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朝日新聞は事実を一週間遅れで伝えます 〜中国様に“配慮”する“新”聞社〜

 あの有名なブラックマンデーの前、僅か有名の人物が株を売り抜けて資産の暴落を免れた話があります。実話かどうかは怪しいですが。
 その人物曰く、「路上の靴磨きの少年が株の話をし始め、これはもう終りだと思った」んだそうです。確かそんな話だったような。

 今日の話もそんな感じ。『朝日新聞に記事が載った時にはもう遅い』と。あぁ、日付に注目して見ると面白いと思います。


 今年の始め、今日から遡って10日前、『中国が南シナ海での外国船籍の操業禁止』を表明しました。


中国 南シナ海の3分の2にわたる海域の支配強化へ(2014-0110)
 昨年、東シナ海に防空識別圏(ADIZ)を設定した中国は、南シナ海でも同様の措置をとるのではないかと目されていました。しかし、東シナ海で思いの外大きな反発を国際的に受けたことを考慮しているのか、現時点で南シナ海にADIZを設定したとの発表はありません。
 そんな中、中国政府は、南シナ海において外国の漁船や調査船が活動するには事前に中国の地方当局に承認を得るよう新しい規則を施行しました。南シナ海で中国と海洋主権を争う周辺国との軋轢が深まることが予想されます。
<海南省行政区の範囲>
<南シナ海の主権を中国と争っているのは、ベトナム、フィリピン、マレーシア、ブルネ
イの4カ国。それぞれの主張ラインは下図の通りです>
(引用終了)


 突然、公海(複数の国が主権を掲げている場所だが、少なくとも現在は公海扱い)での領有権を中国が主張し始めました。これは1月10日の事です。
 お決まりのように朝日新聞を筆頭にNHKその他も取り上げませんね。事実上の宣戦布告に等しい行為なのですが、日本のマスコミは取り上げません。

 当然フィリピンやベトナムは反発します。


中国へ対抗姿勢=南シナ海の外国漁船規制−比・越(2014-0110)
 【マニラ時事】中国の海南省政府が南シナ海で外国漁船の操業を規制する法的措置を講じたことを受け、同海での領有権争いで中国と鋭く対立するフィリピンは「わが国の資源保護を強化する」(国防省スポークスマン)と、対抗姿勢を示している。
 これは国防省スポークスマンが9日述べたもので、「国防当局はフィリピンの排他的経済水域(EEZ)内での海洋ルールの実施強化に向けた準備ができている」と強調。南シナ海での監視活動を強化する方針を表明し、中国をけん制した。
 国防省は外務省とも連携し、海南省が講じた規制の詳細の確認を急いでいる。
 同じく中国と領有権を争うベトナムの外務省報道官も10日、南シナ海 の西沙(英語名パラセル)、南沙(英語名スプラトリー)諸島について「ベトナムは争う余地のない主権を持っている。この海域でわが国の許可を得ていない全 ての外国の活動は違法である」と名指しを避けながらも、中国を批判した。
(引用終了)


 そしてアメリカも『挑発的で潜在的に危険』だと批判します。


中国の南シナ海漁業規制、米が「挑発的で潜在的に危険」と批判
2014年 01月 10日 08:15 JST
[ワシントン 9日 ロイター] -米政府は9日、中国が年初から施行した南シナ海での漁業規制を「挑発的で潜在的に危険」と批判した。問題の規制は、昨年11月に海南省が承認したもの で、外国漁船が同省行政区域に入るのに当局の承認を必要とする内容。1月1日に施行された。
 中国は、南シナ海の領有権をめぐりフィリピン、台湾、マレーシア、ブルネイ、ベトナムと対立している。今回の規制が広範囲に実施されれば、地域の緊張を一段と高める可能性がある。
 米国務省のサキ報道官は記者会見で、「南シナ海の問題となっている海域における他国の漁業活動に関する規制を承認するのは、挑発的で潜在的に危険な行動」と発言。
「中国はこの規制について国際法に基づく根拠も説明も一切していない」と指摘し、「われわれは、関係するすべての当事者が緊張をもたらし、対立の外交的、その他平和的解決の期待をそこなうような一方的な行動を避けるべき、という立場をとり続けている」と述べた。
 南シナ海に突き出た海南省には、中国海軍関連の主要施設がある。同省が2011年に発表したデータによると、南シナ海(面積推定350万平方キロメートル)の200万平方キロメートルが同省の行政区域となっている。
 南シナ海問題で中国との関係が冷え込んでいるフィリピンの外務省報道官は、在中国大使館に規制についてさらなる情報収集を指示したと述べた。
 現在のところ海南省当局者のコメントは得られていないが、中国外務省の華春瑩報道官は、自国の海洋資源利用を規制するのは正常な行動と述べている。
(引用終了)


