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マスコミの卑劣な切り貼り捏造、報道テロを許さない

 〜森元総理の浅田選手の発言について〜

 例えばあなたがこう言ったとしましょうか。

「今日は良い天気だ。しかし天気予報では明日は雨なので、傘を持って出かけよう」

 まぁ誰かに言うという話でもなく、独り言を呟いたのかも知れません。
 しかし日本のマスコミ、『報道テロリスト』達の手にかかれば以下のように切り貼りをされるでしょう。

『今日は良い天気だ。傘を持って出かけよう』

 どうです?これだけ延々報道されれば、きっとあなたの評価は、「晴れた日に傘を持って歩く変人」だと言われ続けるでしょうね。
 今日はそんな話、日本のマスコミ達が好んで使う偏向報道、所謂『切り貼り』という手口についてです。


 少し前、ソチ五輪も終盤に差し掛かった際、森元総理が浅田真央選手へ対して、

『あの子、大事なときには必ず転ぶんですよね』

という発言をし、物議を醸しました。
 あぁ最初に言って置きますが、私は森元総理の発言を擁護するつもりはありません。
 しかし、『あまりにもマスコミが酷い切り貼りをし、本来の趣旨とかけ離れた恣意的な捏造報道を繰り返している』ので、それを非難するために取り上げています。


 では、全文をどうぞ。あぁ恣意的に抜粋して引用していますので、是非全文をご覧下さい。


森喜朗 元総理・東京五輪組織委員会会長の発言 書き起し(2014-0221)
http://www.tbsradio.jp/ss954/2014/02/post-259.html
 今度はテレビがいつもメインの試合は夜になるんです。しかもたいがい、12時過ぎて、1時過ぎ。明け方までやるという。これを見てると結局また徹夜ということになります。
 これも先ほど皆さんともお話をしておったんですが、なぜ日本はこんな時間になるかというと、オリンピックの中継は、BBCであるとか、CBCであるとか、そういう放送局に専属で売りつけるわけですね。
 それはもう、本当に考えもつかないほど巨額な金ですよ。大変なお金が(...※聞き取れず)。その放送局が一番自分の国に、一番いいゴールデンアワーのときに放送を流すとい うことになるんですね。すると、開催地のスポーツをやれる時間と併せますとね、結局日本はいつも、ソチそのものから見れば時差が5時間ですから、そんな大 きな隔たりはないんですけど、いつも夜中の1時頃からゲームを見て、なんか結論が出るのが3時だとか4時だとか5時だとか。

 今朝も真央ちゃんが最後ひっくり返った時は、4時だったと覚えておりますが。皆さんそれご覧になると、それまでずーっと真央ちゃんがまだ30番目で一番あとだったもんだから。ずーっと皆見てるわけでしょ、あれ。ショートプログラムだから、1回何分かな。
 3分半くらいかな。そんなもんだったと思いますけど、それ全部やって一番最後に真央ちゃん。なんとか頑張ってくれと思って皆見ておられたんだろうと思いますが、見事にひっくり返っちゃいましたね。

『あの子、大事なときには必ず転ぶんですよね。なんでなんだろうなと。』
(以下略・引用終了)


 ふむ。つまり森元総理は以下のように言っている訳ですね。

『テレビ局の都合に合わせてスケジュールを組んでいるため、選手がそれに付き合わさせられて不調だったのではないか?』

と『現在の五輪の拝金主義を批判』している訳ですね。続いて以下のようにも仰っています。


 僕もソチ行って、開会式の翌日に団体戦がありましてね、あれはね、出なきゃよかったんですよ日本は。
(中略)
 あともう皆ダメで、せめて浅田さんが出れば3回転半をすると、3回転 半をする女性がいないというので、彼女が出て3回転半をすると、ひょっとすると 3位になれるかもしれないという淡い気持ちでね。浅田さんを出したんですが。また見事にひっくり返っちゃいまして、結局、団体戦も惨敗を喫したという。
 その傷が浅田さんに残ってたとしたら、ものすごくかわいそうな話なんですね。団体戦負けるとわかってる、団体戦に何も浅田さんを出して、恥かかせることなかったと思うんですよね。その、転んだということが心にやっぱ残ってますから、今度自分の本番のきのうの夜はですね、昨日というか今朝の明け方は、なんとしても転んじゃいかんという気持ちが強く出てたんだと思いますね。
(以下略・引用終了)


 同様に日本のスケート協会の無謀な選手采配を批判しています。これのどこに問題があるのでしょうか?
 そもそも三位に入れるかどうかで、わざわざ浅田選手を持ってくる意味が分かりません?メンタルが大きく関わる――大抵はそうでしょうが――競技に於いて、優秀な選手に無茶をさせてどうしようというのか?

