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民主主義の自殺はどちらなのか? 〜彼らこそが真の意味でのテロリスト〜

 まずは安全保障法案可決おめでとうございます。これによってアメリカやその他との国々との間で集団的自衛権の行使が可能になり、国連加盟国191ヶ国全ての国家が有している権利を法的にも得た訳です。
 これで中国・北朝鮮・韓国のようなならず者国家が暴走しないように、私達日本国民の生命や財産を守られるための大きな抑止力を手に入れた事になるでしょう。

 ……と、まぁ安全保障法案が成立した際に民主党が暴力をふるって採決を妨害した上、『民主党津田弥太郎議員が自民党の女性議員を羽交い締めにして抱き上げ、数メートルも引きずった挙げ句に放り投げる』という、手慣れたレイプ犯のような暴行を振るいました。
(且つ動画に残っています)

 ――が、しかし『日本のマスコミや自称ジャーナリストは偏向報道が得意なため、この前代未聞の暴行事件は一切地上波に流れることはなく』、また『都議会の野党の女性議員へのヤジ問題で声紋分析までして、徹底的に犯人を見つけたマスコミ共は、全く取り上げようとしていない』のが現状ですね。
 しかもフェミニストを称して女性の人権や権利を守ろうとする個人・団体が、みのもんた氏の公開セクハラ事件に関しても沈黙を守り続けたように、国会とい う場で行われた男性の暴力へ対しても何のリアクションも起こさない様は、彼らが如何に変更存在であるのかを雄弁に語っています。


 さて、今日はマスコミのような『報道テロリスト』の話ではなく……あぁいや、まぁそっちの話ですね。
 同法案が可決した前後に、共産党支持母体の一つである全労連のバックアップを受けているSHIELD’sだか、志位ズルイだかいう政治団体を、まるで彼らが民意の象徴であるが如く扱いましたが、皆さんはどうお思われたでしょうか?

 私は不愉快でした。有権者をバカにしているのかと。

 まず安倍政権は昨年末に民主的な方法で選ばれた合法的な政権です。彼らの決める事が、つまり議員の多数決は民意を反映しており、独裁でも暴走でも決してありません。
 また安倍政権――というよりは自民党は党是に憲法改正を掲げており、また現総理も集団的自衛権の解釈変更を何度も訴え、何よりも2014年7月1日に閣議で解釈変更を決定しています。その後に衆議院を解散し、民意を得て、現政権は成立しているのです。
 加えて自分達の気に食わない法案があったとしましょう。少なくとも与党側が何度も野党側と修正協議を加え、且つ100時間以上の長い時間をかけた議論を した――“民主的”なものを。議事進行する議長を閉じ込めたり、いざ採決が始まると暴力で阻止しようとしたり……それのどこが一体『民主的』なのか?
 もしこんな愚かな事がまかり通ってしまえば、議員は全てプロレスラーかヤクザなどを勢揃いさせれば、国会運営を自由に出来るというものです。
(民主党には実際ヤクザ以上の恫喝をした議員が居ましたけどね)
 民主党は、そして野党達はおかしい。また彼らの暴力を非難せず、与党批判を繰り返しているマスコミ達も。
 これは『民主主義の自殺』と何が違うのか?

 同様にデモをする・しないは勝手ですし、否定するつもりもありませんが、SHIELD’sは「多数決は民意ではなく、デモこそが民意だ!」と頭のおかしい発言を多々しています。
 デモで全てが決まるのであれば選挙をする必要はないですし……まぁ、分かってないんでしょうね、そこすら。
 何よりも「選挙で合法・民主的に先取された国会議員を数の暴力だ!」と貶める一方、「デモする自分達は○○万人集まった!」と“数を誇る”様は醜悪の一言に尽きます。たった3万人しか集まっていないのに、4倍に詐称したりとどうにも彼らこそが詐欺師だと思いますが。
 そもそも国会議員へ訴えたい割には、『何故か休日を狙ってデモをした』り、“一般市民だけで構成されている”と言いながら、『平日の昼間に堂々と数日に渡って行動した』り、とどうにも胡散臭いとしか言いようがありません。
 「会社が終ってデモに参加しました!」と、パリッと糊が効いたスーツを着て、暑い最中に顔が全く脂で光って居らず、なによりも残業せずに17時頃にはもうデモに合流出来る謎の会社員(自称)さんも居り、個人的には失笑しました。

