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日本人vs特定日本人

 秘密保護法案が成立して一週間が経ちます。実際に施行されるのは約一年後からなので、何が変わったと言う訳でもなく。
 多くの善良な日本人にとっては全く関係なく、それどころか国家機密の漏洩への抑止力となるため、むしろ国益に適うと私は考えています。

 私達日本人にとっては好ましく、その反対に特定日本人に取っては好ましからぬ法律でなのでしょうが。


 さて、今回の秘密保護法案に関し、

「Sengoku38はどうなのか?」

と言う疑問について考えたいと思います。

 Sengoku38氏とは尖閣沖で中国漁船が海上保安庁の船に体当たりし、時の政権であった民主党がその際の様子を隠匿した事件です。

 中の方である一色氏は今回の法案に関してこう仰っています。


【阿比留瑠比の極言御免】特定秘密 民主政権の秘匿をメディアはどう報じたか(2013-1205)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131205/plc13120512050012-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131205/plc13120512050012-n2.htm
 一色氏は、自身のフェイス・ブック(11月21日付)でこうも指摘している。
「3年前のあの映像を、誰が何のために隠蔽したのか。(ジャーナリストらは)それすら明らかにできてはいないではないか。自分たちの都合の良いときだけ知る権利を振りかざしている姿は滑稽である」
 振り返ると、映像流出時の朝日社説(22年11月6日付)はこう書いていた。「仮に非公開の方針に批判的な捜査機関の何者かが流出させたのだとしたら、政府や国会の意思に反することであり、許されない」
 毎日社説(同日付)もこれと同工異曲で、「国家公務員が政権の方針と国会の判断に公然と異を唱えた『倒閣運動』でもある」と決め付けていた。
 当時の菅首相は「民主主義とは期限を区切った独裁」を持論とし、喜々 として三権分立否定論を語っていた人物である。彼らのルールなき情報隠しは正当化しておいて、今さら「国民の『知る権利』の代理人」(朝日)だと胸を張ら れると、こっちが赤面してしまう。(政治部編集委員)
(引用終了)


 そして可決した日のツイッターでは以下の通り。


一色正春 @nipponichi8 18時間
どうやら悪の日本帝国と闘う自称ジャーナリストの方々は、正義のために逮捕される覚悟もないようだ


 まぁ無茶苦茶ですね。民主党菅直人政権下では、朝日新聞そして毎日新聞は諸手を挙げて政府の情報規制に賛成していました。中国様にとって都合の悪い事は隠すべき、そう指示が入ったのかも知れませんが。
 しかし政権交代後、今度は自民党が政府与党に返り咲くと反対、反対、何でも反対と。

 民主党が政権を盗む前には直近の民意と呼んでいた代物を、今度は「数の横暴」とか「強行採決」と口汚く罵り、実に生き生きとしていますね。吐き気がします。
 そして自分達は民主党菅直人元総理が行った沖縄地検への圧力、そして誰が機密に指定したのかを暴かず、のうのうと批判だけをしている……それが、日本の狂ったジャーナリストです。


 さて、では同法案可決後に安部総理が記者会見で何を言ったのでしょうか。


特定秘密保護法で「菅直人政権が行った都合の良い情報の隠蔽は起きない」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131210/plc13121000460000-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131210/plc13121000460000-n2.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/photos/131210/plc13121000460000-p1.htm
(前略)
 NSCの設置と合わせて成立した特定秘密保護法については「国民の生命と財産を守るためには、一刻も早く制定することが必要だった」と意義を説明。さらに「秘密が際限なく広がるといった懸念の声があるが、そのようなことは断じてあり得ない。一般の人が巻き込まれることも決してない」と語った。
 同法に対して不安の声が出ていることに関しては「今後も国民の懸念を 払拭すべく、丁寧に説明をしていく」と強調。「厳しい世論は国民の叱声であると謙虚に真摯(しんし)に受け止めなければならない。私自身がもっと丁寧に時 間を取って説明すべきだったと反省している」と釈明した。
 また、平成22年の中国漁船衝突事件の映像を「秘密」扱いした民主党政権の対応に関し「当時は誰が間違った判断をしたか分からなかったが、今度は責任の所在が明らかになる。菅直人政権が行った政権の都合の良い情報の隠蔽(いんぺい)は起こらないと断言してもいい」と語った。
(引用終了)


 結局の所、民主党時代には秘密保護法案はありませんでしたね?それは、事実。
 けれど愚かな卑怯者達は日本の国益を軽んじ、中国の面子を潰さないために、政治的な圧力をかけて情報を握り潰そうとしました。

 法案があるなしに関係なく、卑怯者や売国奴が政権を盗ってしまえば好き勝手に振る舞うのです。それの一例でしょう。
 他にも自衛隊の式典で民主党を非難するOBの発言を差し止めたり、予算の執行を法律無しで止めたりと、数々の政治的暴挙を成し遂げてきた前科があります。

 そして、そのとき、私達日本国民が信じるべきマスコミは民主党の批判を一切しませんでしたね。それが、事実です。
 その甲斐あって、というのも変な話ですが、次々と日本人はマスコミを見限っています。彼らは特定の思想に偏り、自身の意見以外は「レイシスト」と切って捨てる差別主義者だと、多くの人間が気づき始めてきました。

 その証拠としてマスコミ曰く「天下の悪法」とやらが制定されても、安倍政権や与党の支持率はあまり変化しません。以前であればカップメンの値段で一桁にまで追いやられていたのにです。

 あなたが何を信じようと、これは自由だと思いますが――けど、思い出してください。
 マスコミは「事実を伝える」役割であって、決して「信じる」対象なんかではないと。
 妄信してしまえば、それはただの宗教ですよ。そして彼らは最悪の嘘つきではないですか。2009年の選挙前になんて言っていましたか?

 あなたがマスコミを不審に思っても、それはあなた一人ではありません。
 目の前の筺のどこかに「検索」という機能がありますから、それを使えばあなたと同じく情報の既得権益を嫌う人達が様々な場所で異を唱えていると分かるでしょう。

 繰り返します。あなたは孤独ではない。



文責;弾犀@奇蹄類


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