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マスコミを見限ろう

 〜ビットコインを絶賛したNHK、爆発した韓国高炉を褒め称える朝日新聞〜

 2014年二月末、ビットコインという仮想通貨――の、体裁を取った通貨でもない、かといってポイントカードでもない自称通貨が崩壊しました。


マウントゴックス破綻 顧客のビットコインは消失 再生法申請、債務超過に(2014/2/28 )
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGC28020_Y4A220C1000000/
 インターネット上の仮想通貨ビットコインの取引所「マウントゴックス」を運営する
MTGOX(東京・渋谷)が28日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、同日受理されたと発表した。債務が資産を上回る債務超過に陥っていた。顧客が保有する75万ビットコインのほか、購入用の預かり金も消失していたことが判明した。
(以下略・引用終了)


 通貨というものは『国家が信用を保証する証券』であり、その国が経済的に安定していれば通貨も同じく。逆に不安定であれば不安定という代物です。
 例えば……そうですね。私が「いちまんえん」と書いた紙で支払おうとすれば、即座に通報されるでしょう。通貨偽造は大罪ですので、決して冗談でも真似しないでください。
 それは何故かと言えば私に通貨の発行権が無い上、信用が無いからですね。その紙をどこか余所へ持っていっても一万円の代わりにはならないからです。
 しかし日本銀行の発行した一万円は、日本全国に加えて海外でも一万円の価値を持つ。それは日本国という国家がその価値を保障しているからです。

 その裏付けの無いビットコインが暴落するのは必然であり、ある種の詐欺行為に近いものなんですが――実は、この詐欺にマスコミが大々的に荷担していた事が判明しました。


 まずビットコインは一度暴落しているんですね。


ビットコイン 米で普及イベント(12月11日 12時4分 )
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131211/k10013741631000.html
 インターネットで利用され投資の対象にもなっている、仮想通貨「ビットコイン」の 取り引きが過熱し、一部でバブルではないかという指摘も出るなか、アメリカ西部の ラスベガスでビットコインの普及を進めようというイベントが開かれました。
(中略)
 その一方で金融当局の保証がないにもかかわらず、取り引きが過熱していることについて、 中国など一部の国では金融当局が警戒を促しています。
(以下略・引用終了)


広がる仮想通貨"ビットコイン 2013年12月09日 (月)
http://www.nhk.or.jp/seikatsu-blog/700/174659.html
 ところが、この3日間で状況は一変。12月5日に1ビットコイン(以下BTC)=1240ドルの高値をつけた後、>取引価格が急落し、7日午後には一時1BTC=576ドルの最安値を付けた。わずか3日間のうちに半額以下になってしまったというわけだ。
(引用終了)


 どちらもNHKの記事です。繰り返しますが、どちらもNHKの記事です。大切な事なので二回言いました。
 上記の記事の日付は12月9、11日。それを頭に入れた上で以下の記事をご覧下さい。


2013年12月09日放送
NHK「広がる仮想通貨"ビットコイン"」
http://www.nhk.or.jp/seikatsu-blog/700/174659.html
 いま、インターネット上の「謎の通貨」に世界の注目が集まっています。「ビットコイン」と呼ばれる仮想通貨です。
 このビットコイン、もともとは、インターネット上でやりとりされるデータの一種で、それ自体にはなんの価値もありません。
 しかしそのビットコインが、いま、投資の対象となり価格が急騰しています。背景にあるのは、ヨーロッパの経済危機など、
 世界経済への信用の低下。現実の通貨よりも、仮想の通貨を選ぶ人が現れているのです。
(以下略・引用終了)


 おや?『NHKはビットコインが暴落した僅か三日後にビットコインを絶賛する特集を報道』していました。と
 加えて週刊ダイアモンド?だか言う経済誌モドキにも似たような記事が。


【第1回】 2014年2月20日 著者・コラム紹介バックナンバー
野口悠紀雄 [早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問]
http://diamond.jp/articles/-/49033
【新連載】ビットコインは社会革命である
――どう評価するにせよ、まず正確に理解しよう


 これは詐欺では無いのですか?それとも彼らは現実を把握する能力すら欠いているのに、人様にどうこう偉そうに騙っているのでしょうか?
 これも現実ですね。ビットコインなどと言う詐欺をNHKや経済誌モドキが大々的に報道し、何度も暴落しているのに日本人を騙す、という詐欺。
 つい先日、佐村河内氏が記者会見を開いて騒いでいましたが、あれもそもそもはマスコミが共犯者なだけですからね。被爆二世?とか全盲とか分かりやすい弱者利権へ対し、薄っぺらいジャーナリズムを持つ連中が飛びついただけの話です。


 そして今回もう一つ、同様に救いがたい無能の朝日新聞の記事をどうぞ。


韓国企業の高炉建設 日韓分ける体験の違い
2014年2月15日00時24分
http://www.asahi.com/articles/ASG2D3S8JG2DULFA00K.html
 昨年末、韓国の鉄鋼最大手ポスコがインドネシアで製鉄所を稼働させました。東南アジアでは石炭と鉄鉱石から粗鋼をつくる高炉を兼ね備えた初の製鉄所です。実は日本の高炉メーカーも過去に何度となく東南アジアでの高炉建設を検討してきましたが、結局断念しています。
(中略)
 国営として創立したポスコは競合が少なく、ウォン安により輸出競争力が強い時期が続きました。業界内には「つくれば売れると考えている」という評があります。今回も需要拡大を見込んでの決断。大きな製鉄所で集中生産する高い効率性が、自信を支えています。
(以下略・引用終了)


 へー?凄いんですねー?ポスコという韓国の会社は日本企業が断念した高炉を受注し、大活躍していますねー――と、読んだ方はまず間違いなくそう思うでしょうね。
 でもね、この韓国ポスコが作った高炉、実は“操業二日目で爆発事故を起こして停止中”なんですよね。


「国際的な恥」 ポスコ一貫製鉄所、稼動2日で全面停止 工期短縮が原因か(2014-0120)
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/01/20/2014012000416.html
 韓国の鉄鋼最大手、ポスコがインドネシアに東南アジアで初めて建設した大型一貫製鉄所が、稼働開始から2日で故障し、3週間以上も全面操業停止に陥っていることが19日までに分かった。
(以下略・引用終了)


渡邉哲也 ?@daitojimari ・ 2時間(2014-0228)
インドネシアの国策事業である 韓国ポスコとの合弁の鉄の一貫生産炉 操業2日目で炉の破損で停止 ポスコは2ヶ月以内に操業再開とPR 本日、爆発事故を起こし、操業再開は絶望的 インドネシアの発展は大きく遅れました。
ちなみに技術的には新日鐵などがリスクが大きいと捨てた技術
(以下略・引用終了)


 ね、朝日新聞は絶望的に無能でしょう?日付をご覧になれば分かると思いますが韓国製の粗悪な高炉が爆発したのは昨年末。全面停止になっているのが判明したのが1月の20日(現地の記事では19日)。
 にも関わらず無能な朝日新聞は韓国製の高炉が大爆発したにも関わらず、同事業を絶賛する記事を書いています。本当に救いがたい無能で愚劣な新聞ですね。
 私ですらネットで一分もあればこの事実は調べられたにも関わらず、無能な朝日新聞は大爆発事故を引き起こしたポスコの高炉を賛辞する記事を書く。きっと首の上に頭が乗っていないか、顔の前に目がついていないのかのどちらかでしょうね。


 こんな、『現実を正確に把握する事すら出来ない程度の人間達』が記事を書いていると思うと、私は怖くて身震いがします。
 ある種経済は簡単なんですね。事実をそのまま書けばいいだけですから。
 そんな簡単な事すら出来ない連中が、いったいどれだけ他のジャンルもこの調子で捏造と欺瞞を続けているのか、と。


文責;弾犀@奇蹄類


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