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オバマ大統領というポピュリスト 〜人気取りのためにテロリストと取引〜

 私は歴代アメリカ大統領の中で最も無能な人物を上げるのであれば、まずルーズベルトだと思います。その次に来るのがオバマ大統領。
 彼はまぁ一言で言えば、無能。鳩山・菅・野田元総理並に、無能。

 ……いやまぁ?掲げる思想はある程度評価出来ますよ。彼のしようとしている国民皆保険(日本は半世紀前に導入済みですが)を進めるのは良いと思います。
 ただですねぇ、何と言っても方法が致命的というか、考え無しというか。

『国が面倒見るのではなく、“民間”の保険会社に全員加入させる』

 まぁ、頭が悪いですね。大体これが他の事でも同じでして、オバマ大統領はブッシュ前大統領時に作られた『愛国法』がありました。ぶっちゃけテロ防止のために政府の権限を拡大する法律です。
 オバマ大統領は反対したのですが――自身が大統領になると、むしろその法を率先して使っていた、という事実が明らかに。
 今日もまぁそんなお話です。


 2014年6月初め、オバマ大統領はある民間人をホワイトハウスへ招いて会見を開きました。


米とタリバーンが取引 拘束米兵を5年ぶりに解放
2014年6月1日18時46分
http://www.asahi.com/articles/ASG615D0ZG61UHBI00Z.html
 オバマ米大統領は31日、アフガニスタンの反政府武装勢力タリバーンに拘束されていた米陸軍軍曹(28)が約5年ぶりに解放された、と発表した。この引き換えとして、米政府はキューバのグアンタナモ米軍基地にある対テロ戦収容所から、タリバーンの幹部ら5人をカタールに移送した。
 今回解放された軍曹は、アフガン東部のパキスタン国境付近で2009 年に行方不明になり、その後、タリバーンが拘束中の映像を公開していた。オバマ氏は軍曹の両親とともにホワイトハウスで急きょ会見。「(軍曹を)忘れたこ とはない。米国は兵士を見捨てることはない」と成果を強調した。
 カタール政府が仲介し、米国とアフガンの和平や捕虜交換などの協議を続けていた。
 米ニューヨーク・タイムズ紙などによると、軍曹は31日、パキスタン国境に近いアフガン領内で米軍の特殊部隊に引き渡された。その後、ヘリコプターで移送されたが、歩くこともできて健康状態はいいという。ドイツの米軍病院で検査をし、米国へ帰国する方向で調整している。
 一方、タリバーンの5人のうち2人は軍事部門の幹部司令官。米国人や同盟国軍兵士、さらにアフガン国内のシーア派住民数千人の殺害にかかわった疑いがもたれている。当面はカタールで監視下に置かれる。
 今回の取引について米国内では批判も出ている。米下院のロジャース情報委員長(共和)は、「タリバーン幹部を移送する今回の決定は、今後の米兵の生命を脅かすことになる」とニューヨーク・タイムズ紙に語った。(ワシントン=奥寺淳)


 ……ツッコミ所がありすぎて、どこからすればいいのか迷いますが――まぁ、悪手ですね。考えられる限り最悪に近い。
 記事中で共和党の議員が非難しているように、よく『テロリストとは交渉しない』と言います。その理由は『無法な相手に付き合っていたら、相手が幾らでもつけあがるから』と。
 今回の人質解放もアメリカにとっては大いにマイナスですよ。この悪しき前例を作ってしまったばかりに、これから世界各国でアメリカ兵がテロリストに誘拐されかねません。というか、されるでしょう。

 とはいえ、です。ご家族の気持ちになれば、何を犠牲にしてでも家族を取り戻したい気持ちは分かります。
 けれどこの兵士、『脱走兵だったのではないか』という疑惑が持ち上がってきました。


解放の軍曹に脱走疑惑=共和党、政権を追及へ―米(2014-0604)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140604-00000020-jij-n_ame
 アフガニスタンの反政府勢力タリバンに解放されたバーグダル米陸軍軍曹が、約5年前にアフガンの駐屯地から脱走して拘束された可能性があることが分かった。
(以下略・引用終了)


解放の軍曹に脱走疑惑=共和党、政権を追及へ−米(2014-0604)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014060400124
 【ワシントン時事】アフガニスタンの反政府勢力タリバンに解放されたバーグダル米陸軍軍曹が、約5年前にアフガンの駐屯地から脱走して拘束された可能性があることが分かった。
 3日付の米紙ニューヨーク・タイムズが内部調査の結果を知る元米軍幹部の話として報じた。
 米陸軍は3日、ドイツで療養中の軍曹の回復を待って拘束の経緯を聴取する方針を明らかにし、デンプシー統合参謀本部議長は「違法行為があったなら見逃さない」とする声明を出した。
 ただ、野党・共和党はオバマ政権の対応を問題視しており、追及を強める構えだ。
 ニューヨーク・タイムズによると、軍曹は2009年6月、「陸軍に幻滅した。米国の任務を支持しない。新しい人生を始める」と書いたメモを残し、駐屯地のテントを抜け出した。同紙は「軍曹は現地の言葉を学んでいた」「よく山をじっと見つめ、中国へ行けたらと話していた」などとする元同僚の証言も伝えた。
(引用終了)


 微妙に北朝鮮へ亡命した、よど号の犯人達を思い出します。
 どちらにせよこの兵士と釈放と引き替えに、アメリカは――オバマ大統領はテロリストと交渉してしまいました。それも下手をすれば自ら進んで脱走した人間のため、これ以降兵士達を危険な目に遭わせる訳ですが。
 自身の人気取りのために放送オバマ大統領、愚かな指導者を選んで国が滅ぶのは必定でしょうか?


文責;弾犀@奇蹄類


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