言っています。




　一見、言ってる事はまともなように思うでしょう？
　でもね、実はそれにすら裏が存在していました。




　ちなみに『CNN東京支部とは朝日新聞の事』です。業務提携してやっていたんですが――まぁざっくり言えば『朝日新聞に内部告発にも関わらず、朝日は握りつぶした』というのが真相。
　そうですよね。疚しいところがなければ、わざわざ『内部告発をするのであれば我が社に』なんて、後付で言ったりはしないでしょうから。


　後はまぁ……Sengoku38氏は公務員として身分を負われた、と言うのが全てです。
　氏が居なければ日本国としての正当性、そして中国政府の悪辣さを世界へ発信できなかったでしょう。この場で心からの感謝と尊敬を捧げたいと思います。

　しかし民主党政権は懲りません。懲りませんというか、日本の国力をそぐのが党是みたいものなんでしょうか？
　『政府による情報統制のための法律案』を粛々と進めていきました。




　ちなみに現在、秘密保護法案に関して反対している新聞やテレビ、そして声を高らかにして反対している『自称』ジャーナリストや知識人の方々。彼らは、民主党の独裁政治に対しても、何一つ不満を表明する事はしませんでした。
　中国漁船の犯罪行為に対し、政府が握りつぶそうとしている情報を公開しろ、などとは一言たりとも言いませんでしたね？

　それどころか民主党主導による秘密保護法案には黙り。勿論、今の民主党議員達が自分達で情報統制しようとしていたのに、批判どころか日本国民へ伝えようとすらしませんでした。
　Sengoku38の内部告発、折角新聞がスクープ出来たかも知れないのに、握り潰したのは新聞社本人です。


　これが、日本の現実です。
　民主党が中国様へ『配慮』した事実には目を瞑り、Sengoku38氏の内部告発を黙殺しました。
　それどころか民主党が情報統制しようとした事実をひた隠しにし、その時には誰も何も言いませんでしたよね？
　それは新聞だけではありません。知識人だか、ジャーナリストだか、その道の権威の方々、どうして民主党政府には何も言わず、政権交代後には声を上げるのでしょうか？

　民主党が保身のために、中国のために情報を握り潰そうとした時、あなた達は何も言いませんでしたよのね？今のように口汚い言葉で政府をののしりはしませんでしたよね？

　繰り返します。これが日本の現実です。





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