 他にも徴兵制がどう、民主主義がどうと寝言を仰っていますが……それならば現在進行形で徴兵制の韓国は軍国主義なんでしょうか?民主主義国家ですらない中国も?
 憲法九条とかいう念仏で日本が平和に保たれているとすれば、その念仏はウクライナにはなかったのですか?南スーダンやシリアにも?
 戦前、日本が中国やアジアを植民地にして支配していた西欧列強へ戦争を仕掛けたのは、間違いなく事実です。それは否定しませんよ。
 で、あれば『それらの国々へ今度こそ“日本が攻めて決めても大丈夫なよう”に、憲法九条の導入を勧めた』らどうでしょうか?憲法念仏を唱えれば、それだけで外国は逃げていくのでしょう?いい考えだと思いますよ。


 ……まぁ何度も何度も言っていますが、『正論で勝てない相手には絡め手』が有効なんですよ。あぁ有効と言っても別にそれが最良手では決してなく、場当たり的な対処にしか過ぎないのですが。
 だから今回の安保も語られているのは『手続き・国会運営・審議時間・有識者の是非・デモがどうこう・憲法違反か否か?』という“手続き論に終始”している訳です。
 本来であれば、そう語られなくては“いけない”筈である大本の話、中国・韓国・北朝鮮のようなならず者国家の脅威は語られていない。

 ホルムズ海の機雷相当だってそうですよ。あれは一例として挙げたのであり、本来であるならば人民解放軍が不法占領且つ軍事要塞化を進めている南沙・西沙諸島を念頭に置いたものである……ぐらい、子供でも考え至りそうなもんですがねぇ。
 ある日突然、中国が自国領土と言い張って機雷を撒き始めたらどうなります?また無期限の軍事演習をすると言って、あそこら辺一帯を封鎖してしまえば?
 あの海峡を通っている原油は暴騰、他の資源も同じく。また「航路を変えればいいだけだ」とか狂人が寝言で言いそうですが、もしも近所にヤクザで住んでい て公道を占拠して警察すらも手を出せない状態になってですよ?その近くの家へ「別の道を使えば大丈夫だから!」と言われた配達業者はどうです?
 行く行かないで言えば行くでしょうが、相当の手間賃や保険料を上積みされないと行きはしないでしょう。それが全てです。


 散々実例とロジックを挙げて言ってきましたが、何よりも彼らに――割と個人的にも注意したい事があります。それは『レッテルを貼るな』という当たり前の話です。
 私は今回の安全保障法案に賛成の立場ですし、現与党と一部の野党も賛成なのでしょう。それは事実です。
 ですが――その賛成派に向かって「戦争がしたいんだろ!」や「アメリカの犬!」と怒鳴りつけるのは宜しくありません。それは『嘘』だからです。
 中には、確か昨日は安倍総理のポスターを破いたり落書きをしたりして、71歳のご老人が逮捕されました……いやあの、気に食わないのは分かりますし、ま た腹が立つのも分かりますよ?でもそれをしてしまったら、暴力や非合法な手段に訴えてしまったら、それはただのテロと何が違うんですか?
 相手にレッテルを貼るのもそうです。抑止力のために安全保障を進める、と言っている相手へ向かい、さも狂人であるがように貶める。それがまともな人間のする事でしょうか?
 ……そんな事をすればする程、茶番をしようとすればするだけご自身の居場所が無くなっていくだけですよ。
 彼らが真っ当に議論すべき事を逃げて欲しくないですね。そうするのが楽ではあるのですが……まぁそんな生き方をするのも自由でしょう。悲しい事ですが。


文責;弾犀@奇蹄類


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