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保護に名を借りたヘイトスピーチ 〜オーストラリアの反捕鯨運動〜

 以前知人に言われたのですが、『日本を標的にした人権・保護運動って差別だよね?』と。
 それの問いへ対して私はこう答えました。

『あぁそれを商売にしている人がいて、堂々と人種差別が出来るんだから賛同する人は多いんだろう』

 具体的には特定アジア三カ国の歴史認識問題やら反捕鯨運動などが上げられます。


 日本とオーストラリアが調査捕鯨について国際司法裁判所で争っています。


捕鯨裁判で日本反論、「オーストラリアの主張は文化の押し付け」(2013-0705)
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE96201920130703
 日本の捕鯨は国際条約に違反するとしてオーストラリア政府が国際司法裁判所に起こした裁判で、日本側は2日、オーストラリアの主張は文化の押し付けだとし、捕鯨による両国の考え方は文化の違いによるものだと反論した。
 この裁判はオランダ・ハーグの国際司法裁判所で行われており、オーストラリア側は先月26日、日本の調査捕鯨が実際は商業捕鯨であると主張していた。
 1946年の国際捕鯨取締条約では科学調査目的の捕鯨が認められており、日本はこれを根拠に南極海で毎年調査捕鯨を続けている。しかし、オーストラリアは日本が商業捕鯨という真の目的を隠ぺいしていると訴えている。
 2日に開かれた弁論で、日本側の鶴岡公二外務審議官は「日本が調査捕鯨を行っているのは、持続可能な方法で商業捕鯨を再開したいと考えているからだ」など主張。その上で、仮に各国の文化に優劣をつけなければならないとすれば、世界に平和が訪れることはないだろうと述べ、オーストラリアの主張は文化の押し付けにあたると反論した。
(引用終了)


 個人的には『仮に各国の文化に優劣をつけなければならないとするならば、世界に平和が訪れることはないだろう』という言葉は名言だと思います。
 其れに対してオーストラリア側の言い分。


国際司法裁で敗訴したとしても反捕鯨は続ける-豪司法長官(時事通信 7月8日(月)12時58分配信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130708-00000060-jij-asia
 オーストラリアのドレイファス司法長官は8日、豪ABCラジオとのインタビューで、南極海での日本の調査捕鯨中止を求めて豪州がオランダ・ハーグの国際司法裁判所(ICJ)に起こした対日訴訟で、豪州側が敗訴した場合でも、反捕鯨の立場は崩さず、外交交渉などを通じ引き続き日本に捕鯨中止を求めていく考えを示した。
 司法長官は、豪州が敗訴した場合はど うなるかとの質問に対し、判決には従うことになると回答。それは国際捕鯨委員会(IWC)などの場での豪州の反対運動もやめざるを得ないということかとの 問いには、「とんでもない」と否定。「われわれが不必要とみなす捕鯨中止」の働き掛けを、IWCや外交の場を通じて行っていくと述べた。
(引用終了)


 ……まぁなんですかね。『日本が裁判に負ければ言う事を聞け、日本が勝った場合には従うつもりはない』ですか。
 はっきり言いますが、狂っていますね?

 ちなみに此の発言はオーストラリアの司法長官の言葉であり、そのままオーストラリア政府の発言とイコールです。少なくとも問題視されたり、罷免されたと言う事実はないのですから。


 自分達の主義主張の名の元に、他国の文化を圧殺する――此がヘイトスピーチ、と言うかヘイトクライムでなくて何と言うのでしょうか?
 これもまた、悲しいですが世界の事実です。特定アジア三カ国だけでなく、堂々とヘイトスピーチを振りまく国家は残念ながら存在するのです。

 ……あぁ、そう言えば日本には『レイシストしばき隊』とか言う反差別団体があるそうです。
 彼らには是非オーストラリアにまで乗り込んで、抗議活動を行って欲しいものですね。
 どうせ『日本国内で日本人相手へ暴力を使って差別する』事しか出来ないんでしょうけど。



文責;弾犀@奇蹄類


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