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相棒の最新作はゴミ未満

 テレビ朝日で長らくやっているドラマシリーズ「相棒」。私は水谷豊さんの鼻につく演技と脚本家の『幼稚な政府批判』が好きなので割と見ています。

 で、まぁ今回映画と言う事もあり見ました。えぇまぁ酷いもんです。


○あらすじ
 即応自衛艦(海外の予備兵役)がある島で事故にあって死亡。その島では自衛隊を退官した男が民兵組織を作って訓練していた。
 実はその民兵達は非合法兵器(生物兵器)を保持しているという疑いがあり、公安警察からも監査の対象とされている。

 杉下警部らは島へ乗り込むが、自衛隊に都合の悪い事実が明らかになりそうになると自衛隊が乗り込んで来て、『訓練』と称して杉下らに銃を向けて無理矢理押さえつけて薬を撃ち、無理矢理東京へ連行。
 その際の杉下の台詞はこう。

杉下「自衛隊は”訓練”という名目があれば何だって出来るんですよ!」
一同「な、なんだってーーーーー!?」

 なんと民兵組織は『自衛隊が隠し持っていた天然痘ウイルスを盗んでいた』のが判明。
 後はその犯人が逮捕された後、留置場へ面会へ来た時のやりとり。

犯人「生物兵器を保持していたのは、やられたらやり返すため」
犯人「友人にでも頼むつもりか。何かあったら代わりに反撃してくれって」
犯人「あなたが信じてる敵と組もうとしているかも知れない」

犯人「自分の身は自分で守るしかない」
犯人「生物兵器ダメで核兵器はダメなんですか?」
犯人「防衛権の行使のためには自衛の兵器が必要だろう!」

犯人「あなた方は病気なんですよ。友人によってもたらされた『平和ボケ』という病に」

※手段はともかく、まぁまぁそれっぽい事を言っていますね。役者さんが好きなんで補正効果もあると思いますが。
これに対して右京はどんな立派な反論をしてるのか!……と、思ったら。

杉下「あなたの方こそ、侵されていますよ」
杉下「国防と言う名の流行病にね」

 ラストシーン、雑踏の中で話す匿名係。

杉下「平和はやってくるんでしょうかねぇ
甲斐「やってきますよ!絶対に!」

相棒映画版・終


 ……大体まぁ、こんな感じだったんですが……あー……はい、まぁ子供だましと言いますし、シナリオから舞台設定、登場人物の台詞回しまで陳腐と言うべきか。
 コレにお金を払った私が言うのも何ですが、マトモに見るべきは何も無い駄作です。
 トリックそのものも極めて杜撰で、どうしようもないぐらいにつまらない。

 『今そこにある脅威(中国・韓国・北朝鮮というならず者・剽窃国家)』へ対して危機感を覚えていた、のがこの犯人の動機です。余罪を含めても同じく。
 方法は勿論違法ですし、罰せられるべきなのですが――それでも杉下らへの真摯な問いかけへ対し、詭弁で返すしかありませんでした。
 『脅威がある(=従って自衛の手段を抑えておくべき)』と主張したのに、杉下は「脅威なんか無いんだ!無いったら無いんだ!」と強弁するしか出来なかった。
 映画のラストシーンでは何も根拠の無い楽観論を出して、負け犬の遠吠えを視する始末――これ、杉下――水谷豊さんのファンとしてもつまらないんじゃ無いですかね。多分。

 ま、これは所詮映画の話でフィクションです。
 東日本大震災という未曾有の危機に於いて、自衛隊並びに在日米軍(映画で言う「お友達)は逃げる事なく、私達日本人の命を救って下さいました。
 勿論逃げ出す人間も居ましたが、それは個々人の話であり、ほぼ全ての人間は組織としての体裁を保ったまま、正常にその役割を果たして下さいました。

 脚本を書かれた方――というか、朝日捏造新聞さん子会社の朝日捏造テレビさん、悔しいんでしょう?それが?
 現実には記者の多くが逃げ出してしまい、碌に被災地からの情報が入ってこなくなったのが現実。証人はいわき市に住む33万人全員です。

 だから、捏造するんてすよね?映画でフィクションだと言いながら、事実を捏造する。
 特命係さんがもし現実に居たら32年間捏造し続けた報道者を断罪しませんか?なぁなぁで済ませますか?

 悔しかったらジャーナレストの勤めを果たしてみろ。この卑怯者の朝日熱損新聞。


文責;弾犀@奇蹄類


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