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再生可能エネルギーに業務改善命令 〜やっぱり詐欺だったのか?〜

 詐欺師の手口の一つとして、

『○○は危険だ!しかし私の言う事を聞けば助かる!』

と、言うものがあります。まぁ常套手段と言いましょうか、基本と言いましょうか。
 ○○へ入るのは宗教的なアレコレであったり、経済的な話であったり、はたまた雁屋氏のような人間達が福島について言っている事であったりします。
 既存の価値観を否定し、胡散臭い自説を披露しては『支持者』を集める――ま、普通に考えればよく分かる事なのですが、そういった人間は手を変え品を変え、善良な人間を騙そうとします。
 民主党政権がそうであったように。


 さて、ここ数年『再生可能エネルギー』なる単語をよく耳にします。太陽光発電であったり、風力発電であったり、現在では重要視されていなかった発電力に目をつけ、それを産業としてまたは採算性が出るまで高める――それ自体は良い事だと思います。それ自体はね。
 ですが、『再生可能』という綺麗事の裏で杜撰な経理処置がなされていた疑惑が上がっています。


再生可能エネルギーファンドに行政処分
(2014-0515)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140515-00000051-mai-soci
 陽光やバイオマス(生物資源)などによる発電のため市民から出資を募るファンドの販売会社「おひさまエネルギーファンド」(長野県飯田市)の資金管理がずさんだとして、証券取引等監視委員会は15日、金融商品取引法違反の疑いで同社を行政処分するよう金融庁に勧告する方針を固めた。再生可能エネルギー事業を巡る勧告は異例。
 資金の消失は確認されておらず、経営継続が可能であることから、金融庁は業務停止命令や登録取り消しではなく、業務改善命令を出すとみられる。【牧野宏美】
 同社は2004年に設立。1口10万〜300万円で資金を集め、関係の深い事業会社などが発電し、売電などによる収益を出資者に分配している。現在、八つのファンド(出資総額約24億円)を販売しており、出資者数は延べ約2700人。
 関係者によると、おひさまエネルギーファンドが販売した八つのうち六つのファンドは、出資者への配当資金と、発電事業会社に払う委託費を分けて管理していなかった。また、あるファンドの配当金の不足分を、別のファンドの資金で補うなどしていたとみられる。
(以下略・引用終了)


 特記すべき所は二つ。

出資者への配当資金と発電事業会社に払う委託費を分けて管理していなかった
あるファンドの配当金の不足分を、別のファンドの資金で補うなどしていた

 杜撰極まりないですね。会社の資金を管理し切れてない上、別会社への出資を同系統の会社から流用していたようで。
 普通に考えればAというファンドに資金提供したのにも関わらず、Bという会社が不利益を出し、それを補填するためにAから出資していたとなれば本末転倒でしょう。
 少なくともA社へ出資した人間にとってすれば、ある意味背任に当たると思うのですが、現時点で金融庁は業務改善命令に留めていると。

 ……ま、全体の採算が悪くなれば、最悪自転車操業のような○をするのかも知れません。それはまた別の話でしょうか。出来れば倒産したとか、詐欺として訴えられたとか、紹介はしたくはありません。


 で、私が問題にしたいのはこのファンドに関わっている人間、飯田哲也氏の事です。
 同社のホームページには所長?という名前で載っています。


認定NPO法人環境エネルギー政策研究所 所長 飯田哲也
http://www.kotsukaikan.co.jp/access/
http://www.ohisama-fund.jp/weblog/


 別件ですが飯田氏は以下のように仰っています。


飯田哲也(いいだてつなり) ‏@iidatetsunari 6時間
【雁屋哲氏+スピリッツ編集部の姿勢を評価します】 今日発売の
「美味しんぼ」(スピリッツ第25号5/19発売)をさっそく読みました。
http://spi-net.jp/this_week/
雁屋哲氏がしっかりと問題提起して最後に多様な意見の場を設けたスピリッツ編集部の姿勢を高く評価する


 ……あのデマばかりで科学的論拠が何一つ掲載されていない風評加害を『高く評価』ですか?詳しく調べてみると。


(東京電力の吉田元所長が亡くなられた時のツイート)

飯田哲也(いいだてつなり) ‏@iidatetsunari
被ばくが原因で食道がんを発症するまでには少なくとも5年かかるので、
事故による被ばくが影響した可能性は極めて低い」by東京電力とのことだが、
可能性を否定する姿勢こそ非科学的な態度だろう【NHK7/9】東電 吉田昌郎元所長が死去


 で、ご本人の経歴を見てみると。

2012年6月 山口知事選に立候補。しかし落選
2012年12月 衆議院選挙に山口県一区から立候補。しかし落選

と、選挙へチャレンジされています。

 いやあの、はっきり言いますけど『これって脱原発を掲げた売名・投資商法』では無いのでしょうか?
 小学館の美味しんぼがそうであったように、福島を悪者にして存在しない風評被害をたきつけて人々の耳目を引き、支持を得るという『手口』では?


福島県双葉町の井戸川町長と飯田哲也氏が福岡市内で講演
http://www.data-max.co.jp/2012/08/27/post_16448_dm1739_2.html


 井戸川前双葉町町長との親交のある……何ともまぁ、という感じでしょうかね。
 しかし飯田氏の動きを見るに、

『脱原発を唱えているのは、自身の提唱している自然可能エネルギーで一儲けするため』

ではないでしょうか?
 利益誘導のための脱原発という気もします。もしも飯田氏が本当に脱原発を心からしたいのであれば、疑われるような事はしない。そう思うのが人情でしょうに。


文責;弾犀@奇蹄類


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