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NHK(日本放送協会)の大嘘 〜NHK「特攻隊員の遺書1000通新発見」の捏造

報道〜

 私が未だ子供だった頃、夜の7時代には民放でアニメが放映されていました。しかし大人はNHKのニュースを見たがるため、何度か駄々をこねて困らせた記憶があります。
(子供にとってアニメを知らないと、学校で話題について行けないため、割と必死でした)
 其の際、私は疑問に思いました。ニュース番組など幾らでもやっているであろうのに(そして子供の私と違い、幾らでも見る時間が許されていたというのに)、どうして7時のニュースを見たがるの?と。
 そう尋ねた私へ対し、父――だったか、母だったか、祖父母だったか……?今一覚えていませんが、彼か彼女は私へこう言いました。
「NKHは日本で一番正確に事実に流すんです。其れも7時のは特に良くまとめられているから」
 と、言われました。そうかー、NHKって凄いんだなー、と幼心に感心しました。


 其れからン十年後、私は既存のレガシーメディア(マスコミと其の既得権益層)へ対し、深い疑念を抱くようになりました。事実を事実として報道せず……色々と不信が重なった上でそう判断するに至りました。
  しかし最もよく視聴する番組はやはりNHKの夜7時のニュース番組です。自称コメンテーターやら解説員の方がしゃしゃり出て、ネットの匿名掲示板に劣る情 報量で頼んでもいない“解説”とやらを加えて下さるのは飽き飽きしていたため、シンプルに事実だけを流す姿勢に(僅かばかり)好感を持っていました。
(尤も不燃ゴミか資源ゴミ程度の差でしかありませんが)

 ある日の事です。いつものようにニュースが終わり、クローズアップ現代という番組が始まりました。ごく稀に興味を引かれる特集があるため、レコーダーは一時間分の番組が記録してあります。
 其の日は旧日本海軍で戦死された方の遺書についてのものでした。確か要旨は、

『日本海軍で亡くなった人間の遺書を、海上自衛隊が独自に収集していた。其の目的は不明だが、海軍の責任逃れのためではないか!』

とおどろおどろしい音楽と共に放送されていました。
 放送を見た際に不思議に感じたのですが、「責任逃れならば、わざわざ遺書を集める必要があるのか?」と。つまり“日本は戦勝国側の不当な軍事裁判で裁かれたのですが、其れはあくまでも対外的なものであり、日本国内でそう言った訴追が行われた事は無い”という事です。
(というか日本国民へ対しては政府が保障をしているため、問題にならなかった、と言いましょうか)

 責任逃れのためにわざわざ遺書を集めて回る事が不自然、と言いましょうか、無駄と言いましょうか。兎に角当時はそう考えていました。
 しかしつい先日、NHKの“嘘”が露わになりました。


NHK「特攻隊員の遺書1000通新発見」に遺族が大困惑
http://news.livedoor.com/article/detail/7019295/

<1000人を超える隊員の遺書が回収され、そのままになっていたことがわかりました。
これらの遺書は、特攻隊員の遺族に対する調査で集められ、海上自衛隊の倉庫にしまい込まれていたのです>。

 “歴史的新事実”を印象づけるナレーションとともに、番組は始まった。
 NHKが8月28日に放送した『クローズアップ現代』は、海軍の特攻作戦に参加した隊員の遺書1000通あまりが、広島県江田島市にある海上自衛隊第1術科学校から「突然出てきた」として、遺書を回収した経緯や、それが「ひっそりと眠っていた」理由に迫る内容だった。
 ところが、この番組を観た多くの関係者は、その内容に困惑したという。ある遺族関係者は語る。

「江田島に遺書があることは知っていましたから、最近また新たに遺書が1000通見つかったのかと思いましたよ……」

 おや、新たに見つかったわけではないのか? 資料が所蔵されている第1術科学校の広報係に訊くと、

「以前から遺書の存在は把握しており、公開もしていました。どうしてああいう放送になったかはわかりません……」
 (中略)
 だが番組では、特攻隊の遺書が「1000通あまりも回収されていたことが、今回初めてわかった」と、あたかもその存在が最近まで知られていなかったかのような内容となっている。
 NHKはこれについて、「海上自衛隊の説明によれば、倉庫の中の遺書と遺族調査資料のほとんどは、これまでしまわれたままになっていて、現在、整理が始まった段階だということでした」と説明しており、見解の違いが生じている。
(引用終了、出来れば全文をご覧下さい)


 NHKの方にお尋ねしたいのですが、どうして貴方達は嘘を就いたのですか?最近発見された資料と題し、1000通ばかりの遺書を撮影していましたが、其の資料を撮る際に、
「此の遺書はどうして今まで公開されていなかったのですか?」
と、番組の主題となった疑問を、資料を提示した側(海自側)へ一言訊ねれば、
「いえ其れは遺族の方もご存じですし、当時の資料として公開もしているんですよ」
と答えて下さったでしょうに。

 此がNKHの看板番組(ゴールデンタイムで長らく続いてきた番組)のする事です。全てが杜撰、旧日本軍を悪者にしたいがために捏造された、と言っても過言ではないでしょう。
 30分程度のドキュメント番組、しかも資料を撮影する際に一言聞けば良かっただけの話を、わざわざ某かの陰謀であるかのような報道をする……此が、日本の報道局のやり方です。
 誤報や聞き間違い、良い間違えであればまだしも、資料として展示されている遺書を挙げ、其れを陰謀論へ繋げるのは明確な悪意を持っていないと出来ない。そう私は結論づけます

 ……まぁ、日韓・日中関係が悪化し続ける最中、皆様の公金から出した公共放送なのに、韓国ドラマを有り難く流している辺りで、色々とお里が知れてしまっていますが。

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