 そして森氏はこのような報道批判も重ねました。


 よく言われるんですよ。日本のマスコミ、今日も沢山来てますが、大体マスコミっていうのは、意地が悪いですよ。その人を絶対ほめそやさないでなんとかケチつけてやろうと必ず思っている人が多いんですね。
(中略)
 マスコミというのは、そこのところだけ取るんですよ。前後の話は何にも書かないでね。
 俺が「神の国」だっつったって、別に神様だけ言ったわけじゃないだ よ。仏様も、お釈迦様もキリスト様もみんな大事にしなきゃだめだよと言って、だけど、日本は神主さんが沢山いたから神様の国ですよねって言ったら、森総理 は「神の国」といってと、もう袋叩きにあうです。ああいうこと書いた人みんな天罰が当たると私は思ってます。(会場笑い)私は逆に神様のお守りがあったか らここまで来れたんだと思ってますが。
 まあ、それはさておいて。記者諸君、よくだまってしっかり聞いておいてください。例え話をしただけの話で。
 最近例え話しても、NHKの会長もやられて、あれは個人の意見だなん て取り消したからいいじゃねえか。取り消したって聞けねえんだよなんてやってますけども。まあそういう難しい時期だから。だけど政治家じゃなきゃいいんだ よな。何しゃべっても。政治家だとまあ色々なこと言われるんですが。
(以下略・引用終了)


 まぁ森氏の仰った通り、日本のマスコミは汚い手口を使い、恥も品性もないような『切り貼り』をします。
 正直な話、私が抜粋していない所には少々宜しくない部分がありますが、それ以外については概ね賛同したいと思います。

 そして話はこれだけで終わりません。森氏が本来言いたかった――か、どうかはご本人しか知らないでしょうが、まぁ日本スケート連盟の杜撰さが次々と明らかになって来たからです。
 ……もしかして、この実態を告発するために言ったのでしょうかね?


浅田真央選手を日本スケート連盟が潰したやり方が汚い・・・強制的に砂が混じるリンクで練習させ自分たちは選手村で酒盛り(2014-0226)
http://news.livedoor.com/article/detail/8574269/
 自己ベストをマークした舞いに、「これが自分がやろうと思っていたこと」と、演技終了直後に頬を濡らした浅田真央(23)。敗れてなお、多くのファンの記憶に残る伝説を作った。その陰で、ソチへの最終調整の場に関して、浅田側とスケート連盟は揉めに揉めていた。
「真央には、精神的にもっとも落ち着ける場所で最終調整をさせてあげたい」と、佐藤信夫コーチ(72)は、スケート連盟幹部に(練習拠点の)中京大リンクで調整したい思いを伝えたという。だが連盟は、ソチへ移動が数時間でできる隣国アルメニアのリンクを確保していた。
 そこで、浅田側と連盟の“対立”の間に、第三案として浮上したのが、 浅田の振付を担当するタラソワコーチ(67)の口添えで、ロシア代表のソトニコワ(17)、リプニツカヤ(15)らと一緒にモスクワの「ロシア・ナショナ ル・トレーニングセンター」で最終調整をおこなうという案だった。
 しかし、この案にも連盟は首を縦に振らなかった。結局、浅田は連盟に押し切られる形で、渋々アルメニアに向かった。
「この決断が最悪だった。アルメニアのリンクの氷には砂が混ざっているうえにガタガタ。急遽、刃を研ぎ直す必要に迫られた。しかも空調設備が悪く、非常に寒かった。浅田は最終調整どころか、調子を狂わせてソチ入りした」(スポーツ紙記者)
 連盟による“妨害”はこれだけではない。現地の報道関係者を取材すればするほど、それは次から次へと噴出するのだ。
連盟幹部たちは、我々に対しても高圧的。取材させてやっているんだという態度で、少しでも気に食わないことがあれば、『何を書いているんだ』と取材パスを取り上げられた記者も過去にいたほど」(民放関係者)
 それは選手に対しても同様で、今回の男子代表選手にも勇気づける立場にあるはずなのに、心ない言葉を浴びせ、逆に追い込むようなことをしていたという。
「女子選手に直接言わないにしても、そのコーチや関係者などに失礼なことを言うのは日常的。選手をサポートする立場なのに、彼らはそれをせずに何をやっているかといえば、選手村で頻繁に酒盛り。チーム・ジャパンとして機能しているはずがない」(スポーツライター)
 今回、連盟幹部は十数名ソチ入りしているが、はっきりいって遊びに来ているのと同じ、とスポーツライターは続ける。
「彼らの遠征費は、浅田らの広告料から多くが出ているが、そのお金で我が世の春を謳歌しているにほかならない。見かねた男子選手やその周辺からは『連盟の誰も信用できない』と、我々に相談をもちかけてきたこともあった」
 五輪前、男女で複数のメダルを目標に掲げながら、選手をサポートできない連盟は猛省どころではすまされない。
(引用終了)


 高圧的な物言い、ガタの来た粗末なスケートリンクをあてがう一方、自分達は選手村で剛勇ですか。剛毅な話ですね。
 それで?マスコミはこの“事実”を報道しましたか?浅田選手の不調の『原因』を自分達で調べ、それを発表するのが仕事でないのですか?

 これもまた悲しい現実です。日本のはマスコミは偏向報道を日常的に垂れ流し、どんな些細な出来事でも政府批判の具として使い、卑劣な『切り貼り』を用いています。
 仮に――というか、私はこの森氏の発言について、結果が完全に出ていない(フリーの演技を残している)選手へ対して無神経であると考えます。それは絶対に。
 けれど同時に、競技そのものが拝金主義でテレビスケージュール優先で組まれ、フィギュアスケート団体戦へ強行出場させられた浅田選手の立場。それを取り上げるのが“筋”ではないでしょうか?

 報道を信じるなんて危険なだけですよ。せめてネットで真意を調べるぐらいはしなければ、どれだけ歪んで傷つけられた内容に変わっているのか、分かったもんじゃありません。
 あなたは彼らを信じますか?


文責;弾犀@奇蹄類


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