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安全な場所で、理性的な相手へ、パフォーマンスするだけしかできない平和主義者

 〜人権活動家はどこも同じ〜

 私は日本のマスコミやジャーナリストを心の底から軽蔑しています。その理由の一つとして、「安全が担保された場所で、その安全を守っている対象へは噛みつくのに、危険な場所では犯罪者のクツを舐めて媚びを売る」という態度が気に入りません。
(※この台詞の主旨は評論家の石平先生が民族浄化を繰り返す中国政府へ対し、何も物申さない大江健三郎氏へ仰った言葉です。あくまでも主旨だけですが)
 中国・北朝鮮という独裁国家がすぐ近くにあるにも関わらず、ここ最近のマスコミ共のトレンドは「一強!アベ一強政治独裁!」と気が触れた狂人のようにわめき立てるのは、まぁどこの国の意志を“忖度”しているのか、実に分かりやすいと言えるでしょうが。

 まぁ私も、というか意志を持った個人であればですね、他人と完全に意志・意見が一致するなんてのは有り得ません。「平和を守ろう」という誰しもが認める 価値観であっても、「だから軍隊を無くそう」から「軍備を強化しよう」、「色々な国安全保障条約を結ぼう」まて多岐に渡り、いざ実行するとしても更に多数 の選択肢が存在します。
 だから自分の意見を持ち、他人の意見を聞き、その上で折衝して照らし合わせ、調整がつかなかった分は多数決をもって国家(政府)意志決定をする。それが民主的な現代国家なのだと思います。
 ですから『全てにおいて現政府・現与党が何一つの瑕疵も無く完全に正しい』――とするのは、私の知る限りでは中国や北朝鮮のような一党独裁か半世紀以上続くならず者国家だけです。
 日本は違います。私にだって文句はありますし、意見や抱いている考えが違うところも勿論ある。それを口に出すのは自由です。やれ現政権が独裁だの強権だの、挙げ句には北朝鮮のようだ、などというジャーナリストも数多くいますね。
 皮肉なことですが『彼がそうやって好き勝手やっているにも関わらず、投獄どころか生活環境を変えることなく妄言を吐き続けていられる』、という事実そのものが、彼らジャーナリストがどれだけ嘘吐きであり、安全な場所で理性ある相手に“しか”批判しない人種である証左となります。


 まぁ私の個人的に(よく生き恥をここまで晒して生きていけるな、という意味で)尊敬している朝日捏造新聞政治部次長・高橋純子女史のように、ダメな記者の方は大勢いらっしゃいます。ダメな話なんですが。
 ですがそれはどうやら日本だけの傾向ではないようでして、実はアメリカはハリウッドにまで深く浸透しているようです。


リチャード・ギア、反中国発言でハリウッド追放(2017年4月24日 18時52分)
https://www.cinematoday.jp/page/N0091201
 映画『アメリカン・ジゴロ』や『プリティ・ ウーマン』など大手スタジオのAリスト(一流クラス)俳優として活躍するも、反中国発言でハリウッド追放状態となったリチャード・ギアが、The Hollywood Reporter に胸の内を明かした。中国は今やアメリカに次ぐ世界第2位の映画市場となっており、ハリウッドが中国と親和性を高めていることはよく知られている。
 熱心なチベット仏教徒かつ人道主義者であるリチャードは、1993年のアカデミー賞授賞式でプレゼンターを務めた際、台本を無視し、中国によるチベット抑圧は「恐ろしく人権が侵害された状態」だと非難。激怒したプロデューサーにオスカー出禁にされるも、2008年には北京オリンピックのボイコットを訴え、2012年にもインドで行われた仏教イベントで中国について「世界で最も偽善的な国」を語るなど、臆することなく発言を続けてきた。
 仕事への影響を実感したのは『北京のふた り』(1997)でのことで、突然、スタジオからプロモーション活動をしないでくれと言われたという。「そのとき、MGM(メトロ・ゴールドウィン・メイ ヤー)は中国と契約を結びたかったんだ。だからこの映画を捨てることにしたんだよ」。そしてリチャードは、ここ10年は大手スタジオの作品に出演していない
 事実上のハリウッド追放状態について「中国が『彼が出ているならダメだ』と言うだろうからということで、僕が出演できなかった映画はもちろん何本もある。最近も、僕が出ていたら中国を怒らせるだろうから、出資はできないという話を聞いたばかりだ」と淡々と明かした。
 また、近年はインディペンデント映画界に活 躍の場を移したが、中国での公開を見込んでいない小規模な作品においても圧力をかけられたことがあるとのこと。「中国の監督と仕事をすることに決まってい たのだが、撮影2週間前に彼から『申し訳ない。できなくなってしまった』と電話があった。安全な回線で話したのだが、もし僕と仕事をすれば、彼と彼の家族 は二度と中国を出られない、二度と仕事ができない、ということだった」。
 しかし、リチャード自身はオスカー出禁や大 作に出演できないことについては気にしていないようで、「もうタキシードを着る必要がないのはいいことだよ」「大作でしわくちゃのジェダイを演じることに 興味はない。ここ30年で成功して、今は小さな作品ができているから」と語っている。(編集部・市川遥)
(引用終了)


 まぁギア氏のような大御所であるならば多少干されても生活は困らないでしょうが、自由の国アメリカの理念とやらはどこへ行ったんでしょうね?
 独裁を憎むのであれば普通選挙制度がある日本ではなく、社会主義である中国を批判するのが筋であり、戦争が嫌いだと表明するのであれば日本の基地で座り込みやテロをするのではなく、北朝鮮へ行ってミサイル基地の前でするのが道理でしょう。
 でも彼らは、ジャーナリストなり活動家の皆さんはそれをしません。何故ならば彼らの言う“平和活動”とは『安全な場所で反撃しない理知的な相手へ向かって口汚く罵る行為』だからです。
 自称“有識者”さんもその類。


軍事的破局を回避せよと声明 日本ペンクラブ(2017-0424)
https://this.kiji.is/229155343381956091?c=39550187727945729
 緊迫する東アジア情勢を受け、日本ペンクラブ(浅田次郎会長)は24日、「北朝鮮をめぐる軍事的破局を回避せよ」とする声明を発表した。
 日本および世界の人々に向けて「自国政府の動きを点検し、この地域に平和と安定と自由をもたらす努力を重ねてほしい」と呼び掛けている。
 声明では「緊迫した情勢下では、しばしば強 圧的な言動が勢いを増し、冷静な判断を狂わせることがある。戦争の惨禍が権力者らの短慮によって、民主主義の機能不全の隙間を縫うように引き起こされてき た」とした上で「過去の経験を振り返り、いま目の前に展開する情勢を甘く見るべきではない」と警告している。
(引用終了)


 「自国政府の動きを点検し、この地域に平和と安定と自由をもたらす努力を重ねてほしい」……ですか?本当に頭が悪すぎる発言ですね。ミサイル撃ち込んで やる、核攻撃で日本を滅ぼすぞ、と息巻いているのは北朝鮮という国家であるのに、何故か日本へ対して声明を出すという有“識”者。
 私のように一介の市井のものですら、ブログで危機を訴え、対北への厳しい制裁を求める世論を起こそうとしているのに、彼らは日本政府の非難しかできない。そんな卑怯な臆病者。


文責;弾犀@奇蹄類


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