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平和な所では自由を叫び、危険な所では媚びを売り跪いてクツを舐める

ジャーナリスト達 〜TBS17時のニュースを見て〜

 奇しくも連休明け、2016年5月6日は北朝鮮という独裁国家では党大会だか、如何に自国が狂ってい るのかのパフォーマンスをすると言う事でした。日本のマスコミ達も記者を送り込んばいいものの、他国の記者とともに肝心の取材は一切させて貰えず、モデル ルームを見学させられたりと散々でした。個人的には同情します。
 各局見ていた訳ではありませんが、というかそこまでヒマではありませんが、TBS系17時のニュースはとても興味深い内容でした。
 北朝鮮からの中継は音声のみ、そして党大会だかの様子は見せて貰えず、現地記者は訳の分からない施設や仕込みのインタビューをさせられ大変だった、という話でした。まぁそれはいいでしょう。誰がシナリオ書いたのは分かりませんが、相当に頭の悪いのは分かりますが。
(今後、わざわざ北朝鮮まで行って取材をしようとする物好きを更に減らす結果)

 まぁそこまではいいとしても、問題だと思ったのは同局のコメンテーターの岸井氏が、何を思ったのか二枚の写真をフリップにして出してきた時の事です。
 片方は金日成と握手を交わしている岸井氏、またもう一つは金日成や北朝鮮の幹部と集合写真に写っている岸井氏の写真……。

 ちなみに岸井氏曰く、「この写真を持ち出す事で取材が上手く行く事があった」との話。
 ……マスコミ業界は狂っていると前々から思ってたのですが、やはり北朝鮮とズブズブの関係だったのですね、本当に嘆かわしい話ですが。
 でもなければ堂々と、そして国民感情が悪化しているにも関わらず、『北朝鮮と岸井氏は蜜月だった』というアピールをする(わざわざフリップまで作っている以上、前段階から公開するつもりだった)という、テロリストの自白とも言える失態を演じています。

 ……まぁ仮に、百歩譲ってただの自慢話だったとしても、岸井氏はこの間「日本政府へ報道の自由を守れ!」とか仰ったそうです。少なくとも声明に名を連ねていましたが。

 もしも岸井氏に人間が持ちうる必要最低限の理性、もしくは動物でも持ち合わせる品性の欠片が残っていれば、『数十年前から報道の自由はおろか、人権すら もまともに省みない独裁国家』でヘラヘラ笑って独裁者と仲良く握手をし、あまつさえ記念撮影をしてそれを誇りにする……そんな事は出来ないと思います、 えぇ。
 ていうかいい機会ですから、北朝鮮で取材をしている記者に言わせれば良かったじゃないですか、あなた方がいつもいつも日本政府(それも自民党が与党の時だけ)へ言っている言葉を。

 「報道の自由を守れ」と。

文責;弾犀@奇蹄類


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