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ジャーナリストが決して報じない危機

 〜政権批判のためには死人を墓から暴き、それが過ぎれば黙殺する〜

 今から丁度半年程前、どんな事件があったのか皆様は憶えおいででしょうか?大分寒い頃の話ですが、そうISISによる日本人人質殺害事件です。
 無念の死を遂げた後藤さん、湯川さんには深く追悼の念を示します。

 ――なん、ですが、日本のマスコミはこれっぽっちも報じなくなりましたね、えぇ。影も形もないとはまさにこのこと、マスコミを総動員させて「アベ ガー!」とやっていましたが、もっと他に批判出来る“ネタ”があればそちらへ飛びつく。まさにハイエナのような走狗と言えるでしょう。
 旬が過ぎれば、あれだけ執拗且つ執念深く攻撃していたにも関わらず、今ではISISの文字を見る事すらなくなりました。無能を通り越して頭が痛いです。


 ですが――日本のマスコミが『報道しない自由』を行使している間にも世界は、事態は動いていきます。具体的にはシリア難民が周辺国へ大量に湧き出ている“と言う現実”です。
 朝日捏造新聞などは「日本も移民を受け入れよ!難民申請が5000人で受け入れたのはたった11人!」とやらかしていますが、それでは根本的な問題になりません。
 というのもですね、日本で受け入れられる難民数に限りがあり、また違った文化圏の中で生きているのかの問題もあります。
 ならば周辺国に留まりながら、いつか政情が安定した後、国が復興すると共に帰国する――そのために、難民が人らしく生きているよう、日本政府は資金援助“した”んですよ。
 例えば比較的最近の記事をどうぞ。


難民キャンプに女学校開校=レバノンで、誕生日に−マララさん(2015/07/13-05:26)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015071300030
 【ロンドンAFP=時事】2014年のノーベル平和賞受賞者マララ・ユスフザイさんは12日、レバノン東部ベカー高原のシリア難民キャンプで女学校を開校した。キャンプに身を寄せる14〜18歳の少女200人以上を対象に、教育や技能訓練の機会を提供する。
 この日、18歳となったマララさんは、声明を出し「勇気ある少女たち と誕生日を迎えたことを誇りに思う」と表明した。一方で「シリアと周辺国と世界の指導者に言いたい。シリア人、とりわけシリアの子供たちをあなた方は見捨 てている。過去数十年で最悪の難民問題であり、胸が張り裂けそうな悲劇だ」と訴えた。
 12日、レバノン東部ベカー高原のシリア難民キャンプに自らの寄付で開校した女学校の教室で、出迎えを受けるノーベル平和賞受賞者のマララさん(中央)(EPA=時事)
http://www.jiji.com/news/kiji_photos/0150713at12_p.jpg
(以下略・引用終了)


 レバノンへ行ったシリア難民の数は78万人、ちなみにレバノンの人口は約422万人です。五人で一人を食わせる計算になりますね――というか、これに援助しないでどれに金を出せというのか?


 ……なんて言うんですかね、こう、現在の国会で政府与党が訴えているのは『安全保障』である一方、野党とマスコミが唱えているのは『憲法九条の神学論』です。議論が成り立つ訳もありません。
 移民や難民もそうです。彼らにとって最善なのは元の母国で“平和に”暮らす事。それは彼らも含めてそうだと言うでしょう。
 しかし現実に必要なのは、彼ら食料にキャンプ、そして何よりも母国での紛争を止められる『武力』に尽きます。それが現実。

 しかしそういう論争をひたすら避け、あれはどうだ、これはどうだと観念論や空々しい正論っぽい何かを振り翳し、自分の説に酔っているとか思えない野党やマスコミ達。
 ……いやまぁシリア難民受け入れも結構ですがね。そもそも地理的な問題を考えれば船に積んで移送できるわけもなく、また歩いてくる訳にも行かないでしょう?
 というかそんな予算があるのであれば、その日暮らしをしている難民キャンプへ援助物資を送るのが筋ですし、そうしないと死人が出ます。
 どうにもそういう所、『正論を言っているつもりで現実を置き去りにする』事、どうかお気をつけ下さい。


文責;弾犀@奇蹄類


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