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此が、現実です 〜中国軍軍艦による海自への挑発行為〜

 2013年02月05日、日本政府は以下のような発表をしました。

「2013年1月30日、及び19日にそれぞれ海上自衛隊所属の艦船とヘリコプターへ、中国軍所属の戦艦より、射撃管制レーダーが数分間照射された」

 現代兵器では多くが誘導システムを搭載されています。回避行動を試みる相手、または敵からの攻撃(主にミサイル)へ対し、自動的に撃ち落とそうとする装置だと思って下さい。
 今回中国がやったのは其のレーダーを日本の艦船へ照射し続けた――つまり、西部劇に例えるならば、“ホルスターから銃を抜き、相手へ向け、狙いを眉間へ定める”行為です。

 まぁ……繰り返しで恐縮なのですが、此が現実なんですね。
 先月公明の山口代表が訪中し、中国の関係改善に努めると発表しました。


公明代表、中国で「池田名誉会長の精神受け継ぐ」(2013.1.24 19:43)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130124/stt13012419440007-n1.htm
 中国を訪問中の公明党の山口那津男代表は24日の中国共産党・王家瑞中央対外連絡部長との会談の冒頭で、支持母体である創価学会の池田大作名誉会長の名前を持ち出し、公明党と中国との関係の深さを強調した。
 山口氏は「公明党の創立者である池田名誉会長が日中国交回復に大きな役割を果たした。その基本的な精神をわれわれも受け継がなければならない」と訴えた。
 安倍晋三首相から習近平総書記宛ての親書を託されている山口氏だけに、25日の帰国間際になっても設定されない習氏との会談実現にかける強い思いが表れたようだ。
(以下略)


 個人的には宗教を弾圧している国家へ赴き、彼らの非難をしないままに友好を叫ぶのは、宗教者としては失格だと思いますが――ともあれ、政治家としての現実を見据えた行動だったのだと思います。
 しかし現実には山口代表、並びに池田会長の要請にも関わらず今回の事件。両氏の面子に泥を塗り、平和や友好へ唾棄したのが中国です。
(そう言えば何処の国の元総理がフラフラと訪中し、現役の閣僚から「売国奴」と呼ばれていましたが)


 日本は半世紀以上中国・韓国・北朝鮮へ対し、謝罪と賠償へ努めてきました。ODAや技術開発・インフラの整備、勿論其れは他のアジア諸国へ対しても行ってきました。
(そして太平洋戦争以前のアジアで独立国であったのはタイと日本ぐらい無く、植民地にしていた欧米列強が旧植民地へ謝罪や賠償をしたという話は、寡聞にして存じませんが)
 同様に日本の言論、大江健三郎氏や高橋源一郎氏を筆頭とした方々が、日本の戦争責任を捉え、自衛隊の解体や戦後の日本の再武装の危険性を説いてきました。
 また沖縄を筆頭とした在日アメリカ軍の撤退、オスプレイ配備の撤回を求めてきたのは、私達の記憶にも新しいかと思います。

 ですが、現実は“こう”なんですね。日本が譲歩すれば譲歩する程、彼らは例外なく踏み込んできました。
 加えて面白いのが(いえ全然面白くはありませんが)、日本やアメリカの武器や兵器を嘆くのに、彼ら特定アジア三国には大江健三郎氏や各種平和団体、日本のマスコミは沈黙を続けてきました。
 此は、おかしな話ではないでしょうか?“日本の平和団体は侵攻してきている相手ではなく、其れを守るための日本人や同盟国にしか不満を言わない”のですから。


 私達日本人がすべきなのは、半世紀前の戦争へ対しいつまでも土下座をし続ける事でしょうか?其れとも慰安婦を自称する人間や其の子孫へ謝罪と賠償をする事でしょうか?
 彼らが私達の領土へ侵攻し、軍艦を差し向けられ、砲塔で狙いをつけられても、まだ平和だ賠償だ憲法九条だ、と言えば助かりますか?戦争は起きませんか?

 私達日本人は考えるべきでしょう。……まぁ結論は出てしまっている気がしますが。


文責;弾犀@奇蹄類


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