header
 トップへ | 此のサイトについて | ご意見・ご要望のメール

『リベラルはどうして現実と乖離しているのか?』を考察する

 つい先週、世論調査で自衛隊への好感・信頼度が過去最高の90%を超える結果が発表されました。ちなみに「知人が自衛隊に入るのに賛成したい」は70%越え、ただし前回よりも数%下がったそうです。
 この結果は自衛隊の皆さんが日本で起きる各種災害、それらへ対して適切な対応をされて多くの日本人の命を救っている『実績』が正しく評価され、また中 国・巻小田・北朝鮮のようなならず者国家が虎視眈々と日本を注視している現状を鑑み、期待が高まっている現れだと思います。
 何度でも言いますが、震災時に私達被災者を助けて下さった自衛隊の皆さんには心からの感謝を捧げたいと思います。


 さて、今日は記事を貼らずに考察をしたいと思います。テーマは『リベラルはどうして現実と乖離しているのか?』ですね。あぁリベラルは民主党とか、左翼とかと言い換えても意味は同じになります。

 まず、ですね。政治的には様々な問題があります。例えば道路一本造るにしろ、地権者の同意、環境への配慮、工法や工期の設定、規模や業者の決定等々様々なものを決めなければいけませんね?
 大事なのは『複数個選択肢があり、しかも二つ以上正答がある』からです。
 これも例えるならば道路の太さ、片側一車線にして予算を抑えるのか、それとも片側二車線にして渋滞を緩和するのか。
 予算的な意味で見れば小さい方が効率的――と一概にも言えません。
 何故ならば将来的にその道路近辺の開発をするのであれば、拡張工事をしなくて良い分、最初から太い道路を通した方が特だからです。
 例の二つの選択はどちらとも正しくあり、そして間違っても居ます。

 この例は極端な例――では、なく有り触れた話です。道路一本造るにしたって様々な苦労があると。
 さて、以上を踏まえての話ですが、私達は現実に生きていますよね?どこぞの映画のように半生がドッキリだった訳でもないでしょうし、はたまた仮想現実の世界でもありません。想像するのは楽しいでしょうが。
 なので私達は現実に生きなければいけません。予算もそうですし、安全保障や外交、日本が直面している脅威へ対して手を講じなければいけません。
 従ってそのような国の運命を左右するような政策や外交に関しては、当然答えが複数個あって然るべき
です。

 安全保障を例に出せば、現政府は日米安保を柱に自衛隊の離島防衛力を向上させつつ、インドやオーストラリア等の反日ではない信じられる国家と結びつくのが命題にしているようです。
(極めて個人的には台湾を国家として承認した上、同盟国として受け入れるべきであると私は思いますが)
 勿論米国との安保を打ち切り、特定アジアに媚びへつらって日本は永遠に謝罪と賠償を続けなければいけない――という、考えもあって当然です。私はそれを受け入れる事はしませんが、意見の一つ、取れる選択肢の一つとして存在するのは当たり前だと思います。


 ここからが本題なのですが……俗に『リベラルはスローガンしか提示しない』のに皆さんはお気づきでしょうか?
 戦争反対・原発反対・対米追従反対・文化共生・差別撤廃……と、まぁ私も少なからず賛成するスローガンが多々あります。
 ですがそれ『だけ』なんですよ。彼らは『スローガンを提示するだけしておきながら、そこから一歩足りとて踏み込もうとしない』んです。分かります?
 普通であれば、

「これこれこういう目的がある」
「そして手段は○○と××がある」
「短期的には○○が有効、しかし長期的には××か優れている」
「話し合った結果、ある理由からで○○という手段を取るようになった」

という流れで政策が実行される流れになりますね。途中に議会や国会、場合によっては寄り合いや家族会議を経て実行に移されるでしょう。

 ですがねー、リベラルはそうじゃなくてですね。なんて言いましょうか、こう、『スローガンしか言わない』と。
 ただただ「○○反対!××は許さない!△△を守れ!」と言うばっかりで、具体的にはどうこうという案を提示した事は殆どありません

 安全保障にしたって、彼らの言う対米追従路線とやらも分かるんですよ?アメリカの政策へ対して自衛隊を巻き込みたくない気持ちも分かります。そりゃ私だって日本人大事ですから。

 でも、それで思考停止するのはただの現実逃避だと思うんですよ。どうしてかと言えば日本の周辺には中国・韓国・北朝鮮のようなテロ国家があるのですから。
 西側のフリをしていた韓国は再び中国の属国へなる道を選んだようですし、北朝鮮は言うに及ばず。
 中国も西沙・南沙諸島を武力で侵攻している真っ最中。台湾有事や尖閣諸島への侵攻が何時あったっておかしくはないと。

 彼らへ対抗する――ぶっちゃけ、『アメリカを巻き込む』ために日本はアメリカ度同盟国でいなければいけない――そう、私は考えています。


 ……ま、理想論やら希望や夢は大事ですよ。時としてそれはかけがえのないものですから。
 でもですね、『それが本当に実現可能なのか?』の振り返る必要があるでしょうね。
 そうでなければ2009年のように『政権交代詐欺』は何度だって起きるのですから。

 私が思うに、彼らリベラルと称する方々がどうしてキャッチコピーだけ、はたまたスローガンだけが勇ましい、という理由は、

『具体的にあれこれ解決方法を提示すると、現実と理想との齟齬が見えてきてしまうため』

だからだと思います。


文責;弾犀@奇蹄類


人気ブログランキング様へ参加致しました。記事にご賛同・ご理解頂いた方は、下記バナー画像をクリックして下さると私のブログへ票が入ります。どうぞ宜しくお願い申し上げます)
inserted by FC2 system