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アメリカ大統領選挙について 〜ならず者の最後の拠り所は差別主義〜

 アメリカでの大統領選挙、その党代表を決める予備選挙が行われ、少し前まで日本でも盛んに報道されていましたね。特にトランプ氏の言動が。
 彼の思想や信条、言動がコロコロ変わる所は維新の会の橋下代表を彷彿とさせますが……まぁ語る前に「国家に友人はいない」というの大前提です。

 というのもそれぞれの国の指導者は自分の国を守るのが当たり前です。逆に自国を疎かにして他国を優先するなんて以ての外。
 もしもこれをしてしまえば朝日捏造新聞政治部次長、高橋純子女史のような、「反日売国奴」と罵られてしまうかも知れません。要注意です。
 自国の国益と他国の国益を天秤にかけ、自国を優先するのは当たり前。そうしないと国が滅びます。という政財施策一つとっても人は死ぬのですから。
(2009年以後、円高を放置し続けた民進党政権下での失業者の数を思い出して下さい)

 ならば『日米同盟なんて破棄すれば?』と極論へ走る方も結構居るでしょうが(それはそれで自由ですけども)、それもまた極論。
 確かに国家に友人は居ません。しかし『行き先が同じであれば同じバスには乗れる』というのも確かだからです。これを否定してしまえば日米安保だけでなく、NATOやEUその他の理念の全否定になりますが。

 以上を踏まえて――アメリカ人がアメリカの国益を守ろうとする大統領を選出するのは当たり前。私たちには止める権利も持ちませんし、してしまえば確実に内政干渉、且つ外交問題へと発展しかねません。
(個人がする分には勝手でしょうが)
 なので誰が、どのような候補が来たとしても私たちは現実を受け入れ、最善かそれに近い選択肢を取っていく。ただそれだけが唯一にして出来る道でもあります。

 ……ただ、トランプ候補に関して言えば、彼自身の政策や理念について疑問符を持つような所が多々ありますが――それを補ってあまりあるほど、反トランプ陣営が胡散臭すぎる。
 氏の選挙海へユダヤ人男性とムスリムの女性が入り、妨害をした場面が映りました。
 他にも黒人が前へ出て来て「差別だ!差別だ!」と騒ぎ立てるようなものもあり……これ、言論弾圧と何が違うんでしょうか?
 トランプ氏にも言論の自由があり、またそれを支持する人達がおり、正式な手順を踏んで言論で演説をしている訳です。
 それを自分達が気に食わないからと言って、意見が異なるからと言って、他人の集会へ乗り込んでいって妨害する行為。これは言論弾圧であると私は思います


 私はトランプ氏を支持していません。幾つか共感できる所はあるものの、そもそもが大阪維新の橋下代表の如く、いい加減で整合性がとれてないからです。
 ですがそれでも尚、彼を選ぶのはアメリカ人であり、多くの民意を得ています。数々の予備選挙で勝利を収め、共和党の候補としては(2016年3月末時点で)最も有力な候補になっています。
 これは『アメリカ人の民意の表れ』以外の何者でもありません。


 日本のマスコミ――と、衰退しつつあるリベラルを掲げていれば食えた欧米のオールドレガシーはトランプを表する際にこう言っている場合が多い。

「トランプ氏は低所得層の不満を解消する上での支持を受け、票を伸ばしているに過ぎない」
「従って彼は民意を代表していないだろう」

 ……なんかもう嫌になりますよね。『自分達と違う考えは○○(低所得・低学歴・低社会ステータス)だからだ』っていう“差別極まりない考え方”は。
 誰それがどう考えるの、それは個々人にしか分からない事であり、○○を応援しているのが仮に社会的な弱者であっても、それは善意で応援しているかもしれないのに。
 同様にEUで着実に支持を伸ばしている反移民政党にも、レガシーメディアはそう言って攻撃しています。他にもっと言うべき事や調べるべき事があるんでしょうに。
 そして氏の得票を見るに、そんなレガシーメディアの衰退とは裏腹に支持を得てしまっているようですけども。

文責;弾犀@奇蹄類


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