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茨城の豪雨被害は『太陽光発電による人災』だった

 〜いつものように沈黙するマスコミ達〜

 不思議に思いませんでしたか?今回の豪雨被害について。
 いつもであるならば市長を吊し上げ、与党(自民党政権の時のみ)に対して対策が遅いだの、災害を止められなかったのかとアジテートするのがパターンだったのに、今回はそれが全くありませんでした。
 市長は堤防が決壊した地区に避難指示を出さず、場合によっては刑事訴訟ものの話に発展する(民事では検討中だそうです)事案だというのに、です。

 それは『堤防が決壊した一因に、マスコミが散々煽ってきた太陽光発電が関係しているから』ですね。
 昨年の時点で行政側は堤防の安全性に不安を抱いていました。


昨年の時点で行政は認識していました。(2014-0725)
http://d.hatena.ne.jp/hyakubann/touch/20140725
――都市建設部長
 それでは、風野議員の御質問にお答えいたします。
 鬼怒川左岸の若宮戸地区につきましては、堤防が築かれていない無堤部が約1キロメートルにわたり存在しておりますが、通称十一面山の丘陵部が自然の堤防の役目を果たしておりました。
 御指摘の若宮戸地先におきましては、ことし3月下旬に若宮戸地区の住民の方より丘陵部の一部が掘削されているとの通報があり、現地を直ちに確認し、鬼怒川を管理している国土交通省関東地方整備局下館河川事務所へ報告したところでございます。
 当該地区は民有地であったため、民間事業者の太陽光発電事業により丘陵部が延長約150メートル、高さ2メートル程度掘削されたものでありました。
 今年度の出水対策といたしまして、下館河川事務所で検討をしていただいた結果、太陽光発電事業者の土地を借りて丘陵が崩された付近に掘削前と同程度の高さまで大型土のうを設置することとし、現在常総市とともに交渉を進めている状況であります。
 また、今後は下館河川事務所において築堤の事業化に向けて検討していると聞いております。
(引用終了)


 簡単にまとめますと、まず若宮戸地区には丘陵があり、それが自然の堤防の役割を果たしていたんですね。
 ですがその丘陵を所有している人間が高さ2メートル程削り、太陽光発電を導入しようとしてしまっていた。
 市としてはこのままでは堤防の役割を果たさないため、その土地を持っている民間業者と交渉し、対策を取ろうとしていたと。


鬼怒川の氾濫、ソーラーパネル設置で丘が削り取られていた場所からも
http://m.huffpost.com/jp/entry/8115002
 市で9月10日、鬼怒川沿いの堤防沿いの複数の地点から水が氾濫したが、そのうちの1つである若宮戸(わかみやど)付近あたりではもともと堤防がなく、太陽光発電所の建設の際に、堤防の役割を果たしていた丘も削り取られていたことがわかった。
 日テレNEWSによると、大型の土のうを積んで対応していたが、そこから水があふれたという。国土交通省はこの日、若宮戸地区で、鬼怒川の水があふれる「越水」が確認されたと発表。この場所付近に堤防がないことは、2014年6月の常総市議会でも指摘されていた。
(引用終了)


 更に茨城の地方紙ではこのような扱いをしています。


坂東市長 「この災害は人災」 越水 開発で堤防面低下指摘 2015年9月12日(土)
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14419864204966
 常総市若宮戸の鬼怒川越水地点に関して、坂東市の吉原英一市長は11日、政府調査団として県庁を訪れた赤沢亮正内閣府副大臣に対し、岸辺に太陽光発電パネルが設置された際に土地が削られたことの影響を指摘、「この災害は人災だと考えている」と語った。
 吉原市長は橋本昌知事らとともに赤沢副大臣 と面会し、越水現場を1年前に撮影した写真と、10日午後の被害状況を上空から捉えた写真を提示。開発によって越水被害が広がる可能性を指摘してきたと述 べ、「大きな事業をやるときには自治体の意見を聞いてからにしてほしい」と要望した。赤沢副大臣は「詳細な分析を持っていないのでコメントできないが、同 じことを繰り返さないためにどういった注意が必要か調べたい」と答えた。
 副大臣との面会後、吉原市長は「民地が削られ、堤防面が低くなった。越水の原因の一つになった思っている」と述べた。
 国土交通省下館河川事務所によると、鬼怒川が越水した常総市若宮戸付近には民有地の自然堤防を掘削する形で、民間業者が太陽光発電パネルを設置した。
 同事務所は応急対策として大型土のうを積み上げ、それまでの高さは維持していたと説明、「削る前の状態でも水は越えていた」とした。
(引用終了)


 まぁ『太陽光発電という目先のエサに飛びついたがために、多くの日本人の財産を失わせた』のが結論でしょうか。出来れば続報――というか、この民間業者さんのお話が聞きたい所ですが、氏名はおろか会社名すら伝わっていない。
 何故ならばマスコミ達がこの人災をシャットアウトし、太陽光発電で起きた災害を日本国民へ知らせないようにしているからです。
 宮城の方でもソーラーパネルを設置した斜面が崩落し、被害を出しているのですが、それについての続報もなし。嘆かわしい限りですね。

 全ては民主党が推し進めた安全も何も省みない太陽光事業、そしてスーパー堤防と共に仕分けされた数千億円の治水事業・河川改修費。
 信じられない無能が政権に就き、人命のかかった政治でパフォーマンスに走った結果、この人災は起こるべくして起きた
。そう私は思っています。
 ……勿論、それは民主党だけが悪いのではなく、彼らを選んだ私達日本国民の責任です。


文責;弾犀@奇蹄類


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