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佐村河内とマスコミは共犯者だろう?何で被害者面をしているのか?

 〜自称障害者の弱者利権を抗議する〜

 どうにも風邪を引いてHPの更新が出来ませんでした。楽しみにして下さる方――が、もしいらっしゃったら嬉しいのですが――には申し訳なく。
 38℃越えの熱が出たので、車で近くの病院まで行ったのですが、何と通常10分の所が、2時間半、しかも診療受付時間に間に合いませんでした。
 もう面倒臭くなったので、家へ帰って寝たら何とか調子を戻しそうなので、このまま頑張ってみます。7℃台まで落ちましたし、まぁ直ぐどうなる事はない……と、いいなぁと。


 さて、今日は……あぁ佐村河内守氏を取り上げたいと思います。
 佐村河内氏を簡単に説明すると、

『全盲の作曲家』『奇蹟のピアニスト』『現代のベートーベン』

なんだそうです。
 元々持病で耳が遠かったらしく、それでも音楽活動を続けていたのですが――ついには全盲になってしまったと。
 しかし佐村河内氏は諦める事無く作曲を続け、その内容と姿勢に人々が感動した、んだそうです。
 まぁ確かに凄い話ですね。偉人と言いましょうか、頭に残っている音階だけで曲を組み上げているのですから、天才と言っても過言ではないでしょう。

 ただそれが『全盲というのは嘘』である上、『作曲はゴーストライターが書いていた』という事実すら判明しなければ、ですが。

 朝日新聞には「18年前から」との話があったので、氏の代表作を調べてみますと――えっと、今は2014年、であれば1996年ですか。
 Wikiによれば……あぁ氏が始めて手がけた作曲した時と一致しますね。って事は、最初からゴーストライターありきで、自分は何もしてこなかったようです。
 有名になったのは99年以降……あぁどうしようもないと言いますか。

 ……まぁ悲しいかな。そういう話。佐村河内氏は他人の作品を踏み台にし、障害すらも売り物にして這い上がってきた詐欺師であるようですね。


 まぁ私は氏とは何一つ関係もありませんし、迷惑を被った訳ではありません。許す許さない以前に、以上の指摘が事実であるならば詐欺罪に該当すると思われるので、適切な法処置を受けるのが妥当でしょう。
 ただ、この件に関してマスコミは非難しているようですが――これ、そもそもあなた達はタダの共犯者ですからね?

 今から12年ほど前、『奇蹟の詩人』というドギュメント番組が報じられました。


奇跡の詩人
 『奇跡の詩人』(きせきのしじん)は、2002年4月28日にNHKの『NHKスペシャル』で放送されたドキュメンタリー番組。正式名称は「奇跡の詩人 〜11歳 脳障害児のメッセージ〜」である。
 重度の脳障害を抱えながら、文字盤を指すことによる執筆活動で、人々の反響をよんでいた少年(以下、全て当時)・日木流奈(ひき るな)をとりあげた番組である。
(中略)
■問題点および視聴者の反応
 番組内では、日木が指したい文字を母親が読み取り、それに応じた手の 動きを感知して文字盤の上の文字を高速で読み取り、それを口述できるとされた。しかし、この番組を視聴した視聴者の間で、母親が日木の手を持って文字盤を 指している場面で、文字を指す日木の手と、文字盤を持つ母親の手が同時に動いていること、また、日木があくびをしたり、よそ見や居眠りをしたりしている間 も正確に文字盤を指しているなど、不自然な場面が多々見られるという指摘がなされ、「母親が少年の手を動かして文字盤を指させているのではないか」「ドー マン法は本当に効くのか」という疑問が沸き起こった。こうした経緯から、インターネットを中心にその内容の信憑性をめぐって議論になった。この疑問を巡っ ては『異議あり! 「奇跡の詩人」』という批判本も出版された。
 番組に対して少なくない批判を受けたNHKは、特別に会見番組を放送するなどして「信憑性を否定する事実は無い」と広報し、番組内容に関する謝罪等は一切行わなかったが、番組制作当事者以外の専門家による意見や科学的な検証などは示さなかった。
 また、放送から数日後、講談社から日木著とされる『ひとが否定されないルール』が「NHKスペシャル大反響」の帯付きで発売され、NHKと講談社とのタイアップ疑惑も指摘された(これについてNHKは否定している)。
(引用終了)


 いや、これと同じでしょう?障害者を使って『商売』しようとする姑息で愚劣な人間としての道徳を捨ててしまう商業行為がしたかっただけですよね?
 良くある『お涙ちょうだい』ものの、障害者を面白可笑しく取り上げておいて、それを見た人間に同情されようとか、金を巻き上げようとか、そういった話ですよね?

 今回の件、佐村河内氏はただの詐欺師だと発覚しましたが、そもそも彼を増長させ、事態の深刻化を謀った――言わば共犯者は、誰でもないマスコミです。それは、絶対に。
 『障害者である』という一点に於て、佐村河内氏を取り上げ、祭り上げ、神聖化して、まんまと彼の犯罪の片棒を担いだのはマスコミ。
 どうしてさも被害者のような顔をしているのでしょうか?違いますよね?

 視聴率のため、スポンサーのため、分かりやすい『美談』を作り上げ、人々の関心を引きたかった。そのために佐村河内氏を『利用』しただけであり、実質上の共犯者と何が違うのか。
 あなた方が無責任に報道しなければ詐欺被害は少なかった。違いますか?


 ……なんて言いますか、こう、非常に歪ですね。氏は今後、良くも悪くも自己責任を負わなければいけない立場になります。それは元々が詐欺だったので、絶対に避けられません。
 しかしそれを散々煽った、感動した、素晴らしい――等と煽るだけ煽った連中、マスコミは無罪放免というのは納得行きません。
 少し前にアグラ牧場が詐欺で有罪となりました。しかしこの牧場の投資商品を海江田民主党代表が著書で大絶賛していた事実があります。
 海江田代表は民主党らしく、「昔の話、時効だ」と素知らぬ顔ですが、この件で東京地裁に6億1千万円の賠償請求を起こされています。

 なんて言うのか、この事件は日本のマスコミやジャーナリストを称する人間達の本質を表わしていると思います。
 それが事実であるかどうかは関係なく、それが面白いかどうか、自分達の薄汚い端金を稼ぐ機会が出来るかどうか。
 現に今から5年間、民主党政権が誕生する直前にもマスコミは絶賛していましたよね?それは完全に詐欺師の片棒を担いでいたにも関わらず。

 3年3ヶ月の悪夢を経て、民主党や彼らの支持者である人間は“今まで積み上げた信頼の失墜”と言う報いを受けました。まぁその信頼とやらも、マニフェストと一緒で砂上の楼閣に過ぎなかったのですが。
 ただ真に償うべき詐欺師は、悲しい事ですが今も尚飄々とデタラメを言っては悦に入っています。それが新聞であり、テレビであり、マスコミと言われる人間達。

 民主党は詐欺師として国民の審判を受けたのに、彼らは今も嘘を吐き続けています。
 確かに佐村河内氏は然るべき裁きを受けなければいけませんが、彼を持ち上げ、言わば食い物にした人間達も某の形で責任を負うべきでしょう。


文責;弾犀@奇蹄類


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