 おやおや?『アメリカ様が失望したと言っているぞ!安倍はアメリカ様に土下座して謝罪しろ!』となどと宣っていたマスコミさん、あと自称ジャーナリストさん達?でしたっけ?
 『挑発的で潜在的な危険』だと今度は言っていますが、どうして報道しないんですかー?靖国批判なんて国内問題をギャーギャー騒ぐ一方、中国様の海洋侵略という世界的なニュースには黙りですか?馬鹿馬鹿しい。

 そして、
実際に中国は武力を行使して問題となっています。


中国、ホアンサ諸島でベトナム漁船を破壊 2014/01/10 07:32 JST
 南シナ海にあるホアンサ諸島(英名:パラセル諸島、中国名:西沙諸島)近くの海域で今月初め、ベトナム漁船が中国の監視船の追跡を受け、漁具等を破壊されたり、魚などを没収されたりする事件が2件相次いで発生した。
 漁船を破壊された船長によると、今月3日、中国の大型監視船に追い回された後、横付けされ、乗り込んでき中国当局者に魚や機材を没収された。また、この事件の前日にも別のベトナム漁船が同様の被害に遭っている。
 ベトナムと中国は、ホアンサ諸島およびチュオンサ諸島(英名:スプラトリー諸島、中国名:南沙諸島)などの領有権を争っており、これまでにも中国当局によるベトナム漁船への妨害行為などが多発している。
(引用終了)


 そして『中国共産党による武力に基づいた侵略行為』ですが、朝日新聞(の、福島版)は一体いつ取り上げたと思いますか?一日後?それとも二日後?
 なんと
記事に載ったのは七日後、一週間経ってからです。それまで朝日新聞はこの問題を報じようとしてはしませんでした。

 他のテレビや新聞も似たり寄ったり、東南アジアへ中国が侵攻している“現実”を彼らを取り上げません。
 一体を何をしているのかと言えば、靖国・秘密保護法案・都知事選挙、ぐらいでしょうでしょう。
 特に酷い――と言うか売り物としてのレベルが極端に低いのは、やはり朝日新聞でした。確か16日ぐらいの一面に、

『小泉親子に翻弄される自民党は分裂!』

って書いてありました……いや、たかが一議員の発言を取り上げてないで、中国の侵略問題を書けよと。紙面に限りはあるしても、別に小泉議員の発言を見出しにしてまで、一面を飾る必然性は皆無でしょうし。

 まぁ、これが現実ですね。日本のマスコミは一切報じませんが、ここ一週間の不安定な株価はこの不透明な状況を嫌ったものでしょう。
 日本の自称平和団体やら、九条の会の皆さんもたかが知れています。今、まさに中国共産党が武力によって侵略しているというのに、あなた方は何もしません。
 それが
あなた方の正義なんですよね?チベットとウイグルで民族浄化されている人達を見捨て、中国を褒め称えるのがあなた方の正義なんでしょうね

 マスコミも終わっています。いや、終わらせなければいけないでしょう。こんな大事を一週間遅れで、しかもほんの僅かな情報しか載せない偽善者達は。



文責;弾犀@奇蹄類


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