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美味しんぼの風評加害を糾弾する 〜「表現の自由」に「嘘」は含まれない〜

美味しんぼの風評加害を糾弾する 〜「表現の自由」に「嘘」は含まれない〜
2014-0519


 断っておきますが、私は『報道の自由』や『表現の自由』は尊重します。それは絶対に。
 ですが同時に『何人たりとも嘘を吐いて他人を貶める事は許されない』のもまた確かです。それもまた絶対だと思っています。

 今回の雁屋氏並びに反原発派の妄言について言える事は、まず、

『記事(マンガ)の内容が“福島の真実”と銘打っているにも関わらず、それが“事実ではない”と指摘されている』

……まぁ、あれですね。今までの記事をご覧頂ければ分かると思いますが、『日本政府・国連・県・市、その全てが福島県での放射線被害は確認されていない』と明確に報道しています。
 科学的な根拠を上げ、住民に健康調査をし、集まったデータを元にしてそう結論づけていますね。

 しかし雁屋氏が現在問われているのは、

『事実かどうかが焦点になっているにも関わらず、“表現の自由”とすり替えている』

所でしょうか。
 具体的にはたかだか鼻血を放射線被害だと断定し、福島は二度と人が住めぬと言い張り、大阪の処理施設周辺では健康被害が相次いでいる――との、内容ですね。
 以上の話を書いたにも関わらず、『一体何を根拠にしたのかが明示されていない』訳です。
 記事を読む限りでは市役所や医師会に問い合わせた形跡はなく、一体どんな理由で誰を信じたのでしょうか?

 それが『個人の意見』であり『表現の自由(言論の自由)』であるのは間違いないでしょう。
 が、しかし『幾ら自由と言っても嘘やデマ、差別を流す自由はない』のも確かです。
 具体的な根拠を何一つ示せず、また登場人物の発言が事実とは異なるものを取り上げれば、批判されて当然。嘘吐きだと呼ばれ、福島への風評加害者である言われても然るべきだと思います。


 私は雁屋哲氏、並びに小学館の一連の記事と対応は、『福島県民へ対する差別行為である』と断言します。
 根拠のない一方的な原論を取り上げ、科学的に証明されていない言動を公の場でした上、今も尚福島の復興を土足で踏みにじる、差別ではないでしょうか。

 もしも仮に、彼らが放射線被害影響を受けたというのであれば、『医師の診断書を貰った上で発表するべき』であると思います。
 福島に住む多くの無辜の人間を傷つけ、風評被害を率先して煽るような行為を到底看過する事は出来ません。

 ちなみにこの騒動、発売元の小学館は『復興応援』だそうです。


小学館「『美味しんぼ』福島の真実編は復興応援という目的で始めた。次週特集記事を見てもらいたい」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140512-00000602-san-soci
 主人公らが東京電力福島第1原発を訪問後に鼻血を出すなどの姿を描い た、小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中の漫画「美味(おい)しんぼ」の描写について、関係自治体などから抗議が相次いでいる問題で、小学館広 報室は産経新聞の取材に対し「(現在連載中の)『美味しんぼ』の『福島の真実』編は復興を応援したいという目的で始めた。次週(19日)発売号で特集記事を掲載するので、これを見てもらいたい」と話している。
 ビッグコミックスピリッツ編集部は12日、ホームページに、鼻血や疲労感と放射線との関連性の「因果関係について断定するものではありません」などとするコメントを掲載した。
(引用終了)


 雁屋氏もアレですが、それ以上に小学館の対応はお粗末極まりない。
 今日発売の雑誌と同社のHPでは『明確な答え』だかが掲載されるそうですが、それもまた怪しいですがね。


 『原爆投下により起こった広島・長崎への風評被害は無知から来るもの』と私は書いたと思います。
 しかし雁屋氏や山本太郎議員、はたまた脱原発を掲げる自称平和団体の行動を見るに一つの結論に達しました。それは、

『彼らは自分達の政治的主張を押し通すために、嘘や差別を好んでしている』

と。
 具体的には『韓国人差別には紙面をあげて大反対するのに、福島が相手だと「批判が出来なくなる」と載せる朝日新聞』とか。
 『日本の原発には大反対なのに、中国韓国北朝鮮の核には無視する平和団体』とか。色々思い当たる点はあるでしょうから。

 私は決して彼らを許さない。日本人差別も、福島県へ対する差別も一切看過出来ません。


文責;弾犀@奇蹄類


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