header
 トップへ | 此のサイトについ | ご意見・ご要望のメール

朝日の読者投稿から靖国問題へ反対する 〜ローマ教皇庁も認めた施設〜

 昨日に引き続き、朝日新聞の読者投稿に反論してみます。ではその意見を改めて掲載。


靖国参拝 若者の支持に危惧(2014-0116の「声」)
 20代、30代の若者の半数以上が首相の靖国に賛成。
 しかし日本は米国の協力が必要。アメリカも支持して居らず、「失望した」と表明している。
 そして靖国に関しては、
「戦後33年経ってA級戦犯を合祀」
「以来昭和天皇は参拝をやめた」
「日本は東京裁判を受け入れ、サンフランシスコ講和条約で国際社会に復帰」
「近隣諸国に強力な外交カードを与え、欧州にまで飛び火」
し、日本は孤立する。


 今日は靖国ですねー。

 まず「戦後33年経ってA級戦犯を合祀」は『日本は信仰の自由が認められている』ので、特に問題を見いだせません。
 ちなみに日本政府の公式見解は以下の通りです。


名誉の回復
htp://ja.wikipedia.org/wiki/A%E7%B4%9A%E6%88%A6%E7%8A%AF
(前略)
 第3次小泉内閣下において民主党の野田佳彦国会対策委員長は「『A級戦犯』と呼ばれた人たちは戦争犯罪人ではないのであって、戦争犯罪人が合 祀されていることを理由に内閣総理大臣の靖国神社参拝に反対する論理はすでに破綻していると解釈できる」とし、「戦犯」の名誉回復および極東国際軍事裁判 に対する政府の見解と内閣総理大臣の靖国神社参拝について質問を行った。
 これに対して2005年10月25日に提出した答弁書において、政府は第二次大戦後極東国際軍事裁判所やその他の連合国戦争犯罪法廷が科した 各級の罪により戦争犯罪人とされた(A級戦犯を含む)軍人、軍属らが死刑や禁固刑などを受けたことについて、「我が国の国内法に基づいて言い渡された刑で はない」とした一方で、戦犯の名誉回復については「名誉」及び「回復」の内容が必ずしも明らかではないとして、判断を避けた。
 首相の靖国神社参拝に関しては公式参拝であっても、「宗教上の目的によるものでないことが外観上も明らかである場合には、日本国憲法第20条第3項(国の宗教的活動禁止)に抵触しない」との見解を示した。


 つまり。


 サンフランシスコ講和条約第十一条の手続きに基づき、関係十一カ国の同意のもと、「A級戦犯」は昭和三十一年に、「BC級戦犯」は昭和三十三年までに赦免され釈放された


 そして1952年『戰犯在所者の釈放等に関する決議』が為され、全ての戦争犯罪人とされた人たちは「公務死」とされました。
 日本は戦後、以上のような処置を執ってきました。戦犯とされた人物の名誉回復、そして残った人間達の赦免や釈放。
 勿論、これは日本国内だけでなく、世界各国全てに対して公開され続けてきた情報です。

 さて、以上の事柄に関して難癖を付けてきたのは、どの国とどの国でしょうか?アメリカ?イギリス?それともアジア?
 違いますよね、それは。中国と韓国の二ヶ国だけですよね?
(※北朝鮮は正確には国家ではないので)

 しかし二ヶ国は『サンフランシスコ条約に参加していない』のです。
 簡単に言うのであれば『中国は中華民国(台湾)と中華人民共和国に分裂していた』上、『韓国は国として存在して居らず、日本と戦っていない』ので外されたんですね。


同条約・解釈
第25条によれば、「第21条の規定を留保して、この条約は、ここに定義された連合国の一国でないいずれの国に対しても、いかなる権利、権原又は利益を与 えるものではない。」と定め、その第21条には、「この条約の第25条の規定にかかわらず、中国は、第10条及び第14条(a)2の利益を受ける権利を有 し、朝鮮は、この条約の第2条、第4条、第9条及び第12条の利益を受ける権利を有する」とある。
(引用終了)


 と、『二ヶ国は条約に一部のみに権利を有するだけ』ですから。文句を言うのは筋違いだと。


 ちなみに東京都にお住まいの高橋さんが大好きなサンフランシスコ平和条約では、竹島の放棄が書かれていません。
 よって今現在同条約を違反して竹島を武装占拠しているならず者国家へ対しても、高橋さんは竹島の返還を求めて下さる
んでしょうね?あなたの投稿を楽しみにしています。


 後は……「以来昭和天皇は参拝をやめた」ですか?成程、東京都にお住まいの高橋紀雄さんは『天皇陛下が一度も見解を出していない御心を察する力がある』んですね。
 これはまさに『天皇の政治利用』に他なりませんし、『他者の信条を縁も縁もない第三者が勝手に代弁する』のは、まさにヘイトスピーチの最たる所でしょうか。

 ちなみに天皇陛下は行幸されませんが、代拝として毎年例大祭の日には勅使を出されています。おや、おかしいですね?高橋さんの勝手な推測が正しければ、勅使ですらも抑える筈なのに?
 どこかの誰かのように、『勝手に貴人や故人の遺志を代弁し、政治利用する俗物』が出ないように配慮された、という考えには思い至らなかったのでしょうか。


 後は……あぁ、お決まりの『日本は孤立する』でしたっけ?何か北朝鮮の六者協議でも似たような事を言っていましたよね、確か。

 はっきり言いますが『靖国神社はローマ教皇丁からも認められた宗教施設』ですよ。


○焼き払い計画とローマ教皇庁
 終戦後も靖国神社が存続したことについて、以下のような逸話が語られている([25]以下、木村正義「靖國神社とブルーノ・ビッター神父」、社報『靖國』昭和56年7月号所収。『教会秘話』志村辰弥 聖母文庫)。
 戦後に日本を占領したGHQは、1945年(ib. "Breen")、靖国神社を焼き払いドッグレース場を建設する計画を立てていたが、賛否両論が巻き起こり収拾が付かなくなっていた。そこでローマ教皇庁 代表であり上智大学学長でもあったブルーノ・ビッテル(Bruno Bitter、英語読みでビッターとなっている場合あり)神父とメリノール宣教会のパトリック・バーン (Patrick Byrne) 神父(ib. "Breen")に意見を求めることになった。
 ビッテル神父は「いかなる国家も、その国家のために死んだ戦士に対して、敬意を払う権利と義務があると言える。それは、戦勝国か、敗戦国かを問わず、平 等の真理でなければならない」とし、「靖国神社を焼却する事は、連合国軍の占領政策と相容れない犯罪行為である」とまで言ったという(ib. "hiwa")。そして次の言葉で締め括った。
・「靖国神社が国家神道の中枢で、誤った国家主義の根源であるというなら、排すべきは国家神道という制度であり、靖国神社ではない。我々は、信仰の自由が 完全に認められ、神道・仏教・キリスト教・ユダヤ教など、いかなる宗教を信仰するものであろうと、国家のために死んだものは、すべて靖国神社にその霊をま つられるようにすることを、進言するものである
 この進言により靖国神社は焼き払いを免れたという(ib. "hiwa")。バーン神父もビッテル神父と同趣旨の進言をした(ib. "Breen")。さらに1951年、ローマ教皇庁はあらためて1936年の「祖国に対する信者のつとめ」訓令を再確認している(ib. "Breen")。
 その後、1975年には真言宗醍醐派品川寺僧侶仲田順和(のち醍醐寺第百三世座主)が教皇パウロ6世に東京裁判で戦犯となったものへのミサを行うことを 依頼すると、教皇はミサを約束する(ib. "Breen")。パウロ6世は1978年に死亡するが、1980年5月21日、教皇ヨハネ・パウロ2世がパウロ6世の遺志を引き継ぎ、A級戦犯・BC級 戦犯として処刑された人々へのミサがサン・ピエトロ大聖堂で行われ、1068柱の位牌が奉納された([26]名越二荒之助『世界に開かれた昭和の戦争記念 館〈第3巻〉大東亜戦争の秘話 』展転社,1999年.)(ib. "Breen")。
(引用終了)


 そして日本が孤立しているって、一体どこの誰が言ったんですか?どこをどう調べたらその結論へ達したのでしょうか?
 マスコミが事ある度に引き合いに出す『アジア』の人達は賛同を示してくださっていますよ。


「靖国参拝は正しい」 シンガポール、インドネシア声明発表(詳細 2014/1/3)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140103/asi14010321060004-n1.htm
 安倍晋三首相らによる靖国神社参拝をめぐり、中国と韓国は年初から機関紙の論評や会見で安倍首相批判を行ったが、第二次大戦で日本の占領統治を受けるなどした東南アジア諸国では、安倍首相の立場に理解を示す冷静な論調が目立った。
 インドネシアで最も影響力のあるコンパス紙は、12月28日付の社説で安倍首相の参拝について、「靖国神社には、現在は戦争犯罪者と見なされている数百 人だけでなく、戦争の犠牲となった(各国の)約250万人も祭られている」と指摘し、国に命をささげた人々のために参拝することは日本の指導者として当然 だとする安倍首相の立場にも言及した。
 一方、シンガポールのストレーツ・タイムズ紙(12月27日付)は、安倍首相が参拝に踏み切ったのは、これまで摩擦を避けようと終戦記念日や春秋の例大 祭で参拝を見送ったにもかかわらず中韓が強硬姿勢を崩さず、「冷え切った中韓との関係に改善の見込みは少ないと見切ったためだ」との分析記事を掲載。中韓 の敵視政策が逆に参拝の呼び水となったとの見方を示した。


 そして年明け早々に日本の強かな外交戦略はより強固なものへ。


「中国の脅威は現実」 日本とインド、防衛協力をさらに強化へ
(2014年1月7日08時55分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20140107-OYT1T00196.htm?from=top
 ニューデリー=田原徳容】インドで6日に行われた小野寺防衛相とインドのアントニー国防相の会談で、陸海空で防衛協力の強化に合意するなど、両国の防衛協力が一段と強化された。
  両国が中国の軍事的圧力を意識したもので、インド国防省関係者は会談後、「中国の脅威は現実。日本とは安全保障上の共通の目標がある」と語った。
(以下略・引用終了)


 まぁインドは東京裁判の際、唯一“公平な”見方をしてくださった恩がありますよね。そもそも大英帝国を筆頭とする欧米列強の侵略で長らく苦しんでいた国ですから。

 それで?東京都にお住まいの高橋紀雄さん?あなたが仰っている『孤立する日本』って、一体どこの世界の日本ですか?私の知らないアニメかマンガ辺りで連載でもされているとか、そういう話でしょうか?
 少なくとも私の住んでいる世界に於て、日本は何一つ、どれ一つ国益を害してはいない。アメリカとの同盟関係然り、世界との信頼関係然り

 しかし中国と韓国という敵性国家だけは違います。アリもしない日本の戦争犯罪をでっち上げて、それを世界各国で嘘を吹聴して回る。それが、現実。
 韓国のパク大統領は世界中の首脳で『完全勝最終的に解決』済みの案件を持ち出す告げ口外交を、中国も同様にアリもしない虐殺を作り上げて同様のヘイトスピーチを繰り返す。
(※戦闘行為と虐殺行為は違う。あと最近43万人に増えたそうです)


訪米の韓国外相、靖国問題提起へ 「我々の立場伝える」(2014-0106)
http://www.asahi.com/articles/ASG1561YFG15UHBI012.html

中国 靖国参拝巡り米に共同歩調迫る 「米中は戦勝国だ。日本が結果を覆すのはアメリカの国益にならない」(2014-0104)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140104/k10014257581000.html


 ……いやまぁ、言いたい事は分からないでもないんですね。戦争反対であるのも理解しますし、尊重もしますよ。それは、それだけは絶対に。
 けれどもう不可能でしょう?中国・韓国・北朝鮮のようなならず者国家が、私達日本国民を恫喝し誹謗する以上、どうしようもないのですから。
 そもそも私は30代なのですが、若者層が特定アジアを忌み嫌い、総理の靖国参拝に抵抗を持たない(※賛成する、ではないですよ?)のは、『現実』を知っているからです。

 日本の新聞なんか読むから、彼らが世界の全てであるかと錯覚しているから、現実を把握する事が出来ないのです。詳しくは明日の記事になりますが、東南アジアとアメリカでは中国の南シナ海での漁業規制について大騒ぎです。
 そりゃそうですよね。東南アジア諸国、並びにその地域に航行ルートを持っている国にとっては大変な『現実』なんですから……一応、それには日本の含まれるんですがね。


 もし良かったら一度想像してみてください。あなたの子や孫、そしてその子孫達が未来永劫に特定アジアへ土下座し続ける姿を。
 それが受け入れられ、当然であるというのであれば、それもまた良いでしょう。

 ですが、私は違う。私達は、違う。ただそれだけの話。



文責;弾犀@奇蹄類


人気ブログランキング様へ参加致しました。記事にご賛同・ご理解頂いた方は、下記バナー画像をクリックして下さると私のブログへ票が入ります。どうぞ宜しくお願い申し上げます)
inserted by FC